銀色のかけら

銀魂感想と徒然日記

アニメ銀魂゜305話『仇』

2016-01-13 18:26:58 | アニメ銀魂感想
ついに、アニメもこの話まできましたね。
素晴らしい作画。
素晴らしい演出。
素晴らしい語り。
本当に、ありがとうございます。

拳を振るい合うふたりの悲しみと苦悩に、胸が潰れる想いです。

高杉の
「やめろ銀時・・・頼む」
辛かった・・・


以下、内容に関しての感想は、ショックも生々しいWJ掲載時のものをそのまま


高杉の狂気が、やっと自分の掌に落ちてきた気がします。

銀さんが幾ら説いても、立ち塞がっても、それは難しい。
高杉が言うように、高杉は『それ』をも呑みこんだ闇を包蔵するがゆえの狂気なのですから。

高杉を止められるのは、自分の行いが銀さんの闇を増幅させているという高杉自身の悟りなのでしょうが、それさえ既に解しているはず。
拳を振るい合うことで、果たして収まるものなのか・・・。

先生をも救った銀さん。
先生は、皆にどう生きて欲しかったのでしょう。
その荷は銀さんのみならず、否、銀さん以上に、高杉や桂に背負わせてしまったのですから。
生き延びてしまった者は、その先、生きている限り、その重責を感じ続けなければならないもの。
銀さんのように闇をじっと抱え込み、宿痾の痛みに耐えて生きていって欲しかったのでしょうか。
銀さんのその生き方さえ、高杉や桂のためなのでは?

荷が重すぎます・・・。

桂は『一番つらい』と思っている銀さんの生き方を目の当たりにし、桂ならではの柔らかい優しさで銀さんを見守り、共に高杉を止めようと決めたのでしょう。
それが先生のためであり、銀さんの痛みを少しでも和らげることになるのではと思っているのでしょう。

三者三様の闇。
不本意であれ、それを抱えさせることとなった先生。
救いはどこにあるのでしょうか。

2014.11.22



去年のこの頃の記事で、サイトから支部に再録した私の作品(健全)、
幼い銀さんと松陽先生の話『月を想う・前篇』
紅桜篇後、高杉の夢を見た銀さんの話『氷輪』
を紹介させてもらいました。
旧作ですが、タイムリーになってしまったので・・・
ただ、『月を想う・前篇』の先生の台詞、ひとつだけ変更しました。
私にとっては、とても重要な変更です
このブログの『少しだけ・・・作風紹介』には書いた当時(2009年)のまま、があります

☆連作用支部アカの他作品と、もうひとつ単品用支部アカには、腐向けもございますので、なにとぞご留意くださいますよう。