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一般質問 大項目3「学校再開後の感染防止と学びの保障について」 6月10日

2020年06月19日 | 日記

                                          

  未定稿

大項目3 学校再開後の感染防止と学びの保障について 

 新型コロナウイルス感染拡大防止のために、政府による突然の全国一斉休校の要請から始まった3月2日からの休校、そして自粛生活が3か月続きました。

 この3か月、家庭で過ごした子どもたちは、家庭環境や子どもの状況によってその過ごし方は様々でした。思い切り体を動かす場もなく、生活リズムを保てず、大きなストレスをため込み、山ほどの学習プリントを前に学習の心配をしながらもゲーム漬けの生活となるなど、不安や悩み、焦りをたくさん抱えこんでいる子どもも少なくありません。

 学校再開後、感染防止対策をおこないながら、このような子どもの心をケアし、学習を保障していくという、初めてのとても困難な取り組みが各学校で始まりました。そこで、以下の点について、伺います。

 

(1)感染防止対策について

  1点目 感染防止のためにさまざまな工夫をしていることと思います。教室での子ども同士の物理的距離を感染防止対策として求められる2mから最低でも1mとるためには、どうしても1学級20名前後とすることが必要と思いますが、30人を超し40人近くの学級もあります。どのような対策をお考えか、伺います。

 

答弁 教育長

5月22日の文部科学省の通知「新しい生活様式」を踏まえた行動基準によりますと、レベル1の現在は児童生徒の座席配置の間隔は1mを目安に学級内で最大限の間隔をとるようにとあります。また、1mの距離を確保できない場合はできるだけ距離を離すことや換気を十分におこなうこと、マスクを着用すること等を合わせて行うことにより3密を避ける方法が示されています。人数が多い学級では間隔を最大限に確保できるような机の配置を工夫し3密にならないように取り組んでいます。

 

再質問 宇田

3密を回避するということは、コロナ時代の「新たな生活様式」として、社会全体で取り組んでいることであり、学校を例外にしてはならないと思います。

40人近くいる学級について、そのままの人数で工夫するということでは、教師も子どもも安心して学校生活を送れません。保護者も安心して子どもを学校へ送り出すことができないのではないでしょうか。

できる限り少人数にするか、できる限り大きな空間で授業を行う、そういう対策が必要だと考えますが、いかがでしょうか。

 

答弁 教育長

 人数の多い学級では感染予防対策として、例えば教室の中にある荷物を廊下に出して、棚をつくって出して、できる限り間隔を広げて、今対応しているところです。中には、少人数指導ということで、空き教室を使って指導している教室もあります。茨城県の学級編成方式では35人を超える学級には非常勤講師が配置されていますので空き教室など分散できる場所がある場合には非常勤を活用して少人数での学習や生活の支援をおこなうことが可能です。また、本市が採用しているスマイルスタディサポーターも少人数による指導が可能になっています。さらに今回新型コロナウイルス感染症対策として、新たに県より各学校に1名ずつ学習指導員が配置される予定があります。まだ配置されてはいないんですが、そういう一定条件のもと学習指導員を活用して少人数指導も可能となっています。環境が整わなくて間隔が1メートルとれない、そういう学級には教室内でとれる最大限の感染防止対策を講じながら学習や生活の支援をおこなっていきたいと思います。

 

意見 宇田

ただいまのコロナの中での学校教育の学習の保障ということで各校に1名の学習指導員配置の予算がつくと、それは大変良かったと思います。各校に1名ではまだまだ足りないというふうには思いますが、しっかりと配置に向けて、学習指導員の確保にご尽力していただきたいと思います。

場所の確保という点では、すでに空き教室がないという学校もあります。工夫だけで無理な場合は、プレハブ校舎を建てるなどの思い切った決断も必要ではないかと思います。

発達途上の子どもにとっては、一日一日が貴重であり、かけがえのない学校生活ですので、子どもにとっても、そして先生にとっても学校が安心できる場所となるよう、教育長・市長の決断をお願いしたいと思います。

 

質問 宇田

2点目 休校による児童生徒の体力不足や外気温への順応を考慮し、これから暑い時期を迎えるにあたっては、登下校時や休み時間のマスクの着用については心身の負担にならないよう柔軟に対応する必要があると考えますが、いかがでしょうか。

 

答弁 教育長

学校生活では原則マスクの着用が必要ですが、これから暑い時期を迎えるにあたり熱中症への配慮も必要になってきます。登下校の集団登校は屋外であり、歩行中の距離を保つことは可能ですが信号や横断歩道では密集が避けられない場合もあります。普段はマスクを着用し向かい合わせになることや会話を避けるように指導しています。しかし、児童生徒間が十分に離れているときや途中での休憩が必要なときはマスクを外し、途中で給水をしたりすることも併せて指導していきます。

 休み時間についてですが、原則としてマスクは着用しますが、外で遊ぶ場合はマスクを外して途中で休息をとったり給水をしたりすることも適宜指導していきます。

 

