インドネシアではアジア大会が行われている。昨日は女子サッカーの決勝戦が雨の中で行われて、日本が中国を１対０で破り、アジアカップに続き、アジアの頂点に立った。この試合は中国選手のフィジカルの強さに終始押され続けていたのだが、スポーツでは圧倒的な点差をつけていながら、負けるかもしれないという不安感を持つこともあれば、逆にこの試合のように押されていても、このままならなでしこは勝つなと思える試合もある。さて、朝鮮の南北融和が進んでいて、ピョンチャン五輪での女子アイスホッケー合同チームや５月の世界卓球では突然に、合同チームが結成され、平等なルールのもとに行われなければならないはずのスポーツがいとも簡単に政治に利用されるのだなと思ったものだった。女子サッカーでも、日本は準々決勝で北朝鮮と、準決勝では韓国と対戦した。合同チームでは無かったのである。アジアの女子サッカーは各国とも実力を上げていて、北朝鮮も、韓国も日本にとって、強敵であった。彼女たちは日本と互角に戦える実力を持っていたのである。だからだろうか、合同チームにしなかったのである。ただアジア大会でも、幾つかは合同チームを作っているそうである。その結果、カヌーでは初の金メダルを獲得したそうだ。だが、あの世界卓球での身勝手な行動を知るかぎり、どうもいいところどりをしているとしか思えないのは私だけだろうか。(2018.09.01)
