2型糖尿病の爺 病気で ドットコム

貨幣は、貸借関係で存在します。貨幣に金や銀の裏付けはありません。
貨幣の裏付けは、供給能力です。

 

もう一度原点に返って、貨幣とは、どんな仕組みで発行されるのか、

2020年05月22日 | 日記

 貨幣の発行

 

  すみません。少々眠い状況で投稿しましたので、脈絡の続きがズレたりしてます。申し訳ありません。意味は受け取っていただけると思っています。

 

 貨幣は銀行預金で発行されます。

 下のイングランド銀行の翻訳文章は、イギリスの中央銀行で、日本銀行に相当します。そのイングランド銀行が、貨幣の仕組みを圧倒的な多数の人が、間違った理解をしており、その啓蒙で作ったパンフレットに書かれている事実だそおうです。

 

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 ここで、述べていることを解説をすると、

 

 『商業銀行』というのは、ノンバンク以外の、信用金庫から地方銀行、都市銀行などで、融資を行える銀行業務をしている、所謂、市中銀行を意味します。

 

 『新規の融資を行うことで』

 例えば、個人で『住宅ローン』の契約をしようとして、色々な検査や証明書を添付して申請書を提出して、認可が下りると、要望融資資金の¥3000万の融資がされます。

 

 下の画像は、銀行が貸し出した¥3000万を預金通帳にデジタル情報として印字されています。これで、住宅ローンは貸出がされました。

 

 さて、この¥3000万は、どこから出てきた金額なのでしょうか。

 

 私たちが銀行に預金してる膨大な預金から、又貸しをしていたのでしょうか。

 

 そいうではないのです。上のイングランド銀行の『新規の融資』で銀行預金という形式で貨幣を創造する。と書かれています。

 

 私たちの銀行に預けてある、預金からの又貸しではないのです。

 

 銀行は、何も無いところから、預金として貸し出すと、貨幣が生まれるのです。ここが理解できな大きな部分です。深く考えずに、そうして事実を元に銀行は業務を毎日行っています。

 

 法的な規制などがあるようですし、無制限に貸し出しはできませんが、理論的には、銀行は無制限に貸し出しをして、貨幣の創造ができることになっています。

 

 この銀行の貸し出した、『預金』という貨幣の発行で、住宅ローンで借りた¥3000万は、市中銀行の『りそな銀行』からの融資だとします。

 

 建設を依頼していた会社の銀行が、『三井住友銀行』だとすると、住宅ローンを組んで借りた資金が、りそ銀行から、三井住友銀行の建設会社の口座に振込まれます。

 

 振り込まれた、三井住友銀行は、りそな銀行からの振り込みと確認をします。りそな銀行は、日本銀行に当座預金口座をもっています。三井住友銀行も日銀の当座預金の口座があります。

 

 市中銀行は全ての銀行が日本銀行の当座預金口座を持っています。そして日本一大きな、NPO法人の日本政府も日本銀行に当座預金口座を持っています。

 但し、民間企業や一般民の国民はこの口座を開設することはできません。 

 

 りそな銀行から貸し出された¥3000万を銀行ローンを組んだ人が、三井住友銀行の建設会社の口座に振り込みます。ここで、¥3000万の資金が貨幣として振り込まれることになります。

 

 建設を依頼された、会社は、設計事務所、建築資材の購入、下請けへの支払い、会社の従業員への給与の支払いを、それぞれに銀行振り込みで行います。

 

 前述したとうり、振り込まれた三井住友銀行が振り込んだきた銀行が、りそな銀行と確認をして、りそな銀行に決済を依頼します。

 

 りそな銀行は、それぞれに持つ、日本銀行の当座預金口座で三井住友銀行の当座預金口座に¥3000万を振り込んで、決済行為をして、取引は完了します。

 

 後は、社員などが、欲しい現金紙幣をATMから引き出したり、して実際に貨幣として、経済的な行為として使用したり、貨幣がデジタル情報の数字のままの場合として銀行振り込みや電子マネーとして流通してゆきます。

 

 ここで、住宅ローンを組んだ負債としての毎月の返済行為が行われます。

 

 この返済行為は、預金通帳に印字された¥3000万の返済が分割で毎月、支払いをしてゆくことになります。その住宅ローンの負債の返済は、返済ごとに、貨幣が消えて消滅します。

 

 借金返済をすると、その分が市場から貨幣が消えてなくなります。

 

 しかし、振り込まれた、¥3000万は、いろいろな形で、それぞれの場所で『所得として』生まれて、色々な形で消費されて、その消費された金額がモノやサービスの形で、買われ、売られ、を繰り返して、¥3000万の何倍もの所得を生んで貨幣経済が発展してゆきます。

 日本のこうした貨幣の動きの国の企業や国民の所得の合計が、これがGDPなのです。

 

 

 銀行の貸出として、預金通帳の¥3000万が印字されています。昔は万年筆で書いたそうで、万年筆マネーと言われたそうです。

 

 

 

 上の図は、左側の生産者がモノやサービスを生産します。ここの表現で、不審に思うとしたら、サービスを売る、ということだと思います。

 

 サービスとは、医療と介護などとか、生産物といしての品物以外にお金を支払うことは殆どがサービスになります。

 

 NTT東西の固定電話、光回線を使ったパソコンのインターネット、スマートフォーンによる色々な通信手段、インターネット、などなど数えるの草臥れるくらいのサービス業が充満しています。

 

 こうして、生産者がつくった商品を売る、コンビニ、スーパーマーケット、などで消費行為をする、そこの会社員、公務員などのサービス業に携わる人も所得を得て、色々な買い物をして消費者になり、生産者も消費者になります。

 

 この循環が起こり、消費とその売り上げで所得を得て、消費をする。これが経済なのです。ここに貨幣が登場して、その貨幣の発行の一つが、銀行預金ということなのです。

 

 銀行が貸し出しを行うと、その金額が預金通帳に書かれると『貨幣が創造』されて、その預金が使われて、循環してそれぞれのところで、所得となり消費が起こり経済の循環がおきることになります。

 

  銀行が貸し出しに、預金通帳に金額を印字した時点で貨幣の創造をしているとの説明をしましたが、この借入を返済すると、その金額の貨幣が消えてなくなります。本当に消えて無くなります。まるで、ブラックホールに吸い込まれてしまうように消えてなくなります。

 

 この貨幣の消滅ではなくて、政府が貨幣を使って市中での消費に使うとGDPが伸びるのですが、借金返済や、国債の発行額を減らす行為は、デフレがドンドン進むことになり、経済の発展にも、何のことにも寄与しません。財政破綻はしないからです。

 

 財務省が、国の借金として、国債の発行額を消費税で徐々に返済をしています。その返済された国債、別名、貨幣発行の根拠になっている政府の負債を消滅させて、貨幣を失っている現実があります。

 

 次回でこの国債発行が貨幣発行に必要不可欠なのを述べます。

 

 


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