~前回マラソン後からの続き~
参加賞としてもらえる日帰り入浴券は、受け入れ先がランダムで決まるということだったが、僕がもらった「ホテルあかね」は、宿泊予定の宿からは駅を挟んで反対側だったので断念した。
夜は和食が出るだろうということで、昼は洋食にした。行ったのは「鞍馬」という和風の洋食屋さん。ランチメニューからビーフシチューをチョイス。最初のサラダからシメのアイスクリームまで味は抜群。ビーフシチューは熱々過ぎて口内の皮が剥けたが、丸ごと入ったジャガイモがやたら旨かった。しかし接客態度が愛想無さ過ぎてかなり損してるなー。ちょっとビックリしてしまった。嫁さんは、そういうのが向いていない人もいるのだとフォロー。
食後はまっすぐに宿泊予定の「翠明館(すいめいかん)」へ。数々の旅行パンフレットから、値段と料理と泉質のバランスによってこの旅館が(嫁さんに)選ばれた。
部屋も風呂も古びた感じだが、掃除が良く行き届いていた。いつもは風呂にはいると湯船が汚いとかタイルがヌルヌルしたとかブーたれる嫁さんから、一切の文句が出なかった。寝る前に露天風呂に入りに行った時には、他に利用者がおらずに貸し切り状態だったのが嬉しかったようで、2時間ほど帰ってこなくて心配したほど。
そしてなにより素晴らしかったのは料理。刺身が出てステーキが出てビーフシチューが出てってちょっと凄い。まさかビーフシチューが被るとは思わなかった。
仲居さんの接客も非常に丁寧だったし、また来たくなる宿だった。まあ僕の満足レベルは相当ハードルが低いので、大抵のところで「次もここで決まり」とか言っちゃうんですが。
11時にチェックアウトし、翠明館からほど近い万葉公園へ。当初の天気予報は外れ(当日朝の予報は当たり?)雨がポツポツし出したので、あまり見て回らず、一番奥にある「独歩の湯」という足湯場へ。
ここは、半径30Mくらいの敷地内に、計8個の足湯があるという施設。一通りちょこちょこ足を突っ込んで回りたかったが、嫁さんは出ると寒いと言って最初に入ったところから動けず。結局30分くらい1カ所に浸かってから、他を物色。腸鼻の泉、腎耳の泉、思考の泉(やさしい気持ちになれるらしい)やら、1つ1つに名前がついているが、熱さが違うくらいで泉質は多分同じ。ただし、底に石が詰めてあったり、窪み方が違っていたりと、それぞれ異なったツボを刺激するようだ。1つやたら傾斜のついたところがあり、子供が目の前で思いっきり転んで尻餅をつき、僕のズボンにもお湯がかかってしまった。しかしまったく腹は立たなかった。なぜならそこは思考の泉だったから。
湯上がり後、嫁さんが足裏マッサージを受け外に出てみると、本格的に雨が降っていた。3月下旬とは思えない寒さに凍えながら、当初より予定していた「魚繁」という魚料理屋へ向かった。今回の旅行にあたって昼飯を食べる店をネットで調べていてたまたま見つけた店だが、あまりに評判の良さにほぼ一択状態でこの店に決めたのだった。13時45分に到着するも、2組計6人が並んでいる状況。30分待ってやっと座ることが出来た。
僕が頼んだのは2000円の月曜限定ランチ、嫁さんは1580円のサービスランチ。共通しているのは刺身とホタテのバター焼きとカニの味噌汁、違うのはご飯がウニ丼、あとカニがついてくる。ただしサービスランチの方にもこっちには無いメロの照り焼きがついている。どちらも甲乙つけがたし。
特に旨かったのがホタテのバター焼き。小さなコンロに乗せてその場で焼いて醤油を垂らして食べるのだが、よく焼いて中までちゃんと火が通っているにもかかわらず、ビックリする程柔らかかった。ホタテ史上最も旨かったと断言。あとは嫁さんにもらって食べたメロも脂が乗っていて旨かった。ちとこっちにすべきだったかとやられた感がある。
食後にはイチゴと、地元産のとんでもなく甘いオレンジをいただき(地元の情報誌を見て来たというとサービスしてくれます。)、大満足して店を出た。
雨が降り止む様子はなく、余裕があったら以降と考えていた西村京太郎記念館は断念。
寒いし疲れたので、特にお土産を見るでもなく湯河原を後にしたのでありました。
少々心残りだったのが、「坦々ヤキソバ」なる湯河原発のB級グルメ料理を食べられなかったこと。32歳にして初めて担々麺を食べるようになり、僕の中でちょっとした担々麺ブームがきているので、今回は是非とも挑戦しておきたかったところ。もっと早い時間に昼を食べて、夕方くらいに軽くつまみたかったのだが、多分朝食を食べ過ぎて昼飯が遅くなったので予定が狂ったのだろう。とにかく食べてばっかりの旅だった。マラソンに走ったのに多分体重は増加。最近の食欲は我ながらちょっと異常だと思うが、まだまだ食べ盛り育ち盛りということで。
最後になりますが、今回の旅館の宿泊料1万6千×2は、4年前結婚祝いとしてジェネラス一同からプレゼントされていた5万円分のJTB旅行券を利用させて頂きました。こういうのは何に使おうか考えているのが一番楽しいので、今まで大事にとっておいたのですが、とうとう使ってしまいました。
4年ぶりに改めてお礼を言わせていただきますが、その節は本当にありがとうございました。
