1964年の東京オリンピックは、
さまざまな場面で戦後日本のジャンピングボードだった。
「根性」という言葉を現在一般に解される意味で使ったのは
東京オリンピックで女子バレーチーム(東洋の魔女)を金メダルに導いた指導者、
かの大松博文氏だったと言われている。
「根性」とは本来は仏教用語で、
「その人間が持って生まれた性質」というような意味合いであり
現在のような意味合いは誤用であるといっていいのだが
大松氏はチームに特訓を課すに当たり
苦難に屈しない精神が「根性」であるとして
根性があれば、如何なる問題も解決できる・または如何なる目標にも到達できる
とチームを叱咤し鍛え上げていったのだという。
正しくスポ根ドラマを地で行ったわけだ。
東京オリンピックでは他にもヒーローがいた
1961年から東京オリンピックまで、2度の世界選手権を含め186連勝したという
アマレスの渡辺長武氏である。
川崎のぼる氏の「アニマル1」は渡辺氏をモデルとしているそうだ。
そしてこのような時代背景の中
1966年に少年漫画界にある大物が登場する・・・そう、「梶原一騎」だ。
「巨人の星」、この漫画史に残る大作によって「スポ根もの」というジャンルは
あっさり完成の域に到達する。
それからの梶原氏は水を得た魚宜しく次々と「スポ根もの」を上梓することになるのだが、
その中でも一世を風靡した感があるのが「柔道一直線」だ。
60年代を席巻したキーワードと言えるのではないだろうか。
さまざまな場面で戦後日本のジャンピングボードだった。
「根性」という言葉を現在一般に解される意味で使ったのは
東京オリンピックで女子バレーチーム(東洋の魔女)を金メダルに導いた指導者、
かの大松博文氏だったと言われている。
「根性」とは本来は仏教用語で、
「その人間が持って生まれた性質」というような意味合いであり
現在のような意味合いは誤用であるといっていいのだが
大松氏はチームに特訓を課すに当たり
苦難に屈しない精神が「根性」であるとして
根性があれば、如何なる問題も解決できる・または如何なる目標にも到達できる
とチームを叱咤し鍛え上げていったのだという。
正しくスポ根ドラマを地で行ったわけだ。
東京オリンピックでは他にもヒーローがいた
1961年から東京オリンピックまで、2度の世界選手権を含め186連勝したという
アマレスの渡辺長武氏である。
川崎のぼる氏の「アニマル1」は渡辺氏をモデルとしているそうだ。
そしてこのような時代背景の中
1966年に少年漫画界にある大物が登場する・・・そう、「梶原一騎」だ。
「巨人の星」、この漫画史に残る大作によって「スポ根もの」というジャンルは
あっさり完成の域に到達する。
それからの梶原氏は水を得た魚宜しく次々と「スポ根もの」を上梓することになるのだが、
その中でも一世を風靡した感があるのが「柔道一直線」だ。
60年代を席巻したキーワードと言えるのではないだろうか。