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ハゲタカファンドと経営権

金余り現象なのか、米ファンドがLBO、MBOやTOBを仕掛けている。
数ヶ月で利回り何十%なんて案件もある。では何故数ヶ月で莫大な売却ができるのであろうか?
私が思うに経営者が自分の会社の価値を客観的に測れていないからだ。
例えばある会社に本業の他3事業あり、本業が赤字ではあるが連結黒字の場合を考えてみよう。本業が赤字だから株価は低迷する。しかし残りの事業で本業の赤字を埋めているので傍流事業は優秀の証左でもある。本業と3事業の資産と負債と株式総額を換算して、株式価値の方が安い場合は赤字の事業を売る等の対策を打たなければTOBをかけられる。ファンドは黒字事業をプレミアムを付けて分割売却し、赤字事業は借金を返して等価で売れば儲かる。
TOBは常識的にはプレミアムがついた形で行われるので株主にとって見れば株主価値増大の喜ばしい状況だ。仮にファンドが大儲けをしても現経営陣で事業の建て直しが可能で、将来価値が大きい場合は売らなければ良い。または別の価格でTOBが行われるのを期待するのも良い。どちらにしても株主は儲かる。

その時代にオーナーでもない経営陣がTOBに対して、「経営権」「自主性」とは何が言いたいのかさっぱり判らない。本来なら現経営陣の首を替えられなかった株主が悪い。それが、経営陣は現株価にプレミアムを載せて買い取ってくれる、現株主に設ける機会を与えるTOBを「乗っ取り」「ハゲタカ」と言う。株主が一致団結しないように分散させ好き放題やっているのはどっちだよ。経営陣がぼんくらで相対株価が安いから買収されるのである(本当に駄目な会社は潰れるけど。)。いわば現経営陣に対する解雇通告だ。まぁ解雇通告だから抵抗してるんだろうけど。この解雇通告に責任を取った経営者は僕は知らない。

恥を知れ。と思うのは私だけであろうか。サラリーマン社長は株主から、ステークホルダー(従業員・株主・取引先)に利益を与えるよう経営を委ねられている存在である。北越製紙が買収対策を行ったのは「事前に買い付け通知文書が無かった」ただそれだけである。http://www.hokuetsu-paper.co.jp/pdf/OSIRASE/060808_press_release01.pdf

北越が王子に買われる前に買っとけと日本製紙やズルの三菱商事が買い付けるのはありとしても、現経営陣は何故首にならないのだろう?日本製紙連合会ででかい顔しているのも不思議。組合も経営陣に擦り寄った。王子と合併した方が将来的には待遇改善したかも知れないのに(この辺は全く事情がわかりません)。

高杉良が、銀行のトップが銀行を私物化していると激しく糾弾していたが現在もあまり変わらないようだ。

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