地球は狭いわよ、と言っていたおそどまさこさんも、年齢不明だがおそらく60歳を過ぎているだろう。本書執筆時点で50歳くらいだろうか?(注;前項の『地球女ひとり旅ガイド』に生年が書いてあった。1949年うまれだ。)
本書は肢体障害、視覚聴覚障害、内臓障害などを持つ人のための海外旅行案内である。
具体的な工夫、事前の準備、援助組織の詳細は各自よんでみてください。
わたしは、とくべつ○○障害と名前がつくような障害はない者であるので、そういう者からみた感想を少々述べる。
基本は、他人の善意ではなく、金銭で解決すること。つまり、それなりの代価を払うこと。シビアな意見であるが当然だろう。
最初のバリアーは、パスポートを取るなど役所関係の障害。それに周囲の反対を押しきる覚悟。
電動車椅子などさまざまなハイテク機器を活用する。本書は15年近く前の本なので現在はもっといろいろな機器が開発されているのだろう。ICレコーダーも携帯電話もほとんど普及していない時代の話である。
こうしてみると、いわゆる障害者といわゆる健常者の違いがどんどん小さくなっていっているように見える。電子機器や衛生用品をたくさんつめこんで旅行するスタイルも普通になったし、車椅子や杖を使って移動する人も普通になった。
一方で、本書の内容は他人事ではないなあ、と思うところも多い。
内臓障害、手術後の排泄の不便など、これからわが身にふりかかりそうなこともある。
結局、さまざまな瑣末な不便や身体の不調が海外旅行のバリアになるのだろうな。
本書は肢体障害、視覚聴覚障害、内臓障害などを持つ人のための海外旅行案内である。
具体的な工夫、事前の準備、援助組織の詳細は各自よんでみてください。
わたしは、とくべつ○○障害と名前がつくような障害はない者であるので、そういう者からみた感想を少々述べる。
基本は、他人の善意ではなく、金銭で解決すること。つまり、それなりの代価を払うこと。シビアな意見であるが当然だろう。
最初のバリアーは、パスポートを取るなど役所関係の障害。それに周囲の反対を押しきる覚悟。
電動車椅子などさまざまなハイテク機器を活用する。本書は15年近く前の本なので現在はもっといろいろな機器が開発されているのだろう。ICレコーダーも携帯電話もほとんど普及していない時代の話である。
こうしてみると、いわゆる障害者といわゆる健常者の違いがどんどん小さくなっていっているように見える。電子機器や衛生用品をたくさんつめこんで旅行するスタイルも普通になったし、車椅子や杖を使って移動する人も普通になった。
一方で、本書の内容は他人事ではないなあ、と思うところも多い。
内臓障害、手術後の排泄の不便など、これからわが身にふりかかりそうなこともある。
結局、さまざまな瑣末な不便や身体の不調が海外旅行のバリアになるのだろうな。