日本キリスト教団 清瀬信愛教会 と わたし

わたしを永遠に見捨てない方・・・に出会いました。
「神は愛(アガペー)」(ヨハネによる福音書4:8)

「全世界の救い主」竹前 治 牧師 〔手話通訳〕

2022年02月02日 | コロナ短縮礼拝メッセージ〔手話通訳〕 牧師 竹前 治

「全世界の救い主」

マタイによる福音書2:1-12

竹前 治 牧師

 

 愛する皆さん。今朝はマタイによる福音書からみ言葉を聴きたいと願います。

 

 マタイ2章に東方の博士の物語が記されています。東方の博士たちは聖書によれば占星術の学者であることが示されています。占星術の学者とはペルシアのゾロアスター教の祭司である考えられており、天文学、薬学、占星術、魔術、夢解釈をよく行い、人の運命やこの世の動きについて神意を伝える人たちであったのです。ですからイスラエルの民にしてみれば異教の神々を信じる異邦人、神の救いからもれた人であります。その彼らが光り輝く星を見つけ、天文学、占星術の知識をもって調べ、その星が救い主を指し示すものであることを確信し、星に導かれてユダヤのエルサレムに旅してくるのです。エルサレムはイスラエルの中心で神殿があり、王がいる。救い主はまさしく王の子として生まれると考えたのです。しかし、ユダヤの王ヘロデに会ってもそこには救い主はいない。そこで、祭司長、律法学者を呼び調べさせると、旧約の預言者が「ユダの地、ベツレヘムよ、/お前はユダの指導者たちの中で/決していちばん小さいものではない。お前から指導者が現れ、/わたしの民イスラエルの牧者となるからである。」と預言していることを告げるのです。博士たちはベツレヘムへと向かうのです。ヘロデは自分の知らないところで、救い主、王が生まれることを知り、不安になり、博士たちに分かったら知らせてくれと頼むのです。これは幼子の場所が分かれば殺すことができるからです。

 

 博士たちはベツレヘムの馬小屋にいるヨセフとマリア、そして幼子主イエスに対面することができたのです。彼らは黄金、乳香、没役を贈り物として捧げるのです。これらは彼らの仕事の道具であったと言われています。しかし、この贈り物には大きな意味があるのです。黄金は光輝くものであります。まさしく王を表すものです。神の御子であり、真実の王、自分の権力だけを求めるような王ではなく、人間の生も死も導く光輝く王としての姿が映し出されているのです。乳香は神聖を表すものだと言われています。没役はおもに死体の防腐剤などに用いられていました。つまり没役は主イエスの十字架の死を意味しているものだといえるのです。ですから博士が贈り物として捧げたものは主イエスの歩みだけでなく主イエスがどのようなお方なのか指し示す贈り物であったのです。主イエスは王、神の御子、十字架の死をもって神の救いを成し遂げるお方であることを示唆しているのです。

 

 主イエスを礼拝した博士たち、彼らは先ほど言いましたけれども異邦人であります。神の選びの民ではなかったのです。しかし、神はこの博士を通して異邦人もまた神に創造された大切な一人ひとりであること、主イエスが神の民イスラエルのためだけの救い主ではないこと、全世界の人々が救われるべき者であることを公に明らかにされたのです。

 

 博士たちはわたしたちであるのです。博士は黄金、乳香、没役を贈り物として捧げ礼拝しました。私たちはパウロがローマに宛てた手紙の中で「自分の体を神に喜ばれる聖なる生けるいけにえとして献げなさい。これこそ、あなたがたのなすべき礼拝です。」といっています。私たちは主イエスと出会い、この体を礼拝で捧げる、賛美、祈り、御言葉を聴くという仕方で礼拝を捧げるのです。そして主イエスの救いの恵みに与り続けるのです。


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