筑波大学 野生動物研究会 個人的発言(ブログ)

野動研部員が日々思った事や活動の一部を記録しています。

★乗鞍でヤスデ調査

2005-10-27 10:15:41 | Weblog
21日は構造色シンポジウムの前日だが、ヤスデ研究者の調査アルバイトが入り、朝早くから岐阜県へ向かうこととなった。目的はキシャヤスデの近縁種についての色々で、専ら夕方から活動開始するという。乗鞍のふもと標高1300m地点で、約50cmおきに歩いている個体を片端から捕獲。300頭以上採集した。大量発生期には道路一面に群がるという。普段、目的が大量に捕獲できる機会はあまりない虫屋の私なので、非常に爽快であった。

★獨協医大のゲストルーム

2005-10-25 21:03:16 | Weblog
今週水曜日、大坂大学で行われる構造色シンポジウムのポスター発表の打ち合わせを、獨協医科大学で行いました。発表まで時間がないということで、夜遅くまで大学で仕事をし、旧独身寮のゲストルームで宿泊しました。トイレ風呂キッチンテレビがついて1人部屋が1泊1000円という究極の安さで非常に快適。

★学園祭終了。

2005-10-18 10:25:29 | Weblog
 今年の学園祭は去年に続き雨でしたが、台風でなく風雨も弱かったので、3日間とも開催する事ができました。活動記録を更新していますのでご覧下さい。

 たこ焼き販売は、雨で延期になったり再開したりで振り回されましたが、何とか500食以上出す事が出来ました。去年の課題だった、「たこ焼きについた油で容器が溶ける」件は、オークションで購入した厚紙製のトレーで完璧でした。

 展示は教室の場所が悪く客も少なかったのですが、展示の質は去年より何倍も良くなったと思います。それでもまだ準備不足で、標本の数が少なかったり日記が間に合わない等、結構な課題が残りました。はがき販売の方はやはりコスタリカの写真、特にハチドリのかわいい写真がよく出ました。

インキュベータ-

2005-09-30 14:54:09 | Weblog
今週、卒研で使っている低温インキュベーターが故障するというアクシデントがありました。
インキュベーターは昆虫の発育を止めるために使うのですが、折悪しくも故障した時点でインキュベーター内には、


・ガの蛹
・ガに寄生する寄生蜂の蛹
・寄生済みのガの卵


が入っていました。特に最後の「寄生済みのガの卵」は、ハチの交尾→ガの産卵→交尾済ハチの産卵、という3つの段階・数時間の作業を経て得られる、ちょっと手間のかかったものです。通常この卵はインキュベーターを使って孵化直前の状態で発育を揃えてから飼育を開始しますが、今回は故障によってインキュベーター内が設定温度の10℃どころか70~80℃にまで達して哀れにも全て蒸し焼きになってしまいました。さらにガとハチの蛹も蒸し焼きで、私が使用している昆虫の個体数が半減するという事態に陥っています。

インキュベーターにこれだけのものを入れるのは月に一度か二度なのですが、ここまで見事なタイミングで故障を起こされるとは……
普段犠牲にしている虫の祟りでしょうか。今年の虫供養に行かなかったことが悔やまれます。

清野

大手町インセクトフェアその2

2005-09-29 09:58:51 | Weblog
 フェアから帰ってくると、買っておけばよかったと思うものが結構あるものです。
フェアの間は、潜在的に心に異常をきたしているようです。自分では気づきません。

レスプレンデンスとして購入した例のプラチナですが、クプレオとは裏の腹側で判別するようです。海野和男氏の大昆虫記では、全く違う光沢をしていました。結局、ラベルは合っていて、持っていたレスプレンデンスを2頭、購入した事になりました・・・


大手町のインセクトフェアその1

2005-09-27 13:04:46 | Weblog
23日、サンケイ会館のインセクトフェアに行ってきました。
標本即売会では日本最大で、去年から2フロアを貸切って行われています。

今年の目的はプラチナコガネと輝く虫でした。今年採集できなかった種を購入しようと思っていたのですが、去年より出店数が少なかったように思います。あまり売られていませんでした。

プラチナは同定が難しく、販売されているものでもしばしば間違いがあり、稀に高価な種が安く販売されていることがあります。特に今回迷ったのがP.resplendensとP.cupreomarginataの2種で極めて酷似しています。前者は3000円程度、後者は8000円程で売られていました。ある店でreplendensのペアが6000円で売られており、1頭がresplendensにしては光沢が強く、やや円みを帯びている感じがしたため、cupreomaeginataかと思い、後者を高く売っている店で種の特徴を抑えようとしたのですが、パッキング状態からはあまり形態が見えませんでした。

結局、cupreoだったら安いと期待して購入しましたが、家に帰って図鑑で調べても、種判別の決定的な特徴は見つかりませんでした。交尾器の形状は違うようなので、解剖して見るしかありません。

またP.argenteolaと書かれていた金色の個体を、P.wolfi、P.dzidorhumの可能性もあると考えて8000円で購入しました。こちらも見比べたことがないので迷っています。


大嶋私事 9/23

2005-09-27 10:02:24 | Weblog
SKの川虫取りの後に堀田と二人で取り残され、2時間待たされてからお迎えが来て一泊4000円のバンガローに泊まりました。目的は霞ヶ浦の魚を山の中で食べるためだったそうです。
 供試した魚は、ウグイ15cmとギルティ18cm5匹とボラ35cmです。私はわずかに試食した程度ですが、ギルティとボラに関しては企画者がほとんど一人で食っていました。
 また今朝はアルミ缶で湯を沸かしてカップラーメンを食べました。最高のコンテクストでした。工夫次第でどうにでもなるということがわかりました。
 それはそうと、H.博士の自動車に乗りました。過去にないことのように思えます。CVTで実に快適なものです。調べたら、6速電子制御セミオートの機能を持つものもあるようです。できればそちらを買ってほしかったね。 
                                    大嶋

ブログ形式にしました。

2005-09-26 14:43:23 | Weblog
個人的発言(日記)は更新が面倒なのと、HP管理人に文章を渡さなければ更新されないので、こちらに変更しました。画像も貼れますし自由に書き込み出来ます。