『かたみ歌』
妹から、めちゃめちゃいいよ!と薦められて読んだ本です。
1話が、前回の世にも奇妙な物語に使用されていたようですね。
「すごく雰囲気のある文章で、癖がなく、
短編集だけど、ちょっとずつ登場人物が重なっていて、
最後に謎が解ける感じ。」
と、説明を受けてたので、
日常の推理系かなーと読み始めたのですが、
ホラー小説でした・・・。
ジャンルを勘違いして読むと、
上手く波にのれないんだよ・・・。
1話1話は面白いし、切なかったり、可愛かったりするんだけど、
読了感としては、もやもやが残ったというか・・・。
そのもやもや感を妹に伝えたときに言われた(キレられた)、
「そのもやもやの向こうに、あの町があるんだよ!」
という言葉が、
むしろ、一番印象的でした。
ないようでありそうな町。
そこに住む人の日常。
ある一面では哀しく、
でも、角度を変えると救われている部分も確かにある。
そういう感じのあったかホラーです(?)。
『死ねばいいのに』京極夏彦
私が、うんちく大王と認識している筆者。
例外的にページも少なく、格段に読みやすい本でした。
8割・9割会話なだけあって、すぐに読み終わりました。
殺害された女性の関係者と、
ケンヤという被害者のの知人男性の会話でなりたっています。
にしても、題名のインパクトはすごい。
電車で開きにくかったです。
このためだけに、ハードサイズのブックカバーが必要かと思いました。
この台詞は、作中、極めて上手く使われていて、
言葉の解釈や、言葉が誘発する事象について何度か改めることになりました。
言葉って、ほんとに、前後の状況や、受けての状態によって、
変わるんだなぁと、再認識。
言葉のセンスがきらりと光る1冊でした。
(ネタばれ↓)
1回目読んだとき、最後に、「君は人殺しだよ」と言われた人が、
なんでほっとした表情を見せたのかが理解できず、もやもやが残ったので、
もう一度最後だけ読みなおしました。
で、納得。そーだった、そーだった。
この人は、殺された女性が「なに」であったのかが知りたいんだった。
「人」だってわかったから、ほっとしたんだねと、。
はじめから、それが目的だったのに、
なぜか忘れてて、最後に再確認させられる。
私がウッカリ忘れてただけかもしれないけれど、
ちゃんと一つの意思の周りをうずまいた話だったことを感じさせてました。
妹から、めちゃめちゃいいよ!と薦められて読んだ本です。
1話が、前回の世にも奇妙な物語に使用されていたようですね。
「すごく雰囲気のある文章で、癖がなく、
短編集だけど、ちょっとずつ登場人物が重なっていて、
最後に謎が解ける感じ。」
と、説明を受けてたので、
日常の推理系かなーと読み始めたのですが、
ホラー小説でした・・・。
ジャンルを勘違いして読むと、
上手く波にのれないんだよ・・・。
1話1話は面白いし、切なかったり、可愛かったりするんだけど、
読了感としては、もやもやが残ったというか・・・。
そのもやもや感を妹に伝えたときに言われた(キレられた)、
「そのもやもやの向こうに、あの町があるんだよ!」
という言葉が、
むしろ、一番印象的でした。
ないようでありそうな町。
そこに住む人の日常。
ある一面では哀しく、
でも、角度を変えると救われている部分も確かにある。
そういう感じのあったかホラーです(?)。
『死ねばいいのに』京極夏彦
私が、うんちく大王と認識している筆者。
例外的にページも少なく、格段に読みやすい本でした。
8割・9割会話なだけあって、すぐに読み終わりました。
殺害された女性の関係者と、
ケンヤという被害者のの知人男性の会話でなりたっています。
にしても、題名のインパクトはすごい。
電車で開きにくかったです。
このためだけに、ハードサイズのブックカバーが必要かと思いました。
この台詞は、作中、極めて上手く使われていて、
言葉の解釈や、言葉が誘発する事象について何度か改めることになりました。
言葉って、ほんとに、前後の状況や、受けての状態によって、
変わるんだなぁと、再認識。
言葉のセンスがきらりと光る1冊でした。
(ネタばれ↓)
1回目読んだとき、最後に、「君は人殺しだよ」と言われた人が、
なんでほっとした表情を見せたのかが理解できず、もやもやが残ったので、
もう一度最後だけ読みなおしました。
で、納得。そーだった、そーだった。
この人は、殺された女性が「なに」であったのかが知りたいんだった。
「人」だってわかったから、ほっとしたんだねと、。
はじめから、それが目的だったのに、
なぜか忘れてて、最後に再確認させられる。
私がウッカリ忘れてただけかもしれないけれど、
ちゃんと一つの意思の周りをうずまいた話だったことを感じさせてました。