文大統領の性癖が国際政治を混乱させている。

北朝鮮の金正恩・与正兄弟の方がはるかに文在寅韓国大統領よりも純粋であるように感じている。金正恩委員長と文在寅大統領が交わした南北合意に何一つ、文大統領は約束を果たしていないからである。特に朝鮮のことは私達だけで決めましょうなどというくだりは絶対に実現不可能なことで、それを分かっていながら、臆面もなく調印することに、不純さを感じる。言外に、アメリカの了解が得られなければ、国連制裁に違反することはできないことくらい常識だと、それは当然分かったうえでのことのはずだと言い逃れを用意しているようなものだ。さらに、今回のボルトン元補佐官の回顧録で、中国と北朝鮮間で合意した「行動対行動（一つやったら、一つやるという非完全解決策）を否定しながら、実際の提案は行動対行動的なわけの分からないものだった。」と、文大統領は統合失調症だと言われたことのように、自分の主張や提案を認めさせることに粘着するようだ。例えば、金は貸せないという人に対して、「あなたの言うことは分かる。だけど今回は貸してくれ。」と厚かましく言い続ける人のようだ。ただ、この文大統領の性癖に騙されて、金正恩委員長もトランプ大統領も会談したことは事実で、ひょうたんから駒ということもある。歴史は病人によって進展することもある。（くちなし亭、2020.06.24）

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