さぶりんブログ

音楽が大好きなさぶりんが、自作イラストや怪しい楽器、本や映画の感想、花と電車の追っかけ記録などをランダムに載せています。

花見と防災

2011-04-03 23:26:05 | 読書録
(【読書録】そーなんだ!歴史編63)

いやぁ~! 東海大相模、優勝してくれましたね! 彼らの優勝が、このところの鬱気分を吹き飛ばしてくれました。昔から強い強いと言われてたのに全国制覇は1970年夏、2000年春と今回でようやく3回目なのですね。神奈川は激戦区だから、甲子園に出ること自体が難しいですからね。この調子で夏の連覇も目指して欲しいです。

私の故郷の地元校といえば、東海大相模だけでなく、横浜高校とか横浜商業もあるんですが、東海大相模になんでこんなに胸が熱くなるのかというと、多分私が相模鉄道沿線に住んでいたことと、ちょうど小学校の頃、クラスみんなで騒いでいた頃と重なるからでしょうね。意味もなく「チャンチャ~~~チャララトーカイ・・」とか歌い出す奴もいましたし。当時「東海」と付けばなんかカッコいいような気がして、「東海大」はもちろん「東海第1」とか「東海第4」も応援してましたし。地理で東海地方を習う時は、興奮でドキドキし、はたまた東海銀行とかも・・・。

という話は置いといて、まだまだ肌寒いですが、ようやく春が来たという感じです。桜もちらほら咲きだしています。世間では「花見も自粛すべきだ」と発言した某知事に対する反論が高まっているが、そもそも庶民に花見を流行らせたのは徳川吉宗で、実は裏に二つの政治目的があった・・というのが「そーなんだ!」に書いてあった記述。

まずは、幕府の政治に対して何かと不満を持っていた庶民に娯楽を与えることで、政治への批判をかわそうとしたこと、もう一つは隅田川や小金井などの川沿いにも多くの桜を植え、多くの花見客を呼び寄せることで地面が踏み固められて、ちょっとやそっとの大雨では洪水にならない頑丈な堤防を作ろうとした・・ということです。

特に後半の理由には胸がスッとする思いがしました。川沿いの桜並木って、本当に美しいですが、そもそもは防災目的だったのですね。

先日、ラジオでも、「地域の祭りは、昔は防災訓練の役割を兼ねていた・・炊き出しの練習にもなるし、地域の人達の顔も分かるし・・」などと言っていたのを聞き、ハッとしたばかりです。物事にはやはり多面的に見ないといけないのですね。

選抜高校野球もそうですが、昔から季節ものとしてみんなが楽しみにしてきたものというものは、こうした中でも節電等何とか工夫しながらも、実施されることを祈ります。

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