三陸ワカメのブログ

東日本大震災から11年過ぎました。お世話になった大勢の皆様へ感謝いたします。

北上川輪行

2015年08月18日 | 積日
2015年8月16日(日)

5月の連休に福島県のいわき市から仙台まで走ったので(途中の避難指示地域はバスでしたが)、今回は同じ宮城県の石巻から盛岡まで北上川を遡上する計画で走り始めました。
朝、4時半に国分寺駅発で6時30分の新幹線にのり石巻には9時30分着の予定です。

仙石線は仙台から石巻までの単線です。なんと最新鋭のハイブリッド車両です。つまり電化されていないってことですね。

石巻からすぐに北上川(旧)に出ることができました。北上川の本流は柳津というところで東進し、南進して石巻に注いでいるのは旧流のようです。本当は海まで行って震災の被害や復興の様子も見たかったのですが、川沿いは通行止めもあり行けなかったのであきらめました。

ひたすら北上すると国道45号線と出会います。国道45号線は仙台を始点とし青森市を終点とする一般国道ですが、沿線のほとんどが陸前、陸中、陸奥の海岸であり東日本大震災でいたるところが寸断されたことは周知のとおりです。大槌町吉里吉里の我が家の近くも通っており、このまま走ってゆけば実家に(跡地に)帰れますが、それはまたの機会にしましょう。

宮城県登米市に掛かる大橋からの北上川です。さすがに日本のBEST5の大河、東北の母なる川です。この川幅、流量、圧巻です。

一関で岩手に入りました。

午後17:00平泉に到着。途中道を間違えて川から離れてしまい一関市内まで峠越えの道に入ってしまった。90キロ近く走っての最後が山越えだったので死ぬかと思った。朝なら何ということもない坂道に足が動かない。何度も休んでやっと平泉に到着。

8月16日はお盆の終わりの日です。平泉で泊まった宿が毛越寺(世界遺産!!)の裏だったので、毛越寺の灯篭流しを拝観することができました。この時期日本中で行われる花火大会は大体が霊の「迎え火」であり、大文字焼きや灯篭流しは「送り火」ではないかと思います。毛越寺の灯篭流しはで読経に合わせて大変厳粛に行われましたが、光量が足らずうまく写真にとれなかったので、隣の広場でも並べられていた灯篭の写真をアップします。

8月17日(月)
本日は平泉から盛岡まで走って新幹線で帰京するつもりでしたが、雨雲が北上しておりそれに追いつかれず走り切れる自信がなかったので北上駅でショートカットして帰ることにしました。本当は、昨日の峠越えの疲労が抜けきれないことと、途中で歩いてしまった自信喪失で戦闘意欲がわかないことが大きいかもしれない。それに国道4号線を大型トラックと競争してストイックに走るのも楽しくないし。一つだけ楽しかったのは、大荷物を積んで自転車旅行しているお兄ちゃんがいて、妙にポイントポイントで一緒になるのでそのたびに手を振ったりして、頑張ってるなの挨拶をした。あのスピードでは早晩雨につかまっただろうに、ガンバレ!!!写真は北上駅のそばを流れる北上川です。

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