2型糖尿病の爺 病気で ドットコム

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HA1C 8.5% 先月と同じで高い状態 理化学研究所で糖鎖の研究が進み肥満に・・・・

2017年01月26日 | 日記
  理化学研究所(理研)は1月10日、マウスを用いた実験にて「α2,6シアル酸←(リンク)」と呼ばれる糖を持つ糖鎖が肥満を抑えることを発見したと発表した。


 同成果は、理研 グローバル研究クラスタ疾患糖鎖研究チームの蕪木智子客員研究員、木塚康彦研究員、北爪しのぶ副チームリーダー、谷口直之チームリーダーらによるもの。詳細は米国の科学雑誌「The Journal of Biological Chemistry」に掲載された。


 肥満は糖尿病や高血圧、動脈硬化といった生活習慣病の発症リスクを高めることが知られている。その原因の1つとして、肥満に伴って肥大化・増殖した脂肪細胞の機能異常が考えられているが、脂肪細胞の肥大化や増殖のメカニズムは良く分かっていなかった。

 
 一方で、グルコースなどの糖が鎖状につながってタンパク質などに結合した糖鎖は、がんや糖尿病、アルツハイマー病などの疾患の原因の1つとなることが分かっていたが、脂肪細胞の肥大化や増殖の過程で、どの糖鎖がどのような役割を果たしているかも不明となっていたことから、研究チームは今回、肥満における糖鎖の役割の解明を行ったという。


 具体的には、マウスに高脂肪食を与えて肥満を誘発し、そのとき脂肪細胞に起こる糖鎖の変化の解析を実施。その結果、ST6GAL1と呼ばれる酵素が作るα2,6シアル酸と呼ばれる糖が、脂肪の肥大化や肥満と関連性があることが示されたとする。


 さらに、詳細な調査を行ったところ、ST6GAL1が作るα2,6シアル酸が、脂肪細胞の接着分子とも呼ばれるタンパク質であるインテグリンβ1の働きを調節することで、脂肪の増殖を抑えていることが分かったという。


 なお、研究チームによると、実際にヒトの遺伝子解析でも、ST6GAL1が肥満や糖尿病と関係があることが、最近、報告されているとのことで、今後、肥満に関連する糖尿病、動脈硬化などの疾患の治療を考える上で、α2,6シアル酸を標的にした新たな治療法の開発が期待できるとしている。

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 上の記事はネットから

 http://ys10.jp/hikaru/about/tousa/01_tousa.html

上のURLは糖鎖の説明のサイトですが、わかりやすいと貼りました。
 
 『糖鎖』で検索すれば色々のサイトが出てきます。結構昔から、『糖鎖』の存在は知られていました。説明があります。糖鎖が色々判明して、その数は、遺伝子に比べられないくらい多く、当分は全てのゲノムの解析が終わったように、一段落という状態は遠く、継続研究が続くでしょう。研究者も速攻として評価を求める人は敬遠するかもしれません。


糖鎖というのは、各細胞の上皮に、糖の鎖が取り巻き、多くの情報のやりとりをしているらしい、と推測されてましたが、遺伝子のゲノムの解析がある程度進んだ段階で、糖鎖研究が進むのではないかと期待されていました。

 研究が進んだ大きな要因に、遺伝子や糖鎖という微少なものを視覚化できる技術が進んだことがあるようです。
 
 糖鎖は前述したように、細胞同士のいろいろな情報のやりとりなど、基本的な生命の仕組みの一つではないかと考えられています。

 『病気』とは、生命体として、生き残ってきた取捨選択、自然淘汰などの長い歴史があり、実はこの歴史は現在進行形で進んでいます。ホモサピエンスも進化の過程にあります。完成された生物ではないので、欠点を多く抱えているわけです。と説明されてます。また、同じホモサピエンスでも長く生きてきた、その場所の環境での違いもあり、多様性にも富んでいます。

 大脳が発達したホモサピエンスは、記憶量の大きさや、その記憶や新しい情報を元に考える能力を身につけて、5感や、代6感を駆使して、観測し、探求して科学の進歩が進んできました。

 しかし、ホモサピエンスの欲望に支配された天才達の探究心は、多くの『負』の部分が土台になり進んできました。
 ホモサピエンスの歴史は殺戮の歴史でもあります。その殺戮のための兵器の開発で、効率よく大量殺戮できるような研究から、人体の研究がなされています。

