2型糖尿病の爺 病気で ドットコム

貨幣は、貸借関係で存在します。貨幣に金や銀の裏付けはありません。
貨幣の裏付けは、供給能力です。

 

日本の姿 

2018年02月12日 | 日記
 現在の20歳代以下の人には、現在進行中の日本の姿が当たり前のこととなって、生きておられるのでしょう。しかし、歴史的な出来事ですが、バブル崩壊後、日本の景気は一行に上向きません。

 自民党の小泉政権で、日本型経済が壊されました。政商の『竹中平蔵』が新自由主義を日本に根付かせます。お金を稼ぐ人の税収を安くして、沢山稼いでもらい、そうした人の手からこぼれ落ちるお金で社会が潤う。という昔の資本主義への回帰論です。これは、中国や東南アジアでの安い人件費に対抗できなくなった世界の潮流ですが、一般労働者の賃金カットに進みはじめ、資本の理論の都合の良い雇用形態への推進と、資本家優遇の仕組みの固定化です。

 こうした背景には、共産主義国の崩壊があります。ソビエトの崩壊、中国の資本主義化、資本家の政治への参加(政商)日本では、竹中平蔵の暗躍で、労働者の社会主義運動の衰退。共産主義の革命は起きないとする安心感から、初期の資本主義へ後戻りしている現状があります。アメリカ型の究極の資本主義ではない、日本型の良く機能した資本主義も過去に存在していました。

 世界に類をみない、社会主義的な資本主義で反映した日本というシステムです。累進課税の完全化です。大金持ちもいない。極端な貧乏人もいない。そうした経済構造で頂点に達したことがある日本が存在します。バブル崩壊以前の日本でした。

 しかし、この理論は、戦後に奨めたイギリス、その後にアメリカが始めますが、イギリスは長いイギリス病という経済低迷時代からなんとか脱出します。

 イギリスの沢山あった自動車メーカーは殆どがドイツで製造をしています。あの有名な皇帝貴族が乗るロールスロイス車。インドで造られている、ロバー。中国でも造られています。
 イギリスブランドの車は、イギリスから消えました。でもイギリス人は自国の車意識が高いようです。あれだけ、大英帝国時代に植民地として、奴隷的な扱いを受けたのに、白人への憧れでしょうか、中国の激しい反日、韓国の激しい反日が存在します。

 特に朝鮮半島では、同じ日本人としての扱い、教育もしたし、奴隷制も無くし、ソウル大学も創り、選挙権まであたえていました。台湾では、台北大学も設立したし、選挙権をあたえる寸前に敗戦になりました。併合するというのは、大きなお世話という意味もありますが、こうした植民地政策は、白人国家には無いでしょう。

 ベトナムでフランス人が造った橋を、ベトナム人が渡るときは通行量を取ったしうです。フィリピンの原住民は、アメリカ人は鉛筆の工場は造ったが、日本人は鉛筆の作り方を教えてくれた。といったそうです。

 戦後に日本が、韓国や中国、そして東南アジアへ、ODAで近代工業化への援助をし続けます。日本の競争相手を造りつづけます。日本人には、他国を支配するという思考が無いのでしょう。同じアジア人で、韓国人の激しい優劣意識、中国人の実利主義、日本への礼節など存在していません。

 実際に、イギリスで、経済的に慢性化した景気低迷時期が続きました。イギリスは、第二次世界大戦前は、世界に君臨する大英帝国として、植民地を抱えて栄えてきました。世界の国土を有しているというのを我々日本人は勘違いしますが、もっと苛烈で徹底した儲け主義です。

 例を挙げると、イギリスのインドへ進出があります。イギリスが産業革命が起こり、蒸気機関のエネルギーで、動力を得られるようになると、イギリスの織物産業が発展します。しかし、蒸気機関で動く織物機器は、人力よりも効率が良くなり、過剰生産になります。この余剰な製品を売りつけるところが必要となり、イギリス国内の紡績に従事する人や、蒸気機関の石炭採掘従事者などの賃金を上げて購買力を増やす方法では無くて、他国へ販売先を求めます。