質問 宇田

3点目 マスク着用での授業は、口の動きが分からず、声もくぐもることから難聴の子どもたちには聞き取りが難しくなります。また、マスク着用で、表情が読み取りづらくなり、誰がしゃべっているのかもわかりづらくなることで、状況判断が難しくなったり心理的に不安定になる子どももいるのではないかと思います。そのような点について、どのような配慮をお考えか伺います。

 

答弁 教育長

現在人工内耳や補聴器をつけている児童生徒が在籍する学校には口の動きが分かるように教育委員会でフェイスシールドを用意し、各学校に配布しています。さらに言語障害学級がある学校にはアクリル板のついたてを用意し、子どもの口の動かし方の確認などの指導に役立てる予定でいます。

 

再質問 宇田

発達障害の子や低学年の子どもたち、それから授業によっては例えば英語の授業なんていうのは、口元をみなかったら発音がわからない、そういう問題もあると思いますので、難聴児や言語障害に限らず、学習をしていく中で、やっぱりマスクがあっては、学習活動が難しいという場合には、しっかりとその対策をしていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。

 

答弁 教育長

 学習については、先ほど申しましたように、フェイスシールドとかいろいろな形で今対応しているところですが、例えば議員がご質問されたように、英語の場合などはICTを使いまして、プロジェクターで事前に先生が録画しておいて、それを見せたりということを実際に現在やっております。プロジェクターやテレビとか、そういうものを使いまして、実際に先生がやらなくても子どもたちに見ていただいて授業がすすめられるようにしています。本市ではタブレットが40台1クラス用ありますので、また先生方も一人1台は持っていますので、そういう形で教材研究で事前にすすめることができています。

 

質問 宇田

(2)学習の保障について

 1点目 休校中の自宅学習用にと沢山の学習プリントが学校から出されました。しかし、家庭や子どもによって、自宅学習の状況はさまざまです。この学習プリントをどのように評価するのか、また学校再開後の学習の進め方について、伺います。

 

答弁 教育長

 休校中におこなっていた学習プリントは児童生徒の努力を認め、学習の習得状況を確認するために使用します。学校再開後の授業は4月初旬の休業で中断した指導計画の続きから再開し確認をしながら進め、児童生徒の理解が不十分な内容については重点的に学習指導や補充のための授業を行う予定でいます。又、家庭学習が十分できなかった場合や定着が不十分な児童生徒については個別に補充の指導もおこなっていきます。

 

再質問 宇田

6月5文科相は、「学びの保障」に向けた総合対策を公表しました。

それによると、休校による授業日数の減少を受け、限られた授業時数の中で効果的に指導するために、授業では学校でしかできない学習活動に重点化し、学校の授業以外でも学ぶことができることについては、家庭学習として課してもよいとしています。

私は、家庭には各家庭に大切にしたい文化があり、家庭に学校教育を補完することを要求すべきではないと考えます。また今回の休校措置の間の各家庭での子どもの状況を振り返っても、一律に家庭に学校の課題を課すことには無理があると思います。

休校後の学習の保障をするという点で、文科省の今回の方針については、どのようにお考えか、伺います。

 

答弁 教育長

今回の通知文については、臨時休業および分散登校の長期化などにより学校の授業における通常の学習活動で指導を得ることが困難な場合の特例的なものであります。本市としては、通常登校を開始しまして夏季休業日の短縮により授業日を確保していますので、現在のところ家庭にまかせっきりと、そういうことは考えていません。しかし、今まで行っていました家庭学習等については、学習の定着も含め、家庭学習というのは非常に重要であると認識していますので引き続き家庭と連携をとりながら進めていきたいと思います。

 

意見 宇田

今後、感染拡大の第2波、第3波が懸念される中、再び休校なども考えられるわけですが、授業内容は原則学校で保障すべきということと、授業は、遅れを取り戻すことありきではなく、各学校、各先生が子どもの実態に合わせて柔軟に取り組めるような調整を教育委員会には要望します。

 

質問 宇田

2点目 休校による学習の遅れを取り戻すために、夏休み短縮の方針が出され、行事削減などの検討もおこなわれています。これを一方的に行えば、不登校やいじめなどが増えることも危惧されます。「授業についていけるだろうか」との不安の声も寄せられています。授業時間確保のために詰め込み授業とならないよう、教育課程の思い切った精選をおこない、児童生徒の状況に配慮した柔軟な対応がとれるようにすることが必要と考えますが、いかがでしょうか。

 

答弁 教育長

教育課程の編成については地域や児童生徒の状況を丁寧に把握し、教科等横断的な視点で児童生徒の学校生活の充実が図れるよう教育活動や時間の配分等を検討することが重要と考えます。本市では教育活動の内容や実施時間数を市内全小中学校の教務主任が集まり、会議などで確認しています。今回も臨時に教務主任会を実施し必要な授業時数や指導生徒にとって詰め込み等にならないように、バランスの取れた教育活動について話し合ったところです。また、各小中学校の行事についても、意義や必要性を再確認しながら開催の時期を検討するよう共通理解を図っています。実施にあたっては、3密を避ける、規模の縮小や時間の短縮、感染防止対策などについて十分に配慮しながら進めていけるよう教育委員会として助言していきます。

