花(U子)

私が撮った花の写真です。
皆さん、見てください。

ナンバンギセル(南蛮煙管)

2012-09-07 15:30:47 | 
ナンバンギセル(南蛮煙管)
別名 オモイグサ〈思い草〉

8月中旬ごろまで見られ、山野に生えます。
ひっそりと咲く、薄紫色の花で、
独特の形では人気のひとつなのです。

一年生の寄生植物で、
葉を持たないためでは自分には、
光合成をすることができませんから、
寄生し、そこから養分を取りながら成長します。

さて、江戸から煙管のような形からでたことから、
ナンバンギセルとかでは思っていまのでした。

で、万葉集には詠まれていました。

  道の辺の尾花が下の思ひ草
    今さらになど物か思はむ

尾花、つまりススキのことでしたが、
うつむきかげんに咲く花には、
歌の中では「思い草」は「忍ぶ恋」を表わしいたのです。
恋に悩む女性の姿に見立てていたようです。
何でも愛や恋の歌にしてしまう万葉人なのですけど、
ただ一回きりというのは大いなる不思議なのですよ。

しかし、後の歌では思ひ草にはたくさんありました。

野辺見れば尾花がもとの思ひ草
  かれゆく程になりぞしにける
          新古今集  和泉式部

ほのかにもあはれはかけよ思ひ草
    下葉にまがふ露ももらさじ
       式子内親王集  式子内親王
花言葉 物思い ひたむき

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