吉田マリア幼稚園のトピックス

写真付きで子どもたちの様子をお知らせします

お米を炊いて食べたよ!

2012年11月22日 | 日記
春に苗で植えて、みんなで大切に育ててきた「稲」
収穫の稲刈り(子どもたちがはさみで切りました)をして、脱穀(子どもたちが指で1本ずつこそげとっていきました)をし、精米(子どもたちが棒でついてお米にしました)をした大切なお米をようやく今日、おにぎりにして食べました。

 みんなで精米したお米はほんの少し…一生懸命棒でついたお米はいつも食べているお米みたいに白くなくて、茶色い色をしています。
その茶色いお米を、先生が持ってきてくれた“新米”と一緒にしてといでいきます。

  

といだお水はお花にあげましょう。そのまま流してしまえば無駄になってしまうお米のとぎ汁ですが、お花にあげると栄養になるそうです。
お水を大切にしながら、そしてお米の一粒も流さないように気を付けて、丁寧に丁寧にお水を替えている子どもたちの姿は真剣そのもの…集中していました。

                

といだお米は炊飯器に入れて、スイッチオン!
「おいしいごはんになりますように…」と神さまにお願いする子も。おいしく炊けるかな?

 少しすると炊飯器から湯気が出てなんだかいい匂いがしてきました。
もう炊けるかな…わくわくどきどき。

  

                 

炊きあがったごはんを先生が広げたサランラップの上に乗せてくれます。
それを両手でギュッとにぎっておにぎりにしていきました。少しさましてからギュッと握りろうね。
そうしないとやけどしちゃいますよ。
まあるくまあるくなるように、にぎっていきます。力を入れすぎるとかたいおにぎりになるから気を付けてね…。
みんな気持ちはおかあさん。

  

自分でにぎったおにぎりを「いただきま~す!」
自分たちで精米した茶色いお米は、炊飯器で炊いてもちゃんと茶色いまま炊けていました。
白いお米の中に混じっている茶色いお米を見て「これ、僕たちのお米だね!」とうれしそうな子どもたち。
塩も何もつけないおにぎりでしたが、とってもおいしくて“お米ってこんなに甘いんだね”なんていう声も…。
あっという間にペロリ…でした。

たった一粒のお米が自分の口に入るまで、どれだけ長い時間をかけて稲を育てなければならないのか。
そして、どれだけ手間をかけてお米にしなければならないのか…を体験できた子どもたちでした。
「お米の一粒も無駄にしたらもったいない…」という言葉が子どもたちから出てくると、本当にうれしくなります。
物があふれかえり、食べるものにも困らない生活ができる私たちですが、だからこそ、お米の一粒を大切にする心を育てていきたいと思っています。

来年もまた、苗から育てていきたいですね。