今日は敬老の日である。敬老の日が９月１５日と決まっていたころに私たち夫婦は結婚した。結婚記念日が必ず休みになるようにと言うこともあった。だが、政府の都合で、私たちの結婚記念日は必ずしも祝日にならなくなった。まあ、それほどに結婚記念日に対するイベント感は無くなっていたので、実害はないのだが、政府が我々の大切な結婚記念日を奪ったという気持ちは残る。さて、樹木希林さんが亡くなって、死と言うものがだんだんと身近なものになりつつある。彼女の乳癌の全摘出手術を行った年齢と妻の手術がダブル。ところで世の中には「平均寿命」とか、「平均余命」とかいう言葉があるが、「希望寿命」と言う言葉があることを知らなかった。あなたは何歳の時に死にたいですかと言うものである。昔なら長寿をまっとうしたいという答えが出たと思うのだが、今日(ｺﾝﾆﾁ)のように１００歳以上の方が数万人もいる時代では、逆に老後の不安が巻き起こる。だから、６月に行ったメットライフ生命保険の調査によれば、「長生きをあまりしたくない」（２８．９％）を含め、「長生きしたくない」と答えたのは全体の４１．２％に上った。世代別では６０～７０代が３８．０％と最も少なく、５０代が４７．７％と最も多かった。２０１７年の平均寿命は男性が８１．０９歳、女性が８７．２６歳である。「何歳まで生きたいか」との問いに、平均で２０代の男性は７８．１歳、女性は７６．９歳と答え平均寿命を下回る答えが出た。(2018.09.17)
