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「一帯一路」どうなるのだろうか。

2015-09-08 10:36:19 | FP

中国政府の提唱する「一帯一路」とは、中国からアフリカ、欧州までを陸海路でつなぎ、かつてのシルクロード沿いに新しい経済圏を生み出そうとする構想だ。この地域は現在、世界中でも、最も紛争の多い地域で、経済の発展が地域の安定に貢献するのであれば、願っても無いことである。だが、この構想自体が中国の思惑と深くリンクするので、成功するにしたにしても、失敗に終わろうが、深い傷をこの地域に与えそうである。中国の思惑とは、中国政府の影響力の拡大、つまり覇権主義である。二つ目は高成長時代の過剰生産能力のはけ口としての商品の頒布先である。インフラと言うからには、道路や住宅などを建て続けるのだろうが、それがこの地域と中国に消化不良を起こしかねない。昔、日本の道路は国交省と農林省、地方自治体が競い合って造り、一日、農耕の車が1台通れば良い程の道でも立派なコンクートで整備されて、大雨に弱い国土を造り出した経験を持っている。ある中国の進出企業の幹部は「これは中国の偉大な戦略だ。ある村で金持ちになった人が近所の道路を修復したり、送電施設や街灯を建てたりするようなものだ。」と述べている。これも日本企業の話だが、中国に大型のスーパーを開き、「これも中国のためだ。失敗しても良いのだ。」と言って、進出し、見事に失敗したことを思い出す。(2015.9.8)

Y-FP Office Japan

 

 

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