~プラモんモんな徒然に~

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2017-12-23 |  COMING SOON

 

 

 

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すーぱーそに子 竜人

2016-09-15 | 萌関連

 

すーぱーそに子   (原型:竜人 )

~若しくは虚像・偶像崇拝は進化をやめないとか~

 

 

...その登場から早くも10年以上経とうとする大御所キャラクター。あざとい助平さ、素朴な可愛さを掛け合わせ多くの殿方限定で喜びそうな要素を全て凝縮しているニトロプラスのイメージキャラクター。“実在”している(という設定)アイドルである。

似たようなキャラでは超メジャーな“初音ミク”が存在しているが中の人、声優さんは名前が割れており、あくまで仮想キャラクターとして我々が認識する体裁は整えられているためか案外女性ファンも多い。

一方そに子はあくまで“すーぱーそに子”として我々の世界側の住人であることに設定が大きく違う。そのおかげでそに子の中の人は“すーぱーそに子”な訳で、声優さんは存在しないという事になっている・・・

蛇足ながら、そに子設定で思い出したのが“シモーヌ”(2002年製作)という映画である。こちらも実在していないCGの女優を現実に存在しているようにあの手、この手で映画監督が世間を欺くストーリーだった。バーチャルCG設定なので容姿や立ち振る舞いは完璧で監督の思うがまま。(実際はスーパーモデルのレイチェル・ロバーツが演じる)故に、世間からその存在を確認しようとあれやこれやのストーキングをかわし奔走する監督の滑稽さに虚空のモノを敬う現代の我々を早くも風刺するかの如し。

その一方で最近ネット界隈で“不気味の谷”を完全に凌駕したと話題になった”TELYUKA”(テルユカ)のプロジェクト「Saya」の2016バージョンの存在。現在も進化途中と云うがその生っぽい存在感がすごいっ

 

閑話休題

 

一時期そに子の“友達”という声優の山本綾乃さんが自身のブログでそに子と袂を分かち合えなくなったとして喧嘩別れをほのめかす事態が発生したというが、この手の話では色々と製作サイドの大人事情が絡んでいるのが見え隠れして興醒め感はぬぐえない。

過去TV放送においての、そに子の普段目に出来ないプライベートを描く日常劇という設定が何が何だか・・・それ以前にそに子のキーポイントのヘッドホンが生えてるがごときず~と着けっぱなしの方が不自然過ぎるではないか。

元々はポップなMTV的な範囲のキャラ立ちなので妙な“生きてる存在感”は必要ないと思うが最近新たにすーぱーポチャ子なるキャラもデビューし、世間の欲望がより先鋭化されつつある。

架空のものを崇拝するのは古今東西人間の業なのか…たまたまオタク現代人は仏の変わりが萌キャラに?

 

キットは竜人氏原型1/7の中々ボリューム感満載の造詣が見事。わき腹のプニョ感を再現した草分け的製品。水着造詣は表現がストレートな分、過剰サービス傾向に陥りがち。しかし、至ってシンプルな程よい艶っぽさを醸しつつナイスな造詣である。

そに子はそのキャラクター的立ち位置故に盛り過ぎな造形物を散見されるが竜人氏は控え目ながら、その塩梅が上手。

制作手順はいつものワンパターン塗装方法、準サフレス仕上げ。白水着はパールを混ぜて、ヘッドホンはクレオスのメタルカラーでギラツキ強調。足元はいつもの簡単自作な波打ち際ベース。

痛車もキーワード化し市民権を得た感じだがそれを後押したと云っても過言ではないアオシマの痛車シリーズ、ランサーエボリューションのそに子バージョンを“確信犯的”所有していたのでこの機会にモデルワークス“のりを師匠”に他力本願。対の状態の展示するのが目的でお気楽制作で頼んだら本気レベルで返された。ううっまたもプレッシャー・・・

相変わらずの制作スピードは保ちつつこの間のガルパン痛車のように改造の必要性が無いため2週間でサラリと仕上げる手際よさ。ホントに制作レベル配分が取れてる御方である。

以前からアオシマのデカールは定評あるがそに子版からシルクスクリーン仕様に変更されたようで透けにくいデカールになっている。しかし、固いのが難点で馴染ませるのが肝ではあるが慣れたものである。流石。

夏も終わり秋の黄昏が感じられる昨今、時事ネタとずれる話題でお茶を濁すブログ更新也・・・では。

 

 

 

 

 

 

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ガールズ&パンツァー 劇場版

2016-05-23 | ガールズ&パンツァー

 

 ガールズ&パンツァー

劇場版

 

83℃ 西住姉妹 

大学選抜チーム センチュリオンMk1 

 

 

 

 

既に劇場上映終了ではあるが備忘録として外せないし、5/27発売のBlu-ray&DVDの発売も記念して・・・

 

さて、色々と折にふれては支持してきた私が今作に関して上映後も全然コメントしないのが不思議と思われる節もあるだろうが、実のところTV初回鑑賞時程に心の琴線にふれなかったのである。少なくとも1回目の鑑賞後までは・・・

