そらはなないろ

俳句にしか語れないことがあるはずだ。

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ブログを更新している場合じゃない

2009-12-29 22:12:50 | Weblog
惑星科学を研究しております、山口優夢です。お久しぶりです。週刊俳句に書いたり、銀化に書いたり、たまーに豈ウィークリーに書いたり、なんだか他のメディアに書かせていただく機会が多くて、ついついこちらは御留守になっていました。正直、このままうっちゃっておいてもいいかというくらいでしたが、非常に、きわめて個人的な、どうでもいいことをどうしても書いておきたくなってしまって、開きました。

(1)角川「俳句」1月号について

鼎談で、僕の作品について触れていただきました。ありがとうございました。それ自体は大変うれしいのですが、一応、訂正しておきたいことが。僕のことを岸本尚毅さんが説明してくださっているくだり。

岸本 開成高校から「俳句甲子園」に出た人で、東大大学院で宇宙物理をやっている。昭和六十年生まれですね。

「火星の研究をやっています」と言うと、だいたい「ほー、天文学ですか」と言われますが、違います。天文学とか宇宙物理とかは、ブラックホールとか恒星とか銀河とか、下手したら全宇宙の構造みたいなことを研究する分野で、僕がやっているのは、どちらかと言うと、地球科学をベースにした研究になるわけで。

地球と他の惑星を比較つつ、自分たちの生きているこの大地の成り立ちを知りたい、そういう学問です。まあ、天文学ということにしておいてもいいのですが、最近あまりにも間違えられることが多いので、一応。天文学とかやるほど数学できないっす。。

(2)「俳句e船団ホームページ 日刊この一句 2009年12月29日分」について

以前はネンテン氏が日替わりで古今東西の俳句を紹介していたこのコーナー、現在は船団の塩見恵介氏が担当している。

2009年12月29日分では、船団会員の藤田亜未の句を引き、彼女のことを「大阪在住、20代の気鋭。」と紹介して、次のように述べている。

今年の「俳句年鑑」や近刊の「新撰21」などの若手には、関西のいい若人たちはほとんど顔を見せていない。例えば、(以下、中略)などとは、遜色ない良い作家が沢山いるのになあ。もったいない。

こうして引用すると誤解されるかもしれないが、上記、「(以下、中略)」とは僕が入れたものではない。もともとの文章に、このように書いてあったのだ。

俳句年鑑はよくわからないが、新撰21に関しては、確かに人選についてあれこれと異論が上がっているのは聞いている。特定の結社、同人誌に人が偏っているという指摘は林誠司氏から出ていたものの、それは今週号の豈ウィークリーのあとがきで、高山れおな氏が反論し、なおかつ林氏自身、誤りを認めている。ただし、東京近辺の人に偏っていて、関西方面の若手が入っていないという事実は確かにあるかもしれない。

しかし、塩見氏のこの指摘はどうだろうか。「(以下、中略)など」だなんておどけてみせて批判の対象をぼかしているこの書き方、僕にはどうしても気持ち悪くて宜えない。誰のことを言いたいのか、なぜ隠す?と言うよりも、隠すくらいなら言わなければいい。

前述の、今週号の豈ウィークリーの高山れおな氏のあとがきは、林氏に対して相当手厳しい批評を加えている。れおな氏一流の厭味たっぷりの言い回しで、こんな攻撃をうけた林氏に同情してしまうくらいだ(とは言え、れおな氏の言っていることはまっとうだ)。しかし、塩見氏の指摘に比べたら、全く気持ち悪さがない。それは、自分自身をその言説に賭けていることが伝わるからだろう。

塩見氏にはお世話になったことがあるだけに、この記事については残念に思った。僕自身、関西にいい若手がいることを知っているだけに、余計に。
コメント (8)
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