花(U子)

私が撮った花の写真です。
皆さん、見てください。

ムスカリ

2008-05-03 21:47:27 | 
釣りがね状のかわいらしい花をブドウのようにポコポコとぶらさげた格好で、鮮やかな青紫色です。ヒアシンスを小型にしたようにも見えます。また、紫のじゅーたんのようでも見ごたえですねえ。

ムスカリの葡萄に似ているところから、別名ではブドウヒアシンス、グレープヒヤシンス、といっています。

ムスカリは、ギリシャ語の「moschos ムスク(麝香:じゃこう)」からでした。スカリとはジャコウの香りを持つ種類があることから名づけられたようです。ただ、わが国では香りのない種類が多く出回っているようです。

花言葉 寛大なる愛 明るい未来 通じ合う心 恋占い 失意 失望

カイドウ

2008-05-02 22:19:08 | 
カイドウ(海棠)
別名では、ハナカイドウ(花海棠)、カイドウ・スイシカイドウ。英名は、フラワリングクラブアップル

春の代表花の一つなのです。枝一杯に淡紅色の花をつけ、大変華やかな印象ですね。花梗が細長くて、赤いつぼみが垂れ下がる姿も個性的でいいのです。うつむきかげんに咲く姿が、悩める美女にたとえられているとかいいましたようでした。

中国原産です。花が美しいので牡丹とともに最も愛好されていました。江戸時代初期には、日本に渡来したのです。

さて、中国では海棠では、昔から美人の形容にされていました。とくに唐の玄宗皇帝が楊貴妃を評したので「海棠睡未だ足らず」。つまり、まだ酔いのさめきらない美人のなまめかしさを例えたものなのでした。その美しい薄桃色の花がほのかに酒気を帯びた絶世の美女のうたた寝の顔にたとえられのです。

「海棠の雨に濡れたる風情」とは美人のうちしおれた姿を海棠が雨にぬれてしおれているさまに例えて言うだったのでした。ま、きれいな花であっても、まず美しい海棠なのでしょう。

花言葉 温和 友情 友情 美人の限り

ムベ

2008-05-01 10:54:27 | 
ムベ(郁子)は、別名では、トキワアケビ、グベ、長命樹 です。また、この木の葉は、幼木のときは3枚、その後5枚、実が成る頃には7枚になるので、「七五三の縁起木」ともいわれています。

花期は4月の終わり頃から5月にかけ咲きます。白い芳香を発し、薄い黄色、緑白、淡紫になっていて、細長く、剥いたバナナの皮のようです。

中身は、見た目多少グロテスクだが、味は干し柿に似た味で甘みが強いのですよ。で、アケビの花とは趣が異なるのです。ムベは熟しても裂けないところが違います。近くのカラスとか、よく食べていたのでしたよ。

また、果実は日持ちがよいのでつるが付いた状態で生け花の材料とされることもあります。

さて、昔、天智天皇が近江八幡市の方へ行幸されたとき、老夫婦に長寿の秘訣を尋ねたところ、この地で秋に採れるこの果実を食するからだと答えたそうです。それに対して天智天皇が「むべなるかな」と云われたのが始まりとされ「ムベ」となったのです。滋賀県近江八幡市北津田町では、ムベを「町おこし」のシンボルと定め、駅前などに植栽したり、果実を皇室に献上するなどの活動を続けているそうです。

昔、小学校に、ずいぶん百人一首を覚えていました。
「ふくからに 秋の草木の しをるれば むべ 山風を嵐というらむ」 
これとても好きなのでした。「むべ」は知りもないのですが、覚えていたのですねえ。

花言葉は 「愛嬌」