Music Mania

No Music No Life

ダベイビーとテイラー

2020年08月09日 | 音楽
今週のアメリカン・ヒットチャートは、もう何週目になるのかわからないくらいヒットしているダベイビーの「ロックスター」が1位。
この曲、何度も聴いてるとなかなか悪くないとは思うんだけど、PVの世界観についてはぜんぜんいいと思えない。
それは僕がジジイだから、ということだけかもしれないけど、ホントにこういうのがカッコいいの?と疑問に思う。
日本でもヒップホップ好きの人にはすごく評価が高く、アルバムも大傑作だというから聴いてみた。
結論からいうと、好きになれないアルバムだった。
もちろんこういう音楽があっていいと思うし、熱心なファンがいることに疑問はないけど、アメリカだけでなく世界的に大ヒットしてるアルバムにしてはマニアックすぎるように思う。
いちおう洋楽の名盤をたくさん聴いてきた僕からすると、世界的ヒット作というのは聴きやすくポップなものが多い。
というよりほとんどがそうである。
ダベイビーにはポップさはほとんどなく、ヒップホップの通が聴くようなアーティストのように思うんだけど、今じゃこれが普通に聴きやすい音楽なのだろうか?

DaBaby - ROCKSTAR ft. Roddy Ricch (Music Video)


さて、世界で最も聴かれ最も需要のある音楽はヒップホップであることはよくわかった。
しかしヒップホップ以外の音楽であっても、それが優れた作品であれば需要もあるようだ。
そんな作品の一つがテイラー・スウィフトの新作「フォークロア」である。
現在絶賛大ヒット中のアルバムで、僕もかなり気に入っている。
全曲モヤがかかったようなボンヤリした音像で、軽く聞き流すとどれも同じように聴こえるけれど、じっくり聴くと曲の出来がとてもいいことがわかる。
かつてのカントリーテイストやダンスポップテイストはほとんどなくなり、フィービー・ブリジャーズみたいな、スローからミディアムテンポの静かな曲ばかりだ。
癒し系ともまた違う気がするけど、無理してラップ音楽を聴いてたりすると、テイラーの新作はとても落ち着くのだ。

folklore (Full Album)