 

初見以降、通常鑑賞5回+4DX 4回でそのタイミング・上映方法で鑑賞後の感想が変わる不思議な作品だ。

物語性は予想していた程深くはない。むしろ、画面映えを優先するシアター特化作品でスクリーンしか本来のスケール感が味わえない仕組み。それ故に中毒性もあると云っても良い。

また、発砲や振動の音響効果に関しては実に“それっぽい”音作りが際立っていて音響担当スタッフを特に賞賛すべきである。そしてそれら全てを含んで4DX(2D画面だから3DX?)で完全消化された感がある。お手軽な携帯端末や月並みなTVサイズでは役不足であると断言する。

しかし、簡素化された物語性も細部を深読みすれば味わい深い演出もそこかしこに散在する。常識的に考えれば死亡フラグ場面であっても脚本の吉田玲子の女性らしい感性で“可笑し可愛さ”が全開となる妙味だ。無機質な戦車が画面狭しと活き活きと描かれ、車内にいる搭乗者の雰囲気さえも感じ、戦車そのものが擬人化(キャラクター化)しているかの如し。

場面によるが時に可愛くみえる動作をするし、いい意味で重力方向に対して嘘が利いてると思う。

故に必然アニメ手法でしか実現出来ないアクション映画なのだ。

鑑賞された方がどれくらいの年齢を狙ってかは判断しがたいが映画通の水嶋監督、劇映画のオマージュ(或いはパロディ)がそこかしことあり、それら作品を多感な頃に経験値としてインプットされていないと旨味が理解しにくい。(タミヤMMブーム直撃世代が大半だと思う)

割り切ったファンムービーの体裁もあるし、これほどに茨城県大洗市が全面に出てしまうと悲壮なシリアス路線は今後も選択できない。節度あるファンが大事にすればエンドレスコンテンツにも成り得る。

全てが記号化され、デオドラントされた世界観は全くといっていいくらいに現実味が希薄である。愚直で過剰な素直さに違和感を唱える輩も、現実のシガラミ逃避のツールとしての輩も巻き込んで、近年稀な下馬評でスタートしたTV番組が異例の集客率を達成したのだ。(興行収益19億円を突破)

何より国内アニメで4DXになったのもこれが最初では?←この事実だけは驚愕

だが、そんな作品を手放しで賞賛を送るのはやはり一部層と考えるのが妥当だろう。再三議論されてはいるが戦車道という架空世界と誰も死なない絶対要素を許容できる“心のユルサ”を持ち合わせなければいけない。堅物な輩ではウケは難しいが偶然でもその世界観に入り込めれば普段映画を観ない一般層にウケる素地はあると確信している。

一般的にはそう云う素直さのある人達が“いいアニメファン”であり、コンテンツを支え、業界全体が潤うのだろうし・・・

業界としては二匹目の鰌すくいとばかりに航空機や艦船をモチーフで疑似作品が今後も目白押し、過剰増殖するであろうことは予測がつく。

 

しかし、ガルパンに関しては色々な要素が奇跡的にマッチングした結果であり根本的に何かが違う。何でも物真似すればヒットする訳では無い事を業界関係者は肝に銘じるべし。←結構重要。

 

劇中ではTVシリーズでは描けなかった西住姉妹の幼少期や関わり合いなどを掘り下げていたのが印象的。実はものすごく妹デレな姉が、大洗学園の制服で駆けつけるシーンはすでに同人レベルネタを公式がやり遂げちゃった感ありでネタ満載感である。また回想中の2号戦車は幼少の2人にとっては自転車ぐらいの位置づけなのだろう。望郷の風景に意味もなく感情移入して涙ぐむ輩がいたとかいなかったとか・・・

 

つらつらと無責任に述べることは容易ではあるが兎も角、戦車と云う独特且つ難解な素材をアニメ手法の中で最大限の努力で描き切った全てのスタッフに賞賛したいと思う。

 

 

そんなネタをメタファーにした訳ではないが西住姉妹に関してTV放映時から議論されていた黒森峰学園時代をモチーフにしたフィギュアがある。83℃のガレージキット。スケールは約1/8くらいでイベント限定販売品である。

 

白レジン成形であるが部品の勘合はまずまず。試合前の作戦会議中と云う感じである。私は極度にめんどくさがりなのでこの手のフィギュアの選択には瞳デカールが付属しているかが購入判断基準となる。真の萌フィギュア好きから云わせれば邪道と一喝されるのだろうが制作時間短縮は私の残り少ない人生時間では結構深刻なのである。

・・・ところがである。このキットは黒目部分のみの瞳デカールという形式なので眉や目の輪郭を描きこまないといけない。実に面倒い。お金出して面倒を買うなんてあり得ん。しかもデカール面にドットが見えるので結局それを下地にして全て上から書き込みし直す。

