2型糖尿病の爺 病気で ドットコム

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京都大学 iPSで、T細胞を創ったらしい。

2018年05月25日 | 日記
 京都大iPS細胞研究所の金子新准教授らのグループは、がん細胞を攻撃する免疫細胞「キラーT細胞」を活性化する「ヘルパーT細胞」の能力を持つ細胞を、ヒトの人工多能性幹細胞(iPS細胞)から作製したと発表した。ヘルパーT細胞はさまざまな種類のキラーT細胞を活性化するため、幅広いがん細胞の攻撃につながる。がん患者の免疫機能の強化や治療への応用が期待できるという。成果は25日、米科学誌「ステム・セル・リポーツ」電子版に掲載される。


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 上の記事は、毎日新聞のWeb版から。

 以前にこのブログで綴りました、胸腺で完成される、『T細胞』は、20歳くらいで衰える胸腺の性質上、20歳以降に新しい免疫の司令塔が作られずに、古い免疫システムの司令塔『T細胞』を使い続けてゆく運命にあるとしました。

 その『T細胞』を新しく創ることができたそうです。

 只、胸腺で何百万種類の異物としての情報をインプットされるシステムで機能する『T細胞』。このインプットしなければならない情報はどうするのか、まだ具体的な情報がありません。

 また、医療現場に使えるようになるのに、クリアしなければならない条件があるのではないかと考えます。

 『T細胞』関連で、2型糖尿病に関することでは、前回に書き忘れたことがあります。

 T細胞が衰えて誤作動を始めると、攻撃指令の『サイトカイン』の一種が血液中に出されます。そのサイトカインでキラーT細胞などが癌細胞や、異物(細菌、ウィルスなどの病原菌)を攻撃しますが、衰えたT細胞のジュクジュクと出され続けるサイトカインが、血液中のインスリンの効果を阻害する部分が発見されています。

 膵臓のβ細胞から出てくる、インスリンが効果を出せないと、血液中のブドウ糖が細胞に取り込めないようになり、高血糖の血液が流れ続けて、2型糖尿病になります。

 この状態ですと、食べたものが、エネルギーに変えられない状態になり、その結果、身体にある脂肪がエネルギーに変えられて生命活動がされます。一種の糖質ダイエットに利用される状態になります。

 しかし、病気ですので、ダイエットとは違う状態です。身体のだるさ、気力減退、激やせ、になります。医療機関で血液検査すると、高血糖値で、脂肪のカスのケトン体が検出されます。

 2型糖尿病の初期に体調の変化で、こうした症状がでます。