完
参加賞としてもらえる日帰り入浴券は、受け入れ先がランダムで決まるということだったが、僕がもらった「ホテルあかね」は、宿泊予定の宿からは駅を挟んで反対側だったので断念した。
夜は和食が出るだろうということで、昼は洋食にした。行ったのは「鞍馬」という和風の洋食屋さん。ランチメニューからビーフシチューをチョイス。最初のサラダからシメのアイスクリームまで味は抜群。ビーフシチューは熱々過ぎて口内の皮が剥けたが、丸ごと入ったジャガイモがやたら旨かった。しかし接客態度が愛想無さ過ぎてかなり損してるなー。ちょっとビックリしてしまった。嫁さんは、そういうのが向いていない人もいるのだとフォロー。
食後はまっすぐに宿泊予定の「翠明館(すいめいかん)」へ。数々の旅行パンフレットから、値段と料理と泉質のバランスによってこの旅館が(嫁さんに)選ばれた。
部屋も風呂も古びた感じだが、掃除が良く行き届いていた。いつもは風呂にはいると湯船が汚いとかタイルがヌルヌルしたとかブーたれる嫁さんから、一切の文句が出なかった。寝る前に露天風呂に入りに行った時には、他に利用者がおらずに貸し切り状態だったのが嬉しかったようで、2時間ほど帰ってこなくて心配したほど。
そしてなにより素晴らしかったのは料理。刺身が出てステーキが出てビーフシチューが出てってちょっと凄い。まさかビーフシチューが被るとは思わなかった。
仲居さんの接客も非常に丁寧だったし、また来たくなる宿だった。まあ僕の満足レベルは相当ハードルが低いので、大抵のところで「次もここで決まり」とか言っちゃうんですが。
11時にチェックアウトし、翠明館からほど近い万葉公園へ。当初の天気予報は外れ(当日朝の予報は当たり?)雨がポツポツし出したので、あまり見て回らず、一番奥にある「独歩の湯」という足湯場へ。
ここは、半径30Mくらいの敷地内に、計8個の足湯があるという施設。一通りちょこちょこ足を突っ込んで回りたかったが、嫁さんは出ると寒いと言って最初に入ったところから動けず。結局30分くらい1カ所に浸かってから、他を物色。腸鼻の泉、腎耳の泉、思考の泉(やさしい気持ちになれるらしい)やら、1つ1つに名前がついているが、熱さが違うくらいで泉質は多分同じ。ただし、底に石が詰めてあったり、窪み方が違っていたりと、それぞれ異なったツボを刺激するようだ。1つやたら傾斜のついたところがあり、子供が目の前で思いっきり転んで尻餅をつき、僕のズボンにもお湯がかかってしまった。しかしまったく腹は立たなかった。なぜならそこは思考の泉だったから。
湯上がり後、嫁さんが足裏マッサージを受け外に出てみると、本格的に雨が降っていた。3月下旬とは思えない寒さに凍えながら、当初より予定していた「魚繁」という魚料理屋へ向かった。今回の旅行にあたって昼飯を食べる店をネットで調べていてたまたま見つけた店だが、あまりに評判の良さにほぼ一択状態でこの店に決めたのだった。13時45分に到着するも、2組計6人が並んでいる状況。30分待ってやっと座ることが出来た。
僕が頼んだのは2000円の月曜限定ランチ、嫁さんは1580円のサービスランチ。共通しているのは刺身とホタテのバター焼きとカニの味噌汁、違うのはご飯がウニ丼、あとカニがついてくる。ただしサービスランチの方にもこっちには無いメロの照り焼きがついている。どちらも甲乙つけがたし。
特に旨かったのがホタテのバター焼き。小さなコンロに乗せてその場で焼いて醤油を垂らして食べるのだが、よく焼いて中までちゃんと火が通っているにもかかわらず、ビックリする程柔らかかった。ホタテ史上最も旨かったと断言。あとは嫁さんにもらって食べたメロも脂が乗っていて旨かった。ちとこっちにすべきだったかとやられた感がある。
食後にはイチゴと、地元産のとんでもなく甘いオレンジをいただき(地元の情報誌を見て来たというとサービスしてくれます。)、大満足して店を出た。
雨が降り止む様子はなく、余裕があったら以降と考えていた西村京太郎記念館は断念。
寒いし疲れたので、特にお土産を見るでもなく湯河原を後にしたのでありました。
少々心残りだったのが、「坦々ヤキソバ」なる湯河原発のB級グルメ料理を食べられなかったこと。32歳にして初めて担々麺を食べるようになり、僕の中でちょっとした担々麺ブームがきているので、今回は是非とも挑戦しておきたかったところ。もっと早い時間に昼を食べて、夕方くらいに軽くつまみたかったのだが、多分朝食を食べ過ぎて昼飯が遅くなったので予定が狂ったのだろう。とにかく食べてばっかりの旅だった。マラソンに走ったのに多分体重は増加。最近の食欲は我ながらちょっと異常だと思うが、まだまだ食べ盛り育ち盛りということで。
最後になりますが、今回の旅館の宿泊料1万6千×2は、4年前結婚祝いとしてジェネラス一同からプレゼントされていた5万円分のJTB旅行券を利用させて頂きました。こういうのは何に使おうか考えているのが一番楽しいので、今まで大事にとっておいたのですが、とうとう使ってしまいました。
4年ぶりに改めてお礼を言わせていただきますが、その節は本当にありがとうございました。
完