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人生いろいろ

2016-10-07 23:10:53 | 日記
「人生いろいろ」と島倉千代子さんが唄った。それを小泉純一郎首相が国会答弁に借用した。ふざけた答弁だと怒る人もいたが、首相一流のユーモアと聞き流す人の方が多かった。人生いろいろ、そのとおり、いろいろである。百人百様、万人万様である。


生まれ方が違う。国内に限っても、北海道に生まれるのと、沖縄で産湯を使うのとでは体質の基本が異なるような気がする。北海道には学生時代の友達が何人かいたが、沖縄生まれの人で親しくなったのは1人しかいない。金持ちの家に生まれた連中も少なからず知っているし、その反対の人間は自分自身も含めゴマンと知っている。人生は、財によっても変わる。金に左右されることもいくらでもある。


死に方も多種多様である。 癌で死ぬ人が4人に1人の割合から3人の1人に近づいているという話を、テレビで観たのか、何かで読んだのか忘れたが、記憶に残っている。先月、胃カメラと大腸の内視鏡検査を受け、そのときに、大腸からとったポリープの病理分析の結果が、数日前に、陰性と知らされた。家人が「安心した」と言い、私もほっとした。ほっとしたのは、癌→死の連想から恐怖のことではない。と書くと、誰もが、嘘だと言うだろうが、本当である。私の一安心は、面倒にならなかったということである。もしポリープが悪性だったら、また入院してあれこれの再検査が行われ抗がん剤とか放射線とか、手術などの話が出てくるだろう。それは考えただけでも面倒くさい。人生いろいろ、死に方もいろいろである。私がイヤなのは、長い時間をかけるもの、苦痛が続くものである。つまり、私の希望は簡単死である。アッといったが、この世の別れ型である。 奈良にポックリ寺というのがあって、連日、老人たちが押し寄せているそうだが、その人たちの願いと私の望みは全く同じである。

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