西川有司/日刊工業新聞社
私は、湯船に浸かるのがあまり得意ではない。よほど寒くない限り、シャワーで済ましてしまう私は、今回季節の変わり目を乗り切るために毎日半身浴を試みるのであるが、風呂から上がって2時間以上経ってから寝るようにしても足がほてって眠れず、日中も具合が悪くなり、湯船に入るのをやめてみたら、2日で調子良くなったのである。ということで、温泉に行ってもカラスの行水だし、そもそも入らなかったこともあるし、無理して入って湯あたりしたり、夜中に不整脈で苦しんだこともあるし・・・あまりよい思い出はない。
ではなぜこの本を手に取ったかというと、ひとえに地学的興味から。
温泉は全て火山に由来すると思っていたのだが、火山タイプの他に地層タイプというのがあるそうだ。温泉の研究もまだ発展途上で、なぜここに温泉があるのかわからないケースもあるそうな。
また変わり種の温泉も多く、石油の温泉・・なんてあるそうだ。なんかあまり入ってみたい気がしないのだが・・・。草津温泉や玉川温泉は育毛にも効果のあるものがあるそうで・・・。私も最近前髪が薄くなってきたから行ってみようかなぁ。
その草津温泉・・・まだ行ったことがないのだが、強酸性泉・硫黄泉で、自然湧出量は日本一だとか。私も草津ぐらいは行っておいた方がよいかも知らんな。
温泉・・実は枯れることもある。そうならないように管理されているが、東日本大震災の影響で、出なくなったり悪影響を受けた温泉もある一方、かえってよく出るようになった温泉もあるのだという。地熱発電・・なども聞こえはよいが、湯量に影響を与えるかもしれず、反対している地域もある。
湯の取りすぎで温泉が枯渇する例も多い。温泉嫌いの私には信じられないが、みんなそんなに温泉が好きなのか?