塗装方法は毎度ワンパターンで肌はサフレス塗装にて行う。コツという訳では無いが肌部分の塗装は一度に作業すると微妙な塩梅が途中で理解できなくなるため作業は日を跨いだり数回に分けて行うようにしている。この作業も性格柄行き当たりばったりで定量的方法論を独自展開できないでいる。今回はピンクが出しゃばり過ぎた。反省。

全体を組み上げて後は簡単なベースに配置というこれまたワンパターンである。

組み立て順番は部品全て塗装が終了した時点で組み合わせる。毎度のパターンだがマスキングの手間は最小限で済むかも知れないが接着剤のはみ出し等に気を使う。塗装面を剥がして接着面の仮合わせをしっかりすれば良いのだろうが元来面倒くさがりな私はいつも大体の仮合わせと力技で対応するので完成間際で、はみ出たり、勘合がヅレたりして思っていた通りにいかない。

 

 

 

続いては劇中のラスボス、大学選抜チームのセンチュリオンMk1である。見事なバレイダンスを繰り出す如く超信地旋回を華麗にやってのける。話の進行上、やや急ぎ過ぎな展開ではあるがその無双ぶりは流石としか云えず飛び級の島田愛里寿恐るべし。

ガルパンの常で通常プラモになっていない車種が選択されてモデラー泣かせであるがそこは何とか成るものでこの作例はAFVクラブ製プラモと英国のアキュリットアーマー製のハイブリット構成である。部品の勘合だけ注意して慎重に車体の余計な部分を切り出す。もともとプラキットもバラバラ構成なのにさらに切ると微調整に時間を食う。通常、力のかかる部品にはエポキシ接着剤を用いるが今回は全て瞬着のみで行った。ボークス製の剛着と即着を用途ごとに使い分けるのが肝要。意外にしっかりと保持されていて性能高し。瞬着は衝撃に弱く脆いものと長年感じていたがこのボークス製の瞬着に出会ってから見解が変わった。

 

 

モデルカステンの同スケールの人形を仮載せして、簡単なベースに設置し完成。意外な活躍をしたM24もストックからひっぱり完成した。フェンダー上の一部にはストック品のエッチング部品を使用。各車共にデカールは自作。尚、現在発売中のモデルカステン新製品デカールには大学選抜チームのマークも付くのでお金を気にしないならそちらを購入した方が断然良い。(ほとんど余るデカール構成がもったいないと思う)

 

・・・さて、初回TV放送から見届けてきた身としては暫くはガルパンネタも継続作業する所存である。

外伝的な野上武志、鈴木貴昭、共作連載中“りぼんの武者”もガルパンのスポ根世界をクロスオーバーさせながら、より泥臭い演出場面が立体映えしそうな感じがする。公式もひょっとすると新展開があるかもしれないがそれはまた別の機会と云う事で。

 

 

 

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戦車道 D1グランプリ

2016-04-27 | ガールズ&パンツァー

 

戦車道D1グランプリ

うさPハウス製 西住みほ&秋山優花里 RQ Ver. 

+ プラッツ製 1/24 シルビアS14

 

 

 

 

以前国内の車に対する関心の若者離れを記述した。 

だが、最近国内レース様相も随分変わりつつある。

“痛車”なるラッピング車が台頭してきた頃、コアなファンによる内輪的共有感から脱し洗練されたデザインラッピングを大手専門メーカーが採用、メディア展開を始めた。その甲斐あってなのか社会的にもある程度認知された頃からだったか協賛スポンサーが冷え込みつつある国内レーススポンサーにサブカル代表格のアニメが絡み、それまで門外だった客層を取り込むことが出来た。

この潮流を決定的にしたのは2010年頃のボーカロイド初音ミクをラッピングしたスーパーGTレースからのような気がする。関わったのはグッドスマイルカンパニー。ミニカーなど関連グッズを販売する事で相乗効果が生まれ、凡そ門外だったアニメメディアファンが駆けつけ応援することになる。初音ミクという架空のキャラがレースカーに転送されたかのように擬人化されたソレは多くのファンから熱烈な支持を得ることになった。

この風潮が2輪、4輪問わずに近年普通に採用されて今やアニメコンテンツはレース界の試金石として不動の地位に着いたと云える。流石サブカルの華!ビバ、クールJapan!

