花(U子)

私が撮った花の写真です。
皆さん、見てください。

キンカン

2008-01-07 15:59:23 | 
キンカン(金柑)
またヒメタチバナ(姫橘) また マルミキンカン マルキンカン

日本への渡来に関しては以下のような逸話があります。江戸時代に清の商船が遠州灘沖で遭難し清水港に寄港したのでしたのです。たぶん、1826(文政9)年といわれています。その際に船員が清水の人に砂糖漬けの金柑の実を送りました。その中に入っていた種を植えたところ、やがて実がなり、その実からとった種が日本全国へ広まったのでした。(それ以前から日本に渡っていたという説もありますが)

さて、中国では金橘と書き、「ジンジュ」といいます。日本では音読みで金柑(きんかん)となりました。中国では正月(旧正月)を迎えるのに鉢植えの金橘は欠かせない縁起ものとされています。豊満な姿は福徳、黄色は黄金を意味し、数多くの実は子孫繁栄を表すとされ、一家に1鉢を用意するのです。

果実は晩秋から冬にかけて橙黄色に熟し、果肉には芳香と甘味があり皮ごと生食できます。果肉は酸味が強いから、果皮のついたまま甘く煮て、砂糖漬け、蜂蜜漬け、甘露煮にし、また甘く煮てから、砂糖に漬け、ドライフルーツにすることもあります。

果皮にはビタミンCのほか、ガラクタン、ペントザン、フラボノイド配糖体のホルツネリンが含まれます。で、キンカンは、アンモニア、 l-メントール等を使用した液体の外用薬であるのです。現在では「虫刺されにはキンカン」のキャッチフレーズが広く浸透し、虫刺されの薬として認知されています。山崎さんは、1930年に発売されてから長きに渡り、一般家庭に広く浸透している大衆薬の一つになっているのです。万能外用薬という名前を冠しているのですよ。

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4 コメント

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初耳 (yoyo)
2008-01-08 21:20:10
"虫刺されの外用薬" の "キンカン" は我が家の愛用薬です。いわれを初めて知りました。 キンカンの砂糖漬は 喉に良いとも言われているようですが・・。草木花 それぞれに歴史があるのですね。また教えてください。
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yoyoさんへ (U子)
2008-01-09 07:08:23
キンカン はむかしよく食べていました。いまほど、ありませんよねえ。「虫刺されにはキンカン」も、良かったです。いま東京だったら、ほとんど「虫刺されにはキンカン」とないようなきがしています。なんか、ちょっとなつかしいです。
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キンカン (悠々)
2008-01-09 09:14:44
キンカンは近くに家の庭になっています。私は味が嫌いだから食べませんが身体には良いそうですね。
虫さされにキンカン、確かに昔はよく使いましたが今は私は医者に貰うレスタミン軟膏です。これだと保険が効くから9割引ですから、薬屋のバーゲンより安いからね!
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悠々さま (U子)
2008-01-09 10:54:35
いつもありがとうございます。
わたしも、医者にいただくと、ちょっと「おやすい」だなあと、思いますねえ。
さて、キンカンは、昔よくたべていました。美味しいものではなくっても、食べていたような気がしたのですねえ。いまは、キンカンでは中も食べるようになっているのものも、あるようです。
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