さぶりんブログ

音楽が大好きなさぶりんが、自作イラストや怪しい楽器、本や映画の感想、花と電車の追っかけ記録などをランダムに載せています。

【100分de名著】「法華経」

2018-04-16 23:16:16 | 読書録
私、最近足腰が猛烈に痛くて、ものすごく疲れているのですが、そのせいか、時々電車で席を譲ってもらえるようになったんですよ。

それが譲ってくれる人は、ちょっと見かけが変わっている人だったり、外国人だったりして、その所作からは私にゆずってくれているのかどうかわからなかったりするんですよね~。

今日も、見かけ濃い目の外国人の若者が、私の前で席を立ったのですが、私は自分に譲られてると思わなくて、横の女性に席を進めたんですよ。そしたらその若者の隣の若者まで立ち上がったので、ありがたく座ることにしたの。いやぁ~席を譲られるなんて、よほど私がボロボロに見えたんでしょうかね。事実ボロボロなんだけど。

だからそういう時は、自分に席を譲ってくれる人が、まるで仏様みたいに見えるんだよね。国籍を問わず・・・見かけを問わず・・・。

だから。。というわけでもないんだが、とりあえず今月の100分で名著の「法華経」について書いてみようかな。

法華経っていうのは、とてもスケールの大きい、許容度の広いお経なんだね。たとえば原始仏教は女性も成仏できるし、妻の自立や財産権まで認めていたのに、小乗仏教では女性は汚れていて成仏できないとされた。大乗仏教は小乗仏教では救われない人達を救おうとうしたが、逆に小乗仏教で修行した人は成仏できないとした。法華経はそういう反省のもと、大乗と小乗、男女とわず、すべての人が成仏可能としたんだね。

私は法華経について、ちょっと偏った考え方を持っていたようだった。父方の祖母や伯母がなくなった時、来てくださったお坊さんが、「法華経のダイバダッタホンにのみ女人往生のことが書かれていることをもって、女人も往生できる」ということをおっしゃった。私はその時「ダイバダッタ本」・・ダイバダッタが書いた本かと思い、ダイバダッタについて調べたのであるが、釈迦に反発した人だと書いてあった。え、釈迦に反発したような人が書いた本にしか女人往生が書かれていないのか。

また別のところで、その女人往生もいったん男になってから(変成男子)往生するんだ・・なんてことが書かれているのを目にし、当時読んでた「宇宙皇子」という本に、実際に女性が男になってから成仏していく様子が書かれていたので、私はそれまで喜んで読んでいた「宇宙皇子」や仏教に関わる興味を一切失ってしまったのだ。

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この法華経についての解説をあらためて読んでみて、そもそも釈尊が人間として生きていた頃の原始仏教では女性も当然成仏するものとされていたことを知って安心した。またダイバダッタ本ではなく提婆達多品であり、品(ホン)とは、章のようなもので、つまり提婆達多(ダイバダッタ)について書かれた章ということなのだ。ちなみにそこではまず提婆達多のことを題材にした悪人成仏の話がまず出て着た後、龍女の成仏の話が出て来るのだという。この龍女は「八歳(まだ胎児扱い)」「女性」「畜身」という、小乗仏教では成仏できない三重の要素を持っていたわけであるが、彼女は成仏できないと難癖をつける菩薩たちの前で、彼女はいったん男性に変身してから成仏の姿を見せて、彼らを説得したという。つまり女性はもともと成仏できるものであるが、小乗仏教の考え方に固執して理解できない者を説得する手段として、一度男性になってみせてから成仏したのだという。

ややこしいな~と思いつつ、法華経の考え方がそのようにおおらかなもので大変安心した。法華経には沢山のたとえ話が出て来る。まるで聖書の中に出て来るイエスキリストの説教みたいだ・・・と思った。ということは、お経を唱えるのは、呪文を唱えるというよりも、聖書の朗読に近いものなのか。

つまりお経には物語が沢山書かれている・・と言う話を初めて知ったな。
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