久々の更新です。
今回のお供は、ジョンブリアン(輝く黄色の意味、でも黄土色にしか見えない)のPENです。
去年から行ってみたかった二つの峠を登ります。まず、一つ目は滝ケ原峠、ここは古峰街道側からは何度か登った事がありますが小来川(おころがわ)側からは初めてです。下った時の印象は長い長い長い下り坂だったので登りが楽しみです。
念のため熊避けの鈴を取り付けます。この峠は、今まで誰ともすれ違った事がありません。今回も麓の方でスクーターとすれ違っただけでした。ちなみに携帯はすでに圏外です。この先にまだ何軒も家があったのに!
何とか登れました。かなり手強い坂でギアは全部使い切りました。日光の清滝側に向かいます。ここは携帯のアンテナマークは、一つでした。
少し下ると日光市街が一望出来る絶景ポイントが有ります。ここは携帯のアンテナマークは全部付いてました。一度、清滝まで下りいろは坂を登ります。
例によって中禅寺湖畔の浅井精肉店のソースカツ丼を頂きます。11時の開店直前に着いたので並ばずに済みました。しかしこれで800円だと他の所では食べられません。今回は、ご飯お代わり(無料)しちゃいました。
家族のお土産に、日光湯元のつるや本舗の塩羊羹(超人気)を買うと隣に足湯が!
パスしようと思いましたがこの色を見たら!足を浸けると、き、気持ちいい。誰も居なくて貸切状態の中10分程浸かりました。坂で痛めつけられた足もリフレッシュしました。
帰りに見たら、修学旅行の小学生でいっぱいでした。
ここから金精峠です。
まだまだ登ります。
やっと頂上です。周りには、まだ雪が残ってます。比較的上りやすい坂ですが、これまでに2000m以上登っているのでこたえます。ここの横のトンネルを抜けると群馬県です。
菅沼のドライブインの駐車場にこんなものが有りました。雪の山です。
丸沼まで一気に下ります。気持ちの良い坂でした。帰りにここを登らなきゃなんて考えてはいけません。
丸沼です。天気がイマイチでしたが、雰囲気ありました。
帰り道は、霧と言うより雲の中でした。注意しないと何処か違う世界に連れて行かれそうです。
視線を移すと菅沼の青緑の湖面に吸い込まれそうです。
こんな神秘的な雰囲気ですが、高地で気圧が低いせいかオナラが良く出ます。誰も居ないので遠慮なくぶっ放します。金精の空気を汚してごめんなさい。
ここで携帯のバッテリーが切れて写真はおしまいです。トンネルまで登れば、後は基本下りなので楽勝です。
まさか、この後、大変な事態に巻き込まれようとは!
いろは坂を下り、清滝市街まで、もうすぐの見通しの良い下り坂を快調に飛ばしているとハンドルが取られる。
パンクでした。路肩の広い所で修理しようと前輪をはずし、携帯用空気入れとチューブとレバーを出したら、
なんとサルが出てきました。昔読んだ本に目線をそらしやり過ごすと書いてあったので、その通りにしましたが、牙をむいて近付いてきます。どうやら食べ物を持ってると思ったようです。
知らん振りしようと思ったら、一匹、また一匹、なんと十匹以上に囲まれてしまいました。牙をむくサルを右に左にフットワークでかわしながら(運動神経は鈍い方です)逃げました。
その時、チューブの入ったビニール袋(これが食べ物だと思った見たいです)を落としてしまい、サルがそれに気を取られた時、異変に気付いた通りかかったドライバーがクラクションを鳴らして牽制してくれました。
サルが注意をそらした隙にSPD-SLシューズとは思えない素早いダッシュで逃げました。右手にフロントホイール、左手に携帯用空気入れとタイヤレバーを握り締めながら!
食べ物が無いと解ったサル達は引き上げ始めました。暫らく様子を見て、用心しながらimola号に戻りました。近くに一匹いましたが、もう興味は無いようです。
ここでの修理は諦めて急いで前輪をはめて自走する事にしました。すぐ先の清滝市街地に駐在所がある事を思い出しそこに向かいます。事情を話したら快く場所を貸して貰え更に自分もロードに乗ってるからと仏式バルブのフロアポンプの貸して貰いました。更に更に、暖かいコーヒーまでご馳走になり本当にお世話になりました。
丁重にお礼を言い立ち去りましたが、本当にありがとうございました。おかげで無事家に帰る事が出来ました。
本日の走行距離、191km、獲得標高、2900m