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大腸ポリープが見つかった

2015年12月23日 | 日記
 糖尿病外来の血液検査で、『貧血』という状態が何回も出てきている。栄養面での欠損はない。鉄分の不足もない。そういうことで、大腸内でのポリープでの出血の可能性と『胃』と食堂付近の出血も考えられる。時々、逆流性食道炎みたいな感じで、夜間、横になっている状態で、胃液が逆流してきて目が覚めることがある。

 お腹の膨満感を感じられるのは、糖尿病薬のメトグルコの服用で起きている症状であると思っている。その副作用があることは以前から承知していた。
 しかし、取りあえず、大腸の内視鏡検査をしてみることになった。ポリープが5カ所ほど見つかった。大腸内視鏡検査は、一般的な医療行為になってきていて、ネットで画像や映像を見ることができるので、画像や映像は省略する。
 
 2型糖尿病患者は、絶食で下剤で腸内が空になるので、低血糖を起こす可能性があるので、錠剤もインスリンも終了して食事が出るまでは、使用できない。
 
 心臓関係の薬は飲むことを許されるが、検査直前では、少量の水で服用する。
 大腸は、小腸との繋がり部分では、殆どが水である。従った大腸の機能である水分吸収再利用のシステムがあり、大腸はかなりの水分で満たされている。内視鏡での画像に泡が見えることもある。

 問題は、即、ポリープ除去というわけにはいかない理由があった。わたしが、循環器内科での心臓の冠動脈狭窄箇所にステントの留置をしていることで、抗血漿板薬、バイアスピリンを服用しているためである。これは、血液中に血栓や血小板などが集まり血管を塞ぐことを防ぐ役目がありますが、出血箇所の血液が止まりにくい作用があります。

 
 電気メスで焼いてもポリープ内に太い血管が存在した場合など止血できにくい場合があり、クリップで留める、縫う事と同じようなことなのだが、後で便とともに排出されるので問題はないが、出血が止まらない場合が心配される。

 私の場合は、循環器内科の医師が、今の医療機関に不在となってしまった事が問題になってくる。
 
 今、かかっている医療機関では、循環器内科医がいなくなってしまった。仕方がないので、外部の医療機関の循環器内科で、心臓とその冠動脈のマルチCTスキャン64列での画像を中心とした検査をしてきて、問題なしということになった。
 が、その循環器内科の医師を主治医にしていないことで、他の医療機関への責任あるアドバイスは拒否されるだろう。

 その外部の医療機関での検査の際には、服用医薬品を画像とともに記した、調剤薬局が提供してくれるプリントをお薬手帳と共に提供している。最後の検査結果を聞く際に、薬の処方はどこでするかということになり、『現状の糖尿病外来に』、という私の発言に、外部の医療機関の循環器内科医は、主治医としないのであればと、それでは来年また検査しましょう。となり、やれやれ困ったことになってしまった。そんなことが、今年の秋にあった。医師として当然のことであろう。

 さて、今回の大腸ポリープ除去に関して、循環器内科の医師の判断を仰ぎ、バイアスピリンの服用を止めることに許可を求めることになった。万一に備えてのことではあるが、今の医療機関には、循環器内科の医師はいない。結局、2型糖尿病治療の内科医にその結論を押しつける結果になってしまった。無茶苦茶な話である。

 循環器内科の医師の居なくなったのは、今の医療機関の責任である。そのことを無視して、院長が自ら、糖尿病内科医と打ち合わせをして、この患者の場合は、手術医療行為などがあった場合は、循環器内科の了解を取る事例が多くなることで、循環器内科が存在する医療機関に移り、そこでの総合医療を進めたほうがいいのではないか。としたカンファレンスが必要ではないか。

 大腸ポリープは、癌化の恐れがあるとすることで、除去を奨励するのが、一応常識になっている。

 私の場合は、かなり大きなポリープもみつかっている。
 
 変な例だが、『10年物、20年物のポリープ』、言い換えれば、10年成長を続けてきたポリープ、20年成長つずけてきたポリープといえるポリープも存在する可能性がある。
 
 その間に癌化することもなく生存できたことは、加齢とともに、顔に『イボ』ができたり、その『イボ』が大きくなったりすることもありるのと同じことではないか。

 また、体質によるが、『アテローム』という脂肪の塊やそのたの物質の塊が大きく成長する人も多く存在する。私がそのアテロームができやすい体質だ。
 
 大腸にできるポーリープも、全て除去する必要があるか無いか、医学の進歩状況によっては、悪性、すなわち癌化、或いは癌そのものであるか、無いか、判断の上で、除去するための出血やリスクなどの判断で、温存しても差し使いはないことだってあるだろうと思う。こうした技術もできてくるだろう。
 
 只、残念なのは、医療費削減を言う厚労省でも、担当者に多く存在する医師免許保持者などで、癒着構造にある、医学製薬業界での通念として、医療現場での患者本位の医療行為の意識が薄い状態だ。
 
 要するに患者本位と言う建前よりは、医学、薬学、官僚の組織の温存が第一である現状、患者は、何らかの圧力を与えられる地位にいるか、或いは家族や縁者に圧力を掛けることの人物がいないと、確りとした医療が受けられない状態にある。マスメディアでの人気を得る話題の患者になるか? こうした後進国性は、ヨーロッパ諸国やアメリカ合衆国などの先進国にも多く存在する人間の宿命的な性癖である。 
 権力者が、権力欲の顕示のために激しい闘いをする国もあれば、権力構造が歴史的に残る国家もある。
 
 日本がそうだ、明治維新でできあがった政治、官僚、財閥が婚姻や共通の権益のために作った構造が今に残っている。薩長閥の安倍政権がその良い例で、岸元総理、佐藤栄作元総理、安倍総理と続く戦前回帰を望む家系である。『愚民は黙れ、俺に従え』右翼の全体主義思想である。

 どんな医療機関でも、都合の悪いことは、建前論で押し通すことで、問題点を収束する方向へと進むだろう。医師は立前上、詫びる行為は避けなければならない。医療過誤が存在してはならないのだ。患者の生死に関わる問題以外は闇に葬られる現状がある


 

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