 

さて、全日本プロドリフトグランプリ通称“D1グランプリ”と云う、速さで終着順位を争うのではなく、ドリフト(コーナーリング中にタイヤが滑っている状態を積極的にコントロールする走行技術)させながら魅せるパフォーマンス技術をプロ昇華させたレースがある。

提唱者は元プロドライバーの土屋圭一(ツチヤ・ケイイチ)氏。ドリフトキングの異名を持つ。現在はいろいろ内部的な確執経緯があり別カテゴリレースで展開中だ。

勘のいい方ならご存知とは思うがガルパンのレオポンさんチーム自動車部に在籍する2年生のツチヤはこの方がモデルだ。柔和な表情はキャラ設定にも引き継がれているのはご愛嬌。

そんな折、ガルパンのような美味しいコンテンツを見逃すはずもなく名古屋に本社を持つPACIFIC RACING TEAMが過去にいくつかアニメコラボした経験値をもとに2014年からD1グランプリにガルパンラッピング車で参戦。他にアニメ、ラブライブとの2面タイアップで現在も展開中だ。

 今後も異業種コラボで良い意味で科学反応しファン層に多様性ある厚みが増すことは大いに歓迎だ。

 

もともと私がガルパンを支持してきた経緯もこの状況に似ている。それまでどちらかと云うと重箱の隅を突く技術論のみが突出し模型雑誌の功罪で紙面ネタを稼ぐ事のみ終始し、ミスリードによりAFVプラモ業界が盆栽化していく傾向が我慢ならなかった。一時はそんな閉塞感からくる理屈こき輩とAFVプラモに嫌気がさした時期もあった。(蛇足ながら現在も余程でない限り模型雑誌は購入していない)

そこに突然現れたガルパンというコンテンツがそれまでのAFV模型状況を一変させて、ガンプラ世代の若いモデラーも喚起、間口が広がり関わった大洗市にも福音をもたらし、AFVコンテンツの楽しみの多様性を肯定する空気感も生まれた。あくまで趣味事とは云え現実世界の戦車運用に関しては倫理観が問われるデリケートな事は変わりないが何でも切っ掛けが必要なのだ。

故司馬遼太郎が“この国のあり方”という著書で“無思想という思想”そして“好奇心”を併せ持つ国民性を美徳であると云っていた。受け入れる心の許容の大事さ。そんな大層なと恐縮ではあるがガルパンの世界観も支えている根底に案外近いかもしれない。

そのクロスオーバーネタを含んでのレーシングチームコラボ。意地悪な見方をすれば関連周辺にマネー臭プンプンではあるがそれは資本社会本来の姿なのだ。後は我々ユーザーが真摯な目利きをして正当評価する知識を持ち選択すれば良いことなのだ。

  

さてそんな長々と書き連ねて作例の紹介である。

 

上記コラボの結果、公式イラストであんこうチーム面々と今年はライバル隊長チームの面々がレースクィーン宣伝画を果たす。露出度が必然的に高くなる事は致し方なし。何だか手塩にかけて育てた娘たちがどんどん親元から離れ世間ズレしていく心境である(苦笑)←かなりアブナイ。

作例は“うさPハウス”さんの近作でその公式イラストをモチーフにしたものである。部品構成は高レベルで纏められていてカラーレジンを使用した贅沢な仕様だ。但し肩から胸部辺りが今回はやや勘合が悪く最後まで微調整は難攻した。

 

 

再三申しているが私は出来るだけ作業を早く終わらせたいので瞳デカール成るモノが付属しているかがひとつの判断基準となる。この商品は付属しているがやはり白の発色はマスプロ製品に及ばないのでデカールの上から適時リタッチする。ロゴマークも付属しているが最近の再販分からは公式元の都合でPACIFICマークではなくガルパンの題字に変更されている。

実はこのキット首から下は共通部品の為頭さえ他から持って来ればあんこうチームや他のメンバーにも改造できる要素(又はあこぎな効率的な商品構成とも云う)を持つ。

多少の変化を持たせるために別売りでパラソルと支える手の部品が発売されている。

 

 

塗装に関しては毎度ワンパターンの準サフレス塗装。うさPさんのキットは気を利かして肌色レジン成形ではあるのだが型合わせのラインに沿って色むらが生じているので薄く塗装をのせる事で発揮されるサフレス塗装にはやや不利である。ぎりぎりの塗装濃度を保ちつつ塗り重ねカバーするしかない。レース服はメリハリ効かせて艶ありラメ塗装とする。

後はお手軽自作ベースにのせて見映えUPとする。世界観が広がって私は好みな手法である。

 

 

そして今回のもう一つの主役がシルビアS14である。プラッツがフジミのキットとカルトグラフのデカールを同梱してリアスタビライザーをレジンとエッチング部品で再現した雰囲気重視のプラキットである。

車体は市販車のままなので色々と改造が多岐に渡る。フロントバンパーとエアロパーツがパテまるけ。最も目立つ変更点はボンネットのエアスクープの加工。前後のオーバーフェンダーの加工が難易度が高い。リアバンパーはそれっぽい仕上げで誤魔化す。拘るとキリが無いのでほどほどの妥協感は必要。車内は基本そのまま。お遊びでタミヤ製マツダロードスターから付属女子フィギュア、通称マツダろど子をP・J着用西住みほ風に小改造。実際のおねーちゃんがコスプレしているようで妙にナマい。

カルトグラフのデカールはそこそこ追従性があり問題ないと思えたのもつかの間、徐々に乾燥につれて塗装面にクラックが入ってしまった。デカールとクリアの乾燥タイミングの問題もあるが最近カルトのベースに使われているインク素材が微妙に関連しているのではないかと思う。

