この32巻目は、オーロラの話、隕石の話、声帯の話など、興味深い話がいっぱいだったが、とりあえずコメントするのは「卵の話」にしておこう。
ニワトリの卵っつうのは、最初卵巣の中に入っているのは卵黄のもとになるもので、輸卵管を通っていく間に卵白にくるまり、卵殻膜が出来、出口の少し手前のところで殻がつけられるんだってね。その出口っつうのはウンコが出てくるところと同じ・・・ってところまでは知ってたんだが、私はてっきりカエルの卵みたいなのが、徐々に大きく、殻も固くなって出てくるものだとばかり思っていたよ。
そ~いえば、昔は双子の卵ってよく見かけたな。殻を割って、二つ卵黄が入っていると得したような気分になったものだが、最近では双子の卵は殻を割って「液卵」として出荷するようになったせいで、あまり見かけなくなったんだそうだ。で、さっきの卵の出来方から復習すると、卵巣から1度に2個の卵黄が出されて、それがひとまとまりの白身と殻に包まれて出てくるわけだ。ってことは双子っていっても二卵性なわけだな。体調がよく、産卵器官が完熟していない若いニワトリが産むことが多いんだって。
ここで終わると私のブログらしくないので、卵にちなんで昔の思い出を書いてみよう。
30歳の時、会社の健診で、一日がかりで「健康診断+体力測定」というのがあったのだが、その時時間調整だか何だか知らないが、同時に健診を受けた30人くらいの人達のうち、私を含む8名くらいの人達にのみ「自分発見」というコマがあった。そこでやらされたことは、画用紙2枚とクレヨンを渡され、
①ニワトリの卵を描きなさい。
②その卵が割れてどうなったかを描きなさい。
③隣の人と絵を交換し、それぞれどういうつもりでそういう絵になったか説明し合いなさい。
④みんなの前で、隣の人の絵について発表しなさい。
というものだった。③と④は結局は言葉を尽くして他人の絵を褒める会にしかならず、私は非常に疲れてしまった。
だが、同じテーマで描いても②の表現は人それぞれちがった。
大多数の人は、②は目玉焼きのシーンであった。
私ともう一人は、卵が割れてひよこが出てきた絵を描いた。
私と絵を交換した隣の人は、卵を割ったら双子の卵が出てきた絵を描いた。(その人は双子だったのである。)
ある女性は、「今朝も目玉焼きを焼いてきたんで、当たり前のように目玉焼きを描いたが、ひよこなんて描く人がいるなんて思いもよらなかった・・」と言っていた。要するに、当時の私は寮住まいで上げ膳据え膳だったから、そーいう生活感が無かったわけよ。でも、今同じお題を出されても、私はひよこを描きそうな気がするなあ。動物好きだし、その方が絵的に面白いし。
面白かったし、考えさせられることが無かったとは言わないが、「自分発見」という大げさなテーマには追いつかない内容だったような気がする。
ニワトリの卵っつうのは、最初卵巣の中に入っているのは卵黄のもとになるもので、輸卵管を通っていく間に卵白にくるまり、卵殻膜が出来、出口の少し手前のところで殻がつけられるんだってね。その出口っつうのはウンコが出てくるところと同じ・・・ってところまでは知ってたんだが、私はてっきりカエルの卵みたいなのが、徐々に大きく、殻も固くなって出てくるものだとばかり思っていたよ。
そ~いえば、昔は双子の卵ってよく見かけたな。殻を割って、二つ卵黄が入っていると得したような気分になったものだが、最近では双子の卵は殻を割って「液卵」として出荷するようになったせいで、あまり見かけなくなったんだそうだ。で、さっきの卵の出来方から復習すると、卵巣から1度に2個の卵黄が出されて、それがひとまとまりの白身と殻に包まれて出てくるわけだ。ってことは双子っていっても二卵性なわけだな。体調がよく、産卵器官が完熟していない若いニワトリが産むことが多いんだって。
ここで終わると私のブログらしくないので、卵にちなんで昔の思い出を書いてみよう。
30歳の時、会社の健診で、一日がかりで「健康診断+体力測定」というのがあったのだが、その時時間調整だか何だか知らないが、同時に健診を受けた30人くらいの人達のうち、私を含む8名くらいの人達にのみ「自分発見」というコマがあった。そこでやらされたことは、画用紙2枚とクレヨンを渡され、
①ニワトリの卵を描きなさい。
②その卵が割れてどうなったかを描きなさい。
③隣の人と絵を交換し、それぞれどういうつもりでそういう絵になったか説明し合いなさい。
④みんなの前で、隣の人の絵について発表しなさい。
というものだった。③と④は結局は言葉を尽くして他人の絵を褒める会にしかならず、私は非常に疲れてしまった。
だが、同じテーマで描いても②の表現は人それぞれちがった。
大多数の人は、②は目玉焼きのシーンであった。
私ともう一人は、卵が割れてひよこが出てきた絵を描いた。
私と絵を交換した隣の人は、卵を割ったら双子の卵が出てきた絵を描いた。(その人は双子だったのである。)
ある女性は、「今朝も目玉焼きを焼いてきたんで、当たり前のように目玉焼きを描いたが、ひよこなんて描く人がいるなんて思いもよらなかった・・」と言っていた。要するに、当時の私は寮住まいで上げ膳据え膳だったから、そーいう生活感が無かったわけよ。でも、今同じお題を出されても、私はひよこを描きそうな気がするなあ。動物好きだし、その方が絵的に面白いし。
面白かったし、考えさせられることが無かったとは言わないが、「自分発見」という大げさなテーマには追いつかない内容だったような気がする。