 また、戦争でキズ付いた兵士の治療という分野から抗生物質のペニシリンが発見されました。

 少し話しが飛躍しますが、イギリスのBBCが作ったドキュメンタリー番組をネット上で見ていましたが、初めのコメントが心に残りました。『我々、人類の惑星、地球』と始まります。一見、何気ないセリフのようですが、ここに一神教を文化の基礎に置いてきた人々と、我々日本人との違いがあるのではないでしょうか。

 一神教は(ユダヤ教、キリスト教、イスラム教)初めに天と地を神様が創った。地上には動植物を創り、土で神に似せて創った土偶に神様が息を吹きかけて、人間を創った。としてあります。地上の全ては、神の次ぎの位の人間は自由に利用して良い、という思考が生まれました。

 上のような考え方から、宇宙という大自然は人間のものなのです。ましてや、地球は人間のものなので、特別な存在である人間が自然を自由に利用して良いという発想になり、人間VS大自然となり、デカルトの『我思うゆえに我あり』で進んできた人間の発想で近代化と言われる現代が存在します。

 しかし、あまりにも巨大である大自然は、人間がコントロールできる、とする考えでは対処できなくなってきている現状があります。科学的に知れば知るほど無限の大きさを感じてしまうのですが、その自然に対抗してきた人間の淺知恵の限界を認めようとしない多くの人がいます。認めると現状の認識で富みと名声を手にした人々を否定してしまいます。

 決して、ネガティブな発送ではありません。

 一神教の世界では、矛盾の解決を先送りしています。ダーウィンの『種の起源』が出てきて、葛藤があたようですが、神の存在でタブーとされた部分から解放された科学者の研究が進むことになります。生命科学的な分野は、神の存在で公には研究できない垣根を超えました。しかし、日曜日に教会へ通うこともしています。

 アメリカ大統領の就任式では、何の疑問もなく、教会での礼拝があり、聖書に手を置き宣誓が行われます。宗教の自由をうたっている国です。イスラム教との殺し合いも続いています。

 日本人の自然観では、無意識ではあるが、ということで語る学者が多くいます。人間も地球の存在した他の生物と一緒に生きている、と言う思考です。日本人の社会では、消えつつありますが、裁縫に使う『針供養』とか『箸供養』とか色々な物に感謝する行事があります。自然のなかで、色々な物を利用させてもらっているから感謝をする、その時期を決めて、年中行事に入れています。
 
 自然は対峙して征服すべきなのだ、と言う考え方はしないのです。自然の中で育まれて生存できる人間という思考が強いのです。日本には、近代科学で進んできて、多くの失敗をしてきてます。最近の例ですと、東日本大震災があります。福島の原発を破壊した巨大な揺れで破損し、続いてきた津波で破壊された原発。

 日本の各地の原発は、新潟地震、阪神淡路大震災、新潟の内陸の山古志村の大きな被害の地震などと続き、そのたびに耐震建築基準法が改正されて、原発は耐震基準に合わせて補強工事がされてきていて、内部はかなり複雑化しているそうです。

 福島の原発では、地震で冷却ようの電源が落ちてしまい、手動装置でコントロールしようとしますが、耐震補強した複雑性で手動装置が見つからない状態にあったときに津波に襲われて破壊されたと初期の正直な報道がありました。

 どんなに最先端の科学技術でも、所詮は人間のやることで、未知の世界が99%もあり、核分裂というコントロールができないのにできると過信して、50年~100年後に自然に衰えることでしか処理できない核分裂、その連鎖反応が続くウランを放置したままで、職に付けない労働者を集めて、孫受けくらいな会社が原発の処理をしていますが、まったくの差別された人々が命の危険と高収入との引き替えで行われています。

 日本人の自然観を取り戻し、巨大なエネルギーで構成されている宇宙的な大自然、地球という偶然に生物の生存に適した惑星が存在したから、これも偶然に10万年くらいの間、巨大隕石にも遭遇せずにきました。地球内部からの巨大な噴火もなく、むしろ、適当な火山噴火が地球の表面にガスが溜まり、植物の光合成で炭酸ガス濃度が落ちて、温暖化が衰えて、酸素が増えて、生物が生きてこられる状態になりました。
 
 紙一重の差で生きられる地球環境ができあがったのです。崩れる時はモロク簡単でしょう。font>