遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

潮路句会例会

2019-09-17 16:03:35 | 日記
令和元年9月17日(火)

潮路句会9月例会

日時 : 令和元年9月14日(土)13:00 ~
場所 : 大手コミュニティー・センター
兼題 : 1)硯洗、2)瓢、3)当季雑詠

鶺鴒の己が影まで叩きをり     玲 子


9月14日は敬老の日の前日のため、子供連が
早朝から太鼓の練習をして居り、午後からも
その特訓のため大会議室を使用していた。
止むを得ず、我々の句会は隣の会議室へ、、、
句会の準備(机の配置、用紙配布等)を始める
間は太鼓も休憩(1時まで昼食等)タイム。
句会が始まる頃から、再び賑々しく太鼓の音、
時折、中断しながら、、、句会が続く、、、

今回の兼題の「硯洗」は難題で、初めての季語
日常殆ど、硯を使用することなく過ごし、、
年末に賀状を書いたり、文化祭の折に短冊に
書くのも「筆ペン」という便利な物が在り、硯
の存在すら、、ハタと困り、以前子供が書道で
使っていたが?、子供部屋にも見当たらず、、

兼題の{硯洗」は7月6日の夜、神前に供えた
御手洗の水を使い、硯を洗う。7月7日の朝
洗い清めた硯に芋の露や稲の露を受け、墨を
摺り短冊に願い事を書くための行事とある。
私の様な者が手にするものではないと、アキ
ラメ、、ところが句仲間に「端渓」の硯を
所有される方がお見えになり、、、、。

瓢(ふくべ)瓢箪は、瓢箪の形(くびれ)を句に
された方が多かった

瓢箪の器分けをるくびれかな

大小の瓢くびれて下がりをり

瓢箪の括れ様々象られ

今宵もと瓢の酒に酔ひしれる



潮路抄

桐一葉古刹の静寂そこなはず    玲 子


稲雀田んぼアートを鑑賞す     勝


物干へ韋駄天奔り秋夕立      美保子


秋暑し天守への道坂の道      魚 青


役目終へ案山子納まる小屋の隅   輝 子


端渓の模様の硯洗ひけり      美智子


虫の音の一つ一つを聴き分ける   政 子


写経終へ古き硯を洗いたる    セツ子


拝み太郎拝みし儘に夫を喰ふ    ヤギ爺



次回、10月12日(土)13時~
兼題 : 1)夜長、2)良夜、3)当季雑詠
場所 : 大手コミュニテイ・センター



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