同情は長続きしない。

海外掲示板に、と言っても、たぶん、アメリカだと思うのだけれど、「今までで面と向かって言われたことで、一番ひどかったことは何ですか」という問いに、いくつかの興味ある回答が寄せられていた。その中で、やはり多いのは人種差別的なもので、最初に言った人はそれほどの悪気がなかったり、言って、「しまった。」と思ったのか、そのフオローに走って、かえって、相手の心を傷つけてしまったりすることがあるようだ。さて、その中で、私の興味を持たせたのは、交通事故で両足を麻痺させてしまった子供が、何事か、心配事を抱えている友達を慰めようとしたところ、相手から「あなたはいいわ。一生、周りの人から同情を得られるのだから。」という切り返しを受けたのである。自分は自分の努力で生きてきたつもりだったのに、ただ、単に、同情を得ているだけなのか。この少年は思い悩んでいるというのである。身体に障害を得ても、それを乗り越えて、生きていく人は多い。確かに、そのような人たちに同情はするが、同情など、長続きしない。過度に、周りの同情をあてにする人は、結局、周りの人から嫌われる。

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