ホームズの実態調査によれば、サラリーマンの平均的な通勤期間は片道58分と約1時間であった。平均なので、大多数帯ではない。しかも、東京圏のように、通勤時間の長いサラリーマンがいる地域での感覚とは異なる。私などは、若い時の一時期だが、通勤時間2時間という時代を経験している。しかし、この通勤時間2時間はラッシュ時の朝は比較的に楽であった。座ってこられるからである。だが、残業の後の遅い帰宅は地獄であった。寝て帰ればよいではないかと言われるが、それほどの図太い神経でもない。帰って、寝て、次の朝が大変だった。東京圏に限って言えば、1時間半くらいをかけて、会社に行く人が多いのだが、この人たちにとっては、朝のラッシュは地獄である。混み合う車内で身を任せる以外にない。通勤電車というものは、思いのほかに揺れるのである。静かにスマフオを眺めていれば良いというわけにもいかないのである。理想の通勤時間というのは片道35分だそうだ。最近は通勤費を浮かせようと、職住近接を奨励する会社もあるそうだが、あまりに近すぎても、煩わしい。緊急時が起これば、引っ張り出されるのが山である。近すぎては神経が休まらず、遠くては体力が消耗するのである。いっそ、繁忙期は会社に泊まるかと考える人もいるようだが、これが実は身体には最悪なのだそうだ。(2017.05.18)
Y-FP Office Japanのホームページ上で、「家計のキャッシュフロー表、自分で作成」コーナーを設けましたので、ご活用ください。