IT企業の雄であるアマゾンがNYに第二の本社ビルを立ち上げるとした計画が白紙撤回となった。地元の猛反対を受けて、挫折したものだ。この誘致は元々、NY市と州が計30億ドルもの助成金を用意して、成功したものだったし、NYをITの街にすると言う構想もあった。さらに、アマゾンは2万5000人の雇用を作り出すというアピールもしていたのだが、地元の人達は冷静に受けとめていた。25000人の新たな雇用といっても、アマゾンが求める人材は高度な理系の人材で、NYに住む人達の数%に過ぎない。それにIT産業というのは、自動車産業のように、広い裾野を持っているわけではない。地元のニューヨーカーは冷たく言い放つのである。彼らが来れば、NYの家賃が上がるだけだ。(2月17日)
Y-FP Office Japan
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