京都・環境ウォッチ

いま京都で起こっている環境問題、自然環境の変化などにかかわって、皆さんと一緒に考えていきたいと思っています。

京都・オリックス水族館計画ー説明会で怒り噴出

2010年02月01日 | 環境
31日の京都新聞が、梅小路公園での「オリックス水族館」計画の説明会の様子を伝えています。
「説明と質疑時間が各学区1時間と短く、全市民向けの説明を求める声が噴出」と書きましたが、その通りでした。
私は、2時からの「説明会」に行きましたが、
予想通り、怒りの声が続出しました。
2時開始、オリックス側の施設の紹介が終わったのは2時34分
その後「時間のある限り、質疑応答の時間を」と言われても
終了予定時間が2時50分なので、実質15分程しか時間が取れない設定
「住民を、なめとるんか!」の声が出るのも当然です。

ほんと、オリックスという企業は、ものがわかってないなと思います。
15分で終わるはずがないのに
京都市民が水族館計画を歓迎していないことは判っているはずなのに、この設定
判っていて、この設定をするなら、市民への”挑発”です。
判っていないなら、「傲慢」
この企業の、市民社会に対するスタンスに疑問を感じます。
たぶん、現場の雰囲気を一度でも経験した社員は”わかっているはず”
しかし、上層部は全く判っていない。
こうした中で、間に挟まれた社員の皆さんは、やりきれないでしょうね。
現場を、市民の声や思いを、ありのままにつかめない企業は、アカンのと違いますか?

質問は次々と出されました。
当然、時間がなくて、たくさんの人が手を上げていましたが
多くは、質問もできませんでした。

それでも、一番核心を突いた質問
「200万人も人を寄せるというが、周辺の穏やかな環境は激変させられる。
子どももゆっくりと遊べなくなるかも
こうした問題への対策は考えているのか」
こうゆうことだな、と思いました。
オリックスは、自分たちの建てる会館内のことしか考えていません。
企業としての”儲け”は考えていますが
まわりの住民の穏やかな暮らしが、
沢山のお客で壊されること、
それへの「対策」など全く考えていません。
住民は、広い原っぱのある公園
それと共にある穏やかなくらしが続くことを求めています。
それを乱さない「対策」を考えれば、
お客を思い切って減らすことしかなく
結局、オリックスという企業の利潤拡大の計画は、中止するしかありません。
今回の「問題」は、そうゆう問題です。
オリックスと住民との対立は、結局、こうゆう「対決」です。


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