馬鹿も休み休み言え。

想像でものを言うと叱られるのだが、今日は想像でものを言わせてもらおう。今夏の東京電力の需給バランスのことである。東京メトロでは7月より、一部の駅構内の冷房を止めて、車内の冷房温度を元の低い温度に戻すと言う。それで１５％の削減ができると言うのだが、乗客の少ない電車内や駅構内ではかえって、寒いという苦情が続出したくらいであるから、それを無視して、元に戻すと言うのはどうも、内心、電力量を気にしなくても良くなったと感じているのではないか。それが示すように、どうも、東京電力の本音は7月の最需要期であっても、十分に供給能力は確保したと思っているのではないか。にもかかわらず、危機を叫び、節電を呼びかけ、政府と一体になって、１５％削減を呼びかけているのは、どうしても、泊原発の再開をしたいからだろう。これまでに投資した資金量は天文学的な額である。それを回収したいのだろう。必要な電力需要をまかなうためには原発は必要だ。原発なしでは、皆さんも、高い電気料金を払うことになりますよと脅しているのである。でも、馬鹿も休み休み言え。これほどの福島原発事故での高コストを見て、よく言えるものだ。見るが良い。今年の計画停電は絶対に実施されない。

Y-FP Office Japan