 

 

 

・・・・・といかにもS14をここまで作業したかのように記述しながら、今回はモデルワークス会員“のりを”氏に私が依頼、コラボしたものである。以前にも早作りの達人で紹介したが現在も色々影響を受けているのは変わらず。逆に彼がどれくらいペース配分で完成させるかに興味あったのだ。←検証実験

しかし、彼の制作方法は何も変わった裏ワザはなく只作るのみ(笑)完成までに約2週間半位だったように思う。リアルタイムで制作進捗具合を見ている限り確信したのだ、彼の制作スタンスを・・・

 

・・・それは彼は朝方モデラーだったのだ!!(・・・多分)

 

朝早く起きて僅かな時間も惜しまずただ作るのみ、本当にそれだけで小細工も何もなく何とつまらない(笑)

しかし、それ以来私もほどほどに寝て仕事前の2時間位早起きして制作している。少ない時間を捻出する努力を惜しまない、これが未完成病の対処方法と云う事を教えてくれた“のりを”師匠を見習うべし!

また何かでコラボするかもしれませんが・・・乞うご期待(?)

 

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真田信之(信幸)公ゆかりの地  松代に赴く

2015-12-07 | 城・山城・廃城関連

 

乱世を生きる真田流儀

真田信之(のぶゆき(信幸))に偲ぶ

 

六連銭の旗印、日の本一の兵(ひのもといちのつわもの)と勇ましいフレーズは戦国武将の中でもトップクラスの知名度を誇る真田信繁(のぶしげ(幸村))の功績を後の人々が称えたもの。自身の最期をもって真田の武名を確固たる地位にした信繁(幸村)は私も大好きな武将のひとりである。

だが、最近は年のせいなのか信繁(幸村)の散りゆく潔さや派手さよりも忍耐の人、兄の真田信之(のぶゆき(信幸))に渋さを感じるようになった。そんな沸々とした思いは数年前からあり、いずれは信之(信幸)の関連場所めぐりと思いながら2013年度は信繁(幸村)所縁の長野県上田市に馳せ参じその備忘録をブログに纏めることなく時は過ぎ・・・(プラモの事は後ほどに)2015年度に2016年度大河ドラマが真田信繁(幸村)を描く“真田丸(さなだまる)”(脚本:三谷幸喜)が発表されては、いよいよ早めに所縁の地に赴かないと観光客が多くて困るの算段でこのほどようやく実現した。その備忘録とする。

 

真田の人々を語る際に予備知識として必要なのがどういった系列の家風か知るべきだ。“にわか”な歴女並知識聞きかじりで誠に申し訳ないが掻い摘んでお付き合いいただきたい。

 

真田家は武田(信玄、勝頼(かつより))、上杉景勝(かげかつ:謙信の養子)、豊臣秀吉、徳川家康と諸処所縁ある武家である。

真田家の始祖は現在の資料でもほとんど判っていないのが正直なところで信濃国(長野県)の豪族で真田(ゆきたか)幸隆(祖父)以前は様々な諸説で信憑性ある史実は少ない。武田晴信(はるしげ:信玄)についた頃より資料が散見できるので一般的に祖父、幸隆が真田の礎であると考えられる。戦国乱世、群雄割拠な時代、調略や家族間の裏切りなど当然でその地位を確実にするための苦労は計り知れないことだ。

その幸隆の子が長男:信綱(のぶつな)、次男:昌輝(まさてる)、三男:昌幸(まさゆき:真田兄弟の父)であり、兄達が長篠の戦い(織田・徳川VS武田勝頼)で戦死した後に三男の昌幸が真田家の礎を確固たる地位にしたと云える。真田家は徳川家とは何かしら因縁が多く都度合戦を以降対面することになる。

その昌幸の子が長男:信之(信幸)、次男:信繁(幸村)で戦上手で有名な父・昌幸の下で経験値を上げて云ったことは間違いないだろう。

父・昌幸が武田信玄の配下だったこともあり、信之(信幸)は早くから武田の人質としても過ごしている。

因みに父・昌幸が戦上手とされるのは“戦は数ではない”を得意とするからだ。敵を油断させ誘い込み隙をつくゲリラ戦法は信玄の参謀だった山本(かんすけ)勘助の啄木鳥(キツツキ)戦法とも類似するので少なくとも影響を受けているかもしれない。そんな父の下で戦上手な一面を信之(信幸)は早くから発揮している。

武田家滅亡の後、北条家の領土侵略に対して呼応することが多くなる。領地沼田から北条方を追い出す切っ掛けともなった手子丸城奪還を指揮したのは信之(信幸)が17才の頃だと云うから恐れ入る。しかも手勢は800で北条方5000に対して僅か1日で遂行したというのだ。信繁(幸村)も同じ頃に戦に出陣している筈だが彼の武名は生涯最後の戦いで世に知れる事になるのでこの当時の記録では見受けられない。

