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不動産は安くすれば買い手がつくというのは迷信である。

2019-09-01 09:00:07 | FP
広島県神石高原町が人口増を目指して破格の1坪8円で売り出した同町上豊松の宅地5区画が5カ月近くたっても一件も成約に至っていないそうだ。1坪8円というのは、東京の不動産価格から比較すれば、タダのようなものだ。だから、都会に住む人たちが飛びつくに違いないという、まことに安易な考えで、町は造成したに違いないのだが、思わず“バカ”と言ってしまいそうな出来事である。バブルの時代にスキーリゾートの湯沢に大規模なリゾートマンションを建てて、買い手を募集したことがある。当初こそ、テレビなどに取り上げられて、東京に比べれば、物件の価格も安かったので、飛びついた人もいた。しかし、それから、時代が過ぎると、そこは巨大な廃墟になりつつある。しかも、問題はそのマンションを相続した人だ。まず、そのマンションは売り手はいても、買い手がいないのだ。だから、値はどんどん下がって、今ではタダ同然である。それでも買いたいという人は出てこないのである。そこに高い維持費と税金で、相続人に多大な負担が押し寄せているのである。不動産は安くすれば買い手がつくというのは迷信である。私も沖縄時代に、タダで家を譲るという話があったが断った。場所はもちろん、辺鄙なところである。しかし、自動車社会の沖縄である。しかも狭い沖縄のことである。辺鄙と言っても1時間ほどで、どこにでもつくのである。だが、それでも将来の負担を考えれば、断るのが無難であったのだ。(くちなし亭、9月1日)

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