本当に困りものだ

黄砂に有害物質、中韓の工場排ガスが付着か…東大分析(読売新聞) - goo ニュース

結局、中国も勧告も未だ発展途上国だということだ。
先進国という言葉はあまり好きではないが
日本に暮らす我々にしてみればかつて通った道である。
幸いにして日本は、動緯度で東に位置する外国が存在しなかったので
こういったかたちで他国に迷惑をかけずに済んだに過ぎないと言うこともできる。

そして、発展途上にある国々に対して、
より経済面での利幅の大きい工業化を押し留めるというのは
それらの国々からすれば先進諸国のエゴの押し付けであり
不公平以外のなにものでもないといっていいだろう。
一部の経済学者らの主張する比較優位の理論など、
詐欺師の詭弁に聞こえて仕方がないことがある。

何れにしろ、このような黄砂の上流に位置する国々が
急激な工業化の道を断念することはないと考えられる以上、
我々はどうするべきか。
きちんと主張すべきは主張し、そのうえで技術的支援をおこなうべきだろう。
かつて公害問題に悩まされた中で手探りで作り上げてきた
様々な有為の技術を供与し、かつて経験してきたものとして
先導してこそ「先進国」を名乗れようというものだ。
もちろん技術の供与をはじめとする支援は有償で行うべきだろう。
国際社会の中で、せめてその程度のことはきちんと述べられる国であって欲しい。