 インドという人口の多い国で、綿花栽培の国家にインドに手製の綿織物よりも安く売りつけて、その金で、綿花の原料を安く買い付けて、また綿織物をインドへ売りつけることを繰り返します。インドでの綿織物産業が疲弊して、奴隷化してゆきます。

 その際にイギリスに有利な契約を軍事力などのいろいろな力で、片務条約を結ばせて、インドは永遠の収奪の相手にされます。インドは多民族国家ですので、多言語民族の集まりです。一部のインド人に英語を学ばせて、インド国内に大きな格差を付けた特権階級を造り、一般人は、所謂、愚民政策で、教育を受けさせず、集団で纏まる反対運動を阻止してきました。

 
 日本国家の歴史をみても、長い縄文時代(約1万5千年続いたとされています)の後に弥生時代がきて、本格的な稲の農耕文化が大陸から入ってきます。

 稲の遺伝子から、日本のジャポニカ米は、中国揚子江の中流域の米の遺伝子と殆どがそっくりだそうです。
 
 揚子江の沿岸地域の人で、小さな木造船で、何日か沿岸魚業で漁獲をして、帰港する魚業があり、船に米を炊く小さなカマドがあったそうで、その漁民の証言ですと、台風などに遭遇すると、良く日本まで流されたと、言います。上海の沖に流されると、黒潮に乗り日本沿岸までたどり着く結果になったらしい。とされています。ここの米が伝わった可能性を示唆しています。

 稲のルーツはこうして追跡がされていますが、日本の弥生時代には、中国では、春秋戦国時代です。戦火を逃れて来た人達が多く存在していたと思います。

 また、北九州からは、朝鮮半島に近く、対馬や長崎の五島列島などと行き来していた朝鮮半島の人々がいたろうと推測されます。

 特に、朝鮮半島の百済、伽耶、新羅、高句麗と争いが激しい時期は、朝鮮半島に新しい武具などを求める動きが活発化します。文字の無い時期の日本へこれらの中国や朝鮮半島の人々の往来があったと推察します。

 北九州から中国へ渡るときに、朝鮮半島の百済が中継地点に早くから接触があったと思われます。中国からの渡航にも、百済経由が地政学的に必然であったと思われます。

 こうして、百済の文化が日本へ伝わり、隣の伽耶からの鉄器が伝わり、日本へ仏教と文字の漢字が伝わりだして、遣唐使などの交流で、中国文明が日本で花開くことになるのではないかと推察します。

 朝鮮半島は、戦乱に明け暮れている状態では、あらゆる文化・文明を受け入れていたようで、それぞれの国ごとに戦争武器の調達が優先事項であったようです。

 高句麗は、遊牧民的な生活で、軍隊は、馬に依存していたようです。高句麗との交流で、その騎馬軍団の初めてみる馬が当時の日本人を驚愕させられたと伝えられています。

 新羅という国の王や貴族の煌びやかな馬具や、装飾品が日本で発掘なれています。

 中国の書物によれば、倭国大乱とあります。大げさかもしれませんが、中国大陸、朝鮮半島から渡来してきた、人々は、縄文人との混血はあるものの、この農耕文化とともに戦争という収奪行為から、勢力争いを始めるようです。しかし、ここに特質すべきことがあります。この時代の武具には、青銅器ではなくて、鉄器の武具が使われていたそうで、日本の国内の争いには、いきなり鉄器が登場するそうです。

 権威の印としての、鏡や銅鐸などは青銅であったようですが、そそころには、まだ文字が普及していませんでした。前方後円墳の巨大な墓などが、九州から現在の福島くらい北まで存在しています。各地の豪族が競ってその権威を発揚していたのではないかとされています。朝鮮半島は、新羅が唐の戦力の援助で、朝鮮半島を統一します。ここで注意です。この朝鮮半島統一は、韓国歴史では、新羅自らが戦い抜いて統一したとあります。ここは、韓国人の大きなプライドがあり、歴史を歪曲しています。

