飼い主が可愛がっている犬とか猫といいものは、飼い主の知らぬ動きをする。アメリカ・ニューヨークのジョン・F・ケネディ空港で11月16日、運輸保安局(TSA)の職員が、乗客が預入れたスーツケースから生きているトラ猫を発見した。慌てて出立した飼い主の知らぬ間に、ネコがスーツケースに忍び込んだようだ。御主人と一緒に旅ができると思った猫にとっては一時の幸せな時を持ったのである。だが、スーツケースからはトラ猫の毛がはみ出していた。よく見れば、気が付くところだ。だが、この猫は幸運であった。空港の職員に見つけられなければ、空気も薄く、寒い空の上で、時を過ごさなければならなかったのだ。酷い時には動物は死ぬ。以前にも同じようなことがあり、この時は愛犬であったが、可哀そうなことに死んでしまった。自分のうっかりで、愛する者を失った悲しみは大きい。猫でも同じである。(くちなし亭へようこそ、2022.11.25)
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