また、同じころ、小国を収める室賀(むろが)氏を調略の後に暗殺と云う黒い一面も発揮。このころから祖父、父から受け継いだ交渉作法や非情なしたたかさは早くから開花していたのだ。

その後、徳川軍との戦い(第一次上田合戦)にて父譲りの巧みさで徳川軍の主力部隊を誘い込み300程の兵でかく乱、父・昌幸の勝利に貢献する。その勇ましさから敵将にも一目おかれ、徳川四天王の、井伊直政(いい なおまさ)が徳川家中で話題にしたことから後に徳川家康の養女、小松姫(本田忠勝(ほんだ ただかつ)の側室の娘)と婚姻する切っ掛けともなる。その際、徳川との縁者になることを猛烈に反対したのは父・昌幸であるが小松姫の聡明さや容姿を見て一転、大層喜んだとのことである。またその際に、徳川方を意識してか名を父譲の“幸”の文字から“之”に変えて昌幸から昌之に改名する気配りようである。

 

蛇足ながら正室小松姫は関ヶ原合戦(第二次上田合戦)の際に駆りだされた信之(信幸)留守の沼田城を任された際に、舅・昌幸と信繁(幸村)が孫の姿を見ることを口実に訪れた際に(実は沼田城を奪取等の諸説あり)城内から一歩も出ずに城門前で武装して追い返したと云う話は有名。舅・昌幸はその点も褒め讃え信之(信幸)に過ぎたる嫁と云ったとか。アニメ・漫画・ゲームの戦闘的な小松姫の姿は一般的にこのイメージが強いのだろう。

或いは沼田城下の手前上、家臣に対するパフォーマンスとも云える。その証拠に沼田城近くの寺社にて昌幸、信繁(幸村)を待たせて付き人を最少で孫を連れて面談したと云う逸話もある。

加えて、関ヶ原にて西軍敗戦の際も紀州九度山(和歌山県)で蟄居の舅・昌幸、信繁(幸村)宛てに自費にて援助品も度々送っていたりと気配りしていたようだ。

また、九度山にて真田親子助命嘆願には信之(信幸)はもちろんの事、義父の本多忠勝(徳川四天王の重鎮)に至っては家康と一戦交える勢いで嘆願を申し出るぐらいだったので苦楽を分かち合った旧友の手前、流石の家康も死罪には出来なかった。この事が後の大阪で“真田丸”にて奮闘する信繁(幸村)へとつながるのだから歴史は皮肉なものである。

徳川との政略結婚だったとしても信之(信幸)との夫婦仲は良く、小松姫が48才で病死の際“我が家から光が消えた”と信之(信幸)は相当落胆したとある。その後信之(信幸)が後妻をつくらなかった(諸説あり:小松姫公認の“おつう”と云う方がいたとも)こともそう云う経緯からかもしれない。

 

閑話休題

 

九度山で父・昌幸は病死、信繁(幸村)は大坂の陣(冬・夏)にて徳川軍と戦いで討ち死とその後の信之(信幸)の真田家は徳川幕府から嫌疑される中での苦労は相当なものとなる。家康が亡くなり庇護の頼みの綱、義父・本田忠勝が亡くなると二代将軍秀忠(ひでただ)からの政務無理難題を押し付けられる始末。関ヶ原合戦の際に赤っ恥をかかされた秀忠の真田家憎しの執着心は相当なもので戦備拡張をさせない腹つもりか随分と真田家財力を削ぐ為に無理難題を云いつけることに。

しかし、少しでも躊躇えばそれを理由にお家取り壊しの煽りに成るやもしれぬと粛々とこなす信之の日々。家臣も辛抱強く耐え三代将軍家光(いえみつ)の頃には戦争を知る武将として貴重がられ大老職に、四代将軍家綱(いえつな)の頃には将軍の相談役となり、いつしか士族のお手本のような存在へとなる。その頃には真田の嫌疑は薄れ、それで役目を終えたかのごとく93才の時に大往生となる。

 

“何ごとも、移れば変わる世の中を、夢なりけりと、思わざりけり” (信之(信幸)辞世の句)

 

辛抱強く家元取り壊しを逃れ幕末まで引き継がれ10代藩主は男爵となり、現在は14代目もご生存中とのことで、信之(信幸)がこの事を知ったらどう思うだろうか。

一般的に信繁(幸村)と比較されると思慮深いおとなしいイメージの信之(信幸)ではあるが実際はそうでもなく、戦国乱世を生き抜くだけのシブトイ性格と行動力の持ち主だったようである。

 

長野県松代町は初代松代藩主 真田信之の所縁の土地なので行けば松代町全域にその所縁を見ることが出来る。先だって赴いた際、そこかしこと来年の大河ドラマに向けて道路や駐車場増設整備している趣きである。今回の遠征目的は真田信之の菩提寺、長国寺(ちょうこくじ)の御霊屋(おたまや)と真田家10代までの墓所見学がメインである。また、小松姫の菩提寺、大英寺(だいえいじ)も併せて松代城(海津城)跡と真田宝物館、真田邸や松代藩文武学校の見学とオーソドックスなものである。