 世界の4代文明の発祥の地、としての中国には、歴史を客観的に調べようとする意識がありますが、韓国では、世界の注目度が低いために、自国に都合の良い歴史認識を押しつける弊害があります。真実への探求や事実認識を除外して、少々の闇の部分を使ってでも、何かにつけて『大韓民国は』と言う意識を謳いあげます。その部分で日本にアジア諸国に多大なる迷惑を掛ける場合が存在します。


 ここで、特筆すべきことがあります。縄文時代は勿論、大陸の人達や朝鮮半島の人達の文化が移入しても、日本には、『奴隷制』というのが全く存在しませんでした。何故なのかが大きな疑問です。そしてこの『奴隷制』が無かったので、明治維新後の台湾、朝鮮半島、太平洋戦争中の東南アジアの人々の支配の仕方が、欧米人とはまったく違ったことになり、日本人の異質性が存在します。

 戦中戦後に、日本人が海外に住むに際して、メードや執事といった人達を上手く使いこなせない。といわれます。イギリスでは、慇懃無礼と思われる執事が登場する映画やドラマを見ます。またヨーロッパや、アジアの権力者が、召使いを使うシーンなど目にします。韓国ドラマや中国ドラマにも出てきます。

 しかし、日本人には、そうした人達を使えない性質があります。それは、奴隷制が過去の歴史に無いからでは、と言う学者がいます。他人を人とも思わぬ思い。或いは、勝者対敗者という2原論が存在してこなかった。どこかに、代3の価値基準が無意識に存在しているのではないだろうか。ということです。他にたいする何かの畏敬の念が無意識に存在するのではないだろうか、と推察します。日本人と違う他国に対して、交渉事に弱い習性が存在しているようです。


 西洋人には、一神教で、『神→人→大自然』の順番があり、キリスト教徒以外は野蛮人としたり、同じ神からの僅かな異教という意識で、ユダヤ教、イスラム教で殺し合いをしてきた。

 また、ダーウィンの『種の起源』から、アフリカの裸に近く、肌の色が黒く、呪術的な神を持つ多神教の人を、進化の遅れた猿人くらいに見下し、動物的な労働力として使役するために捉えて、売買をはじめるのである。

 ご承知のように、アメリカのジャズの発祥は、これら黒人のリズム感から出てきて、白人文化に少しずつ融合して発展した。どんな民族にも優れたものが存在する。差別するがわに弱さが存在する。アメリカの白人主義には、白人社会と自認してきた白人がマイノリティーになる怖れである。

 ヨーロッパ文化の中には、イスラム文化を多く内在している。

 一神教を信じる人に、神の存在が必要になったり、邪魔になったりしている現実をみて、その一神教の邪悪さをみるのであるが、傲慢だろうか。

 あの、ユダヤ人のアイインシュタインが、『量子力学の確率てきな与え』に『神はサイコロを振らない』と抗弁した。

 コペルニクス、ガリレオ、ニュートン、ダーウィン、アインシュタイ、そのご続く、生物学、医学、等、ことごとく『神』の否定を続けているが、いざとなると、宇宙物理学者でも、神を取り上げる。

 確かに究極に行き着くと、現在では、その宇宙の膨張速度から、電磁波では観測できない広がりの宇宙が存在していて、観測不可能な部分がある。
 宇宙物理学者は言う、我々人間はどこからきたのか、何故存在しているのかが、宇宙物理学の研究の課題であると、嘘だ、単に、『智の欲望』と名声、ノーベル賞授与により後生への『名』を残すその行為であろう。

 哲学的になってきた、現代の科学の世界の進歩。人間の知性の限界を超える世界観に近くなりつつあります。

 疲れました、続きます。