 

再質問 宇田 

学校行事についてですが、先ほどの答弁では、規模を縮小したり、時間を短縮したりということが話されました。その場合に、学校が一方的に行事の精選をおこなうのではなく、子どもや保護者と学校が一緒になって新しい形の行事を一緒に考え作り上げていく、今回のコロナをきっかけとして、真に子どもが主人公の学校つくりをするということが大切ではないかと思いますが、いかがでしょうか。

 

答弁 教育長

 学校行事は、学校生活に潤いを与えて、またより良い人間関係をつくるそういう良さがあります。PTAとも連携をとりながら、また普段から担任や先生方が子どもたちと会話する中で子どもたちの気持ちを十分にくみ取り、そういった中で子どもたちの心情に十分配慮しながら実施時期や場所、時間、方法について慎重に検討していくよう、学校の方にも助言していきます。 

 

質問 宇田

(3)心のケアについて

1点目 「怒りっぽくなったり、急に怖がったり・・。気持ちが不安定になっているようです。」休校中の子どもの保護者からの訴えです。

学校が再開しても、感染防止が必要な学校生活は、友達同士のふれあいや会話など今までのようにはできません。学習の保障と同時に子どもたちの心のケアが必要で、なにより学級担任が、一人一人の子どもにじっくりと向き合えることが必要だと考えます。そのために、養護教諭や他の教職員、スクールカウンセラー、スクールソーシャルワーカーなどとの連携が大切だと考えます。子どもたちの心のケアのために、どのようなことをお考えか、伺います。

 

答弁 教育長

 担任が一人一人の子どもにじっくりと向き合うことについて、集団生活や感染への不安や恐れを抱くなど心理的なストレスを抱えている児童生徒はもちろんですが、全児童生徒に注意を払い対応していく必要があると考えています。学校再開後は、登校後の時間や行間休み、昼休みなどの短い時間も使いながら、随時個別に担任と話ができるよう担任や養護教諭などを中心としてきめ細やかな健康観察を行ったり、生活アンケートを実施したりしながら児童生徒の状況を的確に把握し、各学校で組織的に対応していくよう再度確認をして各学校の取り組みを強化していきます。

また、気になる様子が見られる場合には、保護者と十分に連携をとりながら積極的に学校に相談し、本人との個別面談や教育相談を行えるよう学校の相談窓口の周知をお願いしたところです。

関係機関との連携については、教職員の見取りやアンケートの結果、保護者からの相談などをもとに児童生徒の実態に応じてスクールカウンセラーや家庭相談員、心の教室相談員などの専門的な支援を積極的に活用し、悩みを抱える児童生徒の早期発見、早期対応を組織的におこなうことも同時に確認しました。また、児童生徒、保護者への相談窓口としては、教育研究所の電話、来所、メールによる相談窓口や茨城県子どもホットライン、茨城子どもSNS相談2020を保護者への通知文や市、または学校のホームぺージ等で周知しています。

 

質問 宇田

2点目 学校生活の中でのケアと同時に、放課後の学童保育の場での子どもの心のケアも重要になってくると考えます。学校で緊張して頑張った子どもは、放課後の学童保育の場では、解放され、また違った姿を見せるものです。学童の支援員が、丸ごと子どもを受け止め、適切な対応をとるためには、学校・保護者との連携、専門家の助言なども必要と考えますが、いかがでしょうか。

 

答弁 教育長

新型コロナウイルス感染症の影響による子どもたちの心のケアは学童クラブにおいても重要な対応の一つであると認識しています。新型コロナウイルス感染症拡大によって子どもたちの日常が奪われている状況のもとでは、不安な気持ちや寂しさ悩みを抱えている子どもにとって、放課後を共に過ごすことのできる放課後児童支援員だからこそ打ち明けられること、相談できることがあるのではないかと考えています。

休業期間中学童保育の現場では、家庭や学校では見せることのない行動や態度を見せる子どもも見受けられました。学校再開後も公立学童クラブの放課後児童支援員は子どもたちの心身の状態を注意深く把握しながら、気になる様子、いつもと違う行動を見逃さぬようこれまで以上に学校および保護者との連携を密にし、子ども達の様子を共有していきます。また、必要に応じて学校や保護者を通してみんな未来支援室やスクールカウンセラーなど専門家につなぐ相談体制を組織的に取り組み子どもたちの心身のケアへの丁寧な対応を行っていきます。

 

意見 宇田

教育における現在の困難は、元をただせば先進国の中でも極めて低い国家予算しか教育に当てず、少人数学級に背を向け、学習指導要領によって教育の自主性を奪ってきた政治の責任です。コロナ禍の中で、先生や子どもたちが、ただ工夫し我慢するだけでなく、より良い教育をめざして国に対して大いに声をあげていきたいと思います。

その上で、目の前の現実と目の前にいる子どもたちに対し、すべての子どもたちが、楽しいと思える学校をつくるためにご尽力いただきたいと申し上げ、質問を終わります。

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