さぶりんブログ

音楽が大好きなさぶりんが、自作イラストや怪しい楽器、本や映画の感想、花と電車の追っかけ記録などをランダムに載せています。

かごめかごめの怪!?

2012-07-09 23:48:33 | 読書録
(【読書録】歴史のミステリー5)

本巻で面白かったのは、断トツにケネディ暗殺事件とタイタニックの話なのだが、敢えて締まらないネタに挑む。

このシリーズ、謎として大きくぶち上げて、結局謎ですで締める記事も多いので、読んでてスカッとしないことが多いのだが、かごめかごめの記事もその類。「わらべ歌に秘められた本当の意味」という副題を期待していると裏切られる。まぁ、いろんな説があるんで確たることは言えないのだろう。

考えてみればこの歌は意味不明である。

「よあけのばん」って何だよ。朝なのに夜なのかよ?
「鶴と亀がすべった」・・・だから何?

一応子供ながらに、鶴と亀がツツーっと滑ってコケている場面は頭の中で想像してたはずなのだが、何も考えずに歌ってたな。

かごの中の鳥を遊女に見立て、いつになったらここから出られるのか・・・夜明けのばんとは、遊女達を見張ってる番人のことだ・・・・そんな説もある。あまり子供向けじゃない説明だけど何となく分かる気がするその説も、「鶴と亀がすべった」を「番人がいなくなってくれないかという願望」だとするのは苦しいな。「後ろの正面」が遊郭からの追っ手だとか。きゃぁ~それはこわいな。まさに、振り向けば、奴がいる!

これらのほか、何らかの宗教的儀式だったのではないかという説もある。中央に座っているのが地方によっては鬼だったり地蔵だったり、小仏だったりするからな。まぁ一種のトランスミュージックみたいな抑揚の少ないメロディーに、意味不明な歌詞をつけて繰り返し繰り返し歌っていると、宗教チックではあるがな。

☆ ☆ ☆

そんな崇高なルーツを持つかもしれない「かごめかごめ」だが、私自身はこれであまり遊んだ記憶がないのである。確かに幼稚園とかでは習った。近所の子達とも遊んだ。だが、歌も単調だし、遊びとしてそんなに面白かったかどうか記憶がない。よほど小さい時にしか遊ばなかったんじゃないかな。単純過ぎて多分飽きてしまったんだろう。近所の子供達との遊びは、だるまさんが転んだとか、缶蹴りとか、長縄跳び、キャッチボール、ゴムとびなどに進化していった。

逆に、手をつなぎながらぐるぐる回る遊びとしては、学校のフォークダンスに吸収されていったかな。マイムマイムとか腐るほど踊ったし。

ということで、遊戯としての「かごめかごめ」のライバルはいくらでもあるので、語り継いでいかないと廃れてしまうかもしれないね。
コメント (3)
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