さぶりんブログ

音楽が大好きなさぶりんが、自作イラストや怪しい楽器、本や映画の感想、花と電車の追っかけ記録などをランダムに載せています。

マーラー9番、トリスタンとイゾルデ(前奏曲と愛の死)本番終了!

2018-07-08 23:05:28 | ただの日記
本気で大変だった、マラ9の演奏会が無事終わった!

今も脳裏を繰り返し流れるマラ9の重厚な世界。



何が大変だったかって、この半年間で3回も体調を崩したこと。いずれもオケの練習中に、鼻などに違和感を感じ、翌日か2~3日後に急に喉が痛くなったり熱を出したり・・の繰り返し。

身体の抵抗力が極端に落ちていたのかもしれない。そんな中でのマラ9やワーグナーの練習は本当に大変だった。

でも、本番では、団員みんなの苦労が実って、とてもよい出来になった。

5月に亡くなったコントラバスの先輩の写真を、コントラバスのパートの席に置き、先輩の愛用の楽器を他の団員が弾いて、追悼の気持ちを込めた。

まずはトリスタンとイゾルデ。前奏曲が終わった後に、コールアングレのソロ「嘆きの調べ」を入れた。3幕冒頭の情景がまざまざと脳裏に広がる。そして厳かにソプラノソロによる「愛の死」が始まる。この歌は子守歌のように聴き手をいやしつつ、ゆっくりとトランス状態に導いてくれるような不思議な歌だ。知念先生の会場をやさしく包み込むような歌声を聴きながら伴奏していて、初めて1stヴァイオリンの客席側で弾く緊張感とかが拭い去られ、純粋に音楽を楽しみながら弾くことができた。

休憩が終わって、再入場したら、客席の前列に小学校高学年くらいにみえる男の子数人が座っているのに気付いた。マーラー9番はお子様にとってどうかしら・・と一瞬思った。

マラ9は結局1楽章が一番難しいんじゃないか・・と思いつつ、2楽章・3楽章の激しいテンポの変化に一生懸命ついっていって、最終の4楽章。4楽章の半ばまで来て、なんか昔懐かしい、放課後の夕日を見ているような気分になった。苦しんだ練習も、これで最後なのかと思うと寂しくなった。

本当にかすかな、神経を使う音のやりとりをしながら、マラ9の演奏が静かに終わった時、客席から気持ちのこもった拍手をいただくことが出来た。ブラボーの掛け声もいただいた。何よりも嬉しかったのが、前列の先ほどの男の子達・・私の席のすぐそばの子供達であるのだが、すごく熱心な拍手をしてくれたのである。この子達、マーラー好きなのかな。そういう子供たちに喜んでもらえる演奏が出来て良かったな・・と思った。

その後、私は体力温存のため、打ち上げに出ずにすぐに帰って休むことにしたのだが、バス停で待っていたら、ちょうど私たちの演奏を聞いてくださった方が声をかけてきてくださって、「本当に楽しかった。特にトリスタンとイゾルデがこんな風に聴けると思わなかった。ワーグナーもマーラーももう一度勉強し直さなきゃと思った。刺激をくださってありがとう。」と言われた。もう70歳を超えた女性なのであるが、その方の持っておられるエネルギーに圧倒された。

さっきは小学生の子供達、そして今度は70過ぎの女性・・どちらからも、演奏していた私よりも真剣なのではないかと思うほどのオーラを感じた。やはり演奏会というものは演奏者とお客様のコミュニケーションで成り立っていて、お互いに刺激し合い、影響し合うものなのだということを実感した。

この方々から刺激を受けて、私自身これからももっと勉強していかなければいけない・・と、あらためて感じた。
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