令和になって人々の気持ちは盛り上がる。

朝比奈一郎さんという方が経験則に基づく、景気循環論を展開していますので、興味を持ちました。彼によれば、日本では１０年周期、４０年周期、１００年周期に景気循環が起きてきたと主張されています。もちろん、きっかり１０年、４０年というわけではない。そこには必ずタイムラグが存在する。それに、これまではそうであったとしても、地震と一緒で、１０年後に必ず起こると言うものでもない。一番印象的な１０年周期説を見てみると。１９８０年代の終盤、バブル経済が崩壊して、細川護煕政権が誕生した。彼の１０年周期説には政治的な混乱も並行的に起こるのだという。１９９０年終盤には山一証券の廃業など金融危機が起こる。そして、そのころの政治はいわゆる小泉劇場が巻き起こったのである。２０００年代後半にはアメリカのリーマンショックが起こり、日本では民主党政権が誕生した。だから、２０１０年代後半の令和の時代には、何かが起こる予感がするというわけである。確実なのは政治で、長く続いた安倍政権が終わることは間違いない。しかし、令和になって、人々の気持ちは大変盛り上がっていることも確かである。（５月２日）

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