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田辺市はなんで破産手続きを急いだのか。

2021-12-07 10:15:32 | FP
紀州のドンフアン事件である。野崎幸助氏(享年77)を急性覚醒剤中毒で死に至らしめたとして、55歳年下の元妻、須藤早貴被告が逮捕されたが、彼女は今も否認を続けている。その野崎氏が和歌山県田辺市に創業した酒類販売及び貸金業の「アプリコ」および関連会社「アンカー」は今年9月21日付で、債権者である第三者の申し立てに基づき、和歌山地裁が両社の破産手続開始を決定した。では、その第三者とは誰なのか。実はこの第三者とは地元の田辺市であったのだ。19年、田辺市は、総額13億5000万円というドンファンの遺産受け入れを表明している。その根拠となっているのが、アプリコの元役員が野崎氏から生前預かったとされる遺言書である。「いごん」と題され、「全財産を田辺市にキフする」と赤色のサインペンで記されていたものなのだ。その時に、私は疑問に思ったものだ。なぜ、田辺市は急ぐのか。その答えが昨日のニュースになって知らされた。野崎さんが「全財産を市に寄付する」とした遺言書について、野崎さんの兄ら親族側が、「筆跡は野崎さんではない別人のもの」とする筆跡鑑定3件を、和歌山地裁に提出していたのだ。赤ペンで書かれていたことや発見過程など、いかにも不自然なのだ。だから裁判の不利を知った田辺市が債権回収を急いだということか。だが、これは、少なくとも、地方自治体のとるべき姿ではない。田辺市のとった行動により、破産と言う何人かの市民の不幸をもたらしたのである。(くちなし亭、2021.12.07)

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