ゲーフラ職人の青赤徒然観戦記

東京の事を中心にいろいろ突き刺してます(笑)
ついでにマンガも描いてます(笑)

元青赤のあの人は今~じゃあボールで~

2018-06-28 11:23:00 | 日記
去年、13番のユニフォームを買った人は大変ですね。

だって、あんな戻り方されたら
おちおち着てられないでしょ。

というかそもそも川崎にすら既にいないし。

燃やすよりも東南アジアに寄付する事を
おすすめします。

さて、なんか東京から川崎に移る時は
どいつもこいつも後味悪い感じになる
傾向があるように思いますが、
良好な関係を築いて川崎に帰っていった選手もいます。
それが今回取り上げる・・・

佐原秀樹!


桐光学園時代は中村俊輔と同期。
川崎に加入後はブラジルの名門グレミオに留学するなど、
早くから将来を期待されたCBでした。
そんな中、怪我や同タイプのCBが
台頭してきたこともあり、出番は減少。
不遇の時期を過ごしていた佐原に
2007年末、東京がオファーを出します。
川崎からは
「一度外を見てきてもいいんじゃないか」
と言われ、オファーを受諾。

しかし・・・加入当時の佐原は「転校生」のような状態(笑)
空き時間に誰も声をかけない状況に、
佐原は同じく期限付き移籍をしていて、
やっぱり転校生状態だった荻晃太と仲良くなりました(笑)

でもサッカーはやっぱりボールがあれば分かり合える。
トレーニングや練習試合を重ねていくうちに
どんどんとチームになじんでいきました。

そして東京でのデビュー戦を前に、
城福監督(当時)が佐原に声をかけます。
「お前に必要なのは「冷静にファイト」これだけだ」と。
そう、当時の佐原はやんちゃなあまりに手癖が悪かったり、
ラフプレーが多い選手だったのです。
能力は高い。それをフルに活かす為には
冷静にやることが一番重要だったのです。
その後はレギュラーに定着。
時にはデビューしたての椋原に
「ちょっとフッキ削って来い」と差し向けたりもしました(笑)


そんな中でターニングポイントとなったのが、
アルウィンで開催されたナビスコ杯清水戦。
この試合、佐原は警告2枚で退場処分を受けます。
そしてその直後のFKを決められ
同点に追いつかれ、結局引き分け。

試合後、城福監督(当時)は佐原を叱責します。
「佐原、お前がいたらどうなっていたか。肝に命じておけ!」

これを境に、佐原のプレーは変わります。
わりとかなり冷静に
クリーンなプレーを見せるようになります。
そこで向かえたアウェイ等々力での多摩川クラシコ。
城福監督はキャプテンマークを佐原に渡します。

そこで伝説の名言が生まれる!

キックオフ前のコイントスに勝ち、佐原は一言。
「じゃあボールで」
目の前でそれを聞いた川崎のキャプテン・中村憲剛は爆笑。
現在のコイントスは勝った方がエンドを選び、
負けた方が前半のキックオフをする。
どうやら佐原はこのルール変更を知らなかったらしい(笑)

そしてその試合、
東京は今野が一発退場となりながらも、
赤嶺のゴールを守りきり、1-0で勝利。
キャプテンマークを巻いた佐原は試合後、
歓喜のシャーをやりました。


そこからさらに1年。ナビスコ杯決勝。相手は古巣川崎。
このシーズン、佐原は怪我に悩まされ
出場機会が減少していたものの、
決勝には途中出場で優勝に貢献。
ついに佐原自身にとって
初のタイトルを獲ることになったのでした。
ちなみに佐原は現役生活で
出場した多摩川クラシコは全勝。
おそらく彼一人しか成し遂げていない記録でしょう。

そんな夢のような時間も終わりを告げます。
2009年限りで期限付き移籍が満了となり、
川崎に復帰する事が発表されます。
その翌日、東京のファンの集いが行われ、
その会の最後に、引退する浅利や
長年在籍し移籍が決まっていた藤山らとともに
佐原も挨拶をする事になりました。

「13年間のプロ生活のなかで、
 たった2年間しか東京にいませんでしたが…」
そして
「残念ながらFC東京のことが大好きになっちゃいました」


記憶に残る名言を残し、佐原は東京に別れを告げたのです。

翌2010年を最後に現役を引退。
引退前最後の東京戦も出場し、しっかり勝利(汗)

現在はスクールコーチを経て、川崎U-12の監督をやっています。

やんちゃな悪童が子どもたちに
「冷静にファイトだ!」
って指導しているとかいないとか。




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