 

*大英寺は現在改修中

 

その中でも菩提寺、長国寺の御霊屋は国の重要文化財指定で普段は拝観料を払わないと見学できない。拝観料は300円、御霊屋内部拝観料は500円と中々シビアである。 寺社の管理人によると普段から御霊屋は閉じた状態で掃除も含め、重要文化財故に簡単に触れられないとのことで位牌などの安置している場所は真田家歴代の当主しか入れないのだそうだ。年に一度法要の際に扉を解放する以外は常に閉じられたままである。外観は日光東照宮の意匠に近く内部の欄間(らんま)は贅沢極まれり。奥の位牌は向かって左に小松殿、右に信之公が祭られている。位牌の上に徳川の葵門、真田の六文銭が並んで見て取れる。花鳥風月な天井画も素晴らしく江戸期に一部修復した状態で今日に至るそうだ。内部は撮影禁止である。外観は可能。

 

 

御霊屋の裏側に真田十代の墓所が祭られている。一番奥に信之の墓があり、信繁(幸村)、幸昌(だいすけ:大助)親子の供養碑が見て取れる。藩主は途中七代目は井伊(いい)家、八代目は松平(まつだいら)家、十代目は伊達(だて)家から迎えているとの事だ。ブランド力強しである。因みに来年の大河ドラマで信之役の大泉 洋と小松殿役の吉田 洋が先頃拝観したとの事である。

御霊屋、墓所としっかりと拝み、記念に長国寺限定信之真田紐ストラップ(デミオ用)と信之公交通安全ステッカー(赤)を購入する。

 

蛇足ながら松代初代藩主に関わらず、あまりに信之グッズが少なすぎるのは如何なものかと思う。松代の真田宝物館でも六文銭柄で信之花印の綿タオルハンカチのみとこれまた寂しい限り。されど購入した。色違いで3枚(1枚500円:日本製)。

 

次に時間が許す範囲で宝物館で見学(内部撮影禁止)、こちらも大河ドラマに併せて今年だけで3回ほど特別展をする気合の入れようで来年も新ネタで順次開催される予定告知がある。途中小腹が空くので敷地内のおやき屋総本家にておやきセットでお腹を満たす。気のいい店主がサービスでつけてくれた小鉢とコーヒーが六文銭焼印の甘め味噌クルミ味のおやきとよく合う。おやき2個と小鉢とコーヒーセットで600円也。

そのまま文武館と真田邸へ見学、時間の少ない中なので手際よく回らねばいけない。ゆっくりとしていられないのが辛いが仕方ない。そして最後に時間制限のない松代城(海津城)跡を見学して終了となる。整備が行き届いた公園跡地に復元門と櫓、水堀がある。一部ではあるが土塁の遺構も確認出来る。

この松代城跡は最近では三谷幸喜監督映画、“清州会議”でもロケ地としてCGの清州城の一部として使われている。今後も他にいくつか出演オファーされていると聞いた。丁度晩秋の頃合いでいい具合な木々の色合いと相まって日本の美的感覚を愛でるかな気分である。

 

そうこうすればすっかり日が暮れる、晩御飯はお手軽に松代城跡の近くのイートインを兼ねた竹風堂で定食を食す。栗おこわの定食と口直しに栗ぜんざいを食する。美味である。国内産栗しか用いない商品群の中からお土産にいくつかチョイスする。18時までの営業時間なので注意する事。

 

大河ドラマの影響で来年は真田家ゆかりの場所は観光客が多くなるのは間違いない。しかし、本命ドラマネタになることは真田ファンとしてはとても嬉しく楽しみに放送を待ちたい。余談ながら個人的には真田家を支えた周辺人物に沿った所縁の地を回ろうかと画策している。本多忠勝はその本命ネタとなるだろう。また私が在住する大阪は信繁(幸村)所縁の場所は多く点在する。これらも併せて近日中にまとめたいと思う。

 

例によって当ブログは模型ネタを入れねばと決めている故、今回のネタとは直接関係ない城跡ではあるが真田氏所縁で長野県に籍を置く(株)プラム製のプラモデル、上田城を制作してみた。郷土愛あふれる設計で復興櫓門や周辺石垣のモールド再現等は良好である。門入口に真田石もモールドされている。

城と名前がついているが上田城の表門と南櫓、北櫓の二櫓の復興状態で模型化しており、実景を纏めた折衝案的再現である。組み立てはほぼ接着剤なしで組みあがる。勘合は問題ない。城郭模型はスケール的に振ってリアルにするか博物館収蔵品的なあっさり風味とするか考慮する必要がある。

好みでいけばセミリアルな塗りにした方が似合うかもしれない。模型的な見映えを考慮すれば土の地面は地面っぽく、草は草っぽくの、“ぽくぽく理論”でいけばいい。追求しすぎて完成しないのはいただけない。プラ成形の限界なのは土のザラザラ感と思うので溶きパテや砂テクストチャでデコレートすると良い。塗装もエアブラシだけでなく筆むら塗装などもまぜると赴きあって良い。瓦は何の模様もないのでここは塗装でチマチマと書き込むべし!正確でなくてよいので雰囲気重視で進める。楽しむことが肝要だ。余り物のグリーンスポンジなどで草地を再現するといい感じで情報量が増してくるのが城郭モデルの醍醐味である。

限定オマケの小松姫のフィギャアが可愛い。因みに現在、上田城の観光物産店で単品購入可能。

今後は城郭模型も自身の範疇にすべく精進する所存。その制作心得はお手軽・お気楽なスタンスも忘れないつもり。先頃のホビーショーにて童友社の新製品は1/4真田信繁の兜らしいのでその時に上田城の備忘録等でUPする画策である。

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モノづくりのあり方 広島の車会社から

2015-10-31 | 旅行・社会見学

 

 

モノづくりのあり方 

或いは宗一郎イズムな車会社から伺える日の丸魂

 

 

 

 

今になった話ではないが自動車の若者離れが深刻だそうだ。

 

考えてみれば、交通網が整備された国内で自家用車を所有する意味とは何であるか。税金等の諸経費や燃料代の維持費の方が公共機関を利用するよりお金が必要だ。また、レジャーで必要な時にはレンタカーを使う方が良い場合だってある。ある統計データによればレンタカーと自家用車(この場合は新車購入前提)を3年以上乗った試算でもレンタカーの方が安く済む場合だってある。根本的にCO2の大気汚染だって他人ごとではない。

現代の必須アイテム携帯端末等の方が実用的でコミュニケーションツールとしては利が叶っているし、趣味の多様化で随分と専門的な価値観が拡散して定まらない感じがする。

 

返りみれば車は商品として本当に魅力を失ったのだろうか・・・。

 

例えば動力性能(特性)の均一化がある。動力がAT主流になったのも一つの要因だ。私が自動車免許学校で取得したころは教習車がMT主流だったので随分と乗り慣れるまで苦労させられた記憶がある。しかし、自動車がどのように動いているかというダイレクトな仕組みは少なくとも操作する事で理解できたものである。

数十年前からではあるがAT限定免許が世に現れたのも若者の自動車離れが多分影響している。しかし、ATの便利さが運転の過信に繋がり信じられない危険な運転をするドライバーが増えた気もする。故に加害者に成り得る危険なモノを率先し所有する必要性が感じられないのが今の若い人の空気感なのだろうと思う。

思い出してみると幼少時、自動車は憧れの象徴であった。男の子ならせっせっと落書き帳に書いていたのは信号機と車だったような気がしている。ECOな現代と違い、所有指標を示すが如く車格や排気量だけが節操なく跳ね上がる。実に幼稚な理由ではあるがデートアイテムに絶対必要と思い込んでいた頃もあるし、そんな位置付けで世の中に蔓延し価格もこなれ、自動車は特別なものでなく愛知県某車会社のお陰か当たり前に所有できるお手軽な家電製品へと衣替えしたかのようだ。

それはある意味どんな商品でも当てはまる“馴染んだ価値観”の進化であると云える。

果たしてそんな中、新たな魅力を探ろうと国内自動車会社はどうか?何かしら最新技術のハイテク化偏りでハイブリットエンジンの名前が一人歩き、その新たな付加価値分本体価格が高くなる始末。ハイブリットエンジン技術は冷静に考えれば特別経済性が高い訳でなく(この辺りは調べると直ぐに判る)いい加減右も左もと飽き飽きしていたところ、新たに購買意欲を誘うメーカーが現れた。昔から存在したメーカーなのだがその安売りイメージが強過ぎて主力メーカーからはランク外的なマイナスイメージが強く、お恥ずかしながら私自身もうっかりしていたのだ。

 

そのメーカーとはMAZDA(マツダ自動車)である。

 

 

話が外れるがマスキー法と云うのをご存じだろうか、1970年アメリカのマスキー議員提唱による排気ガス規制である。厳しい排気ガス規制を目前に米国大手車メーカーが到底クリア出来ないと尻込みする一方、4輪事業に本格参入し始めたHONDAがCVICで世界初、マスキー法をクリアしたのである。

私はそんなHONDA情熱の贔屓者であったが創業者本田宗一郎氏亡き後の現体制のHONDAで誉れな逸話を彷彿させる情熱が近年薄らいだと嘆いていた。ところが、まるで宗一郎氏のモノ作りの魂が乗り移ったかの勢いが現在のMAZDA自動車には満ちている。約8年前ほどから着々と技術研究や企業努力を積み重ねてきた成果が実り始めたようだ。

主要メーカーは一斉にハイブリット傾倒する中、マツダは既存エンジン技術を熟成進化させる事でハイブリット技術と渡り合おうという訳である。ガソリンエンジンはもちろん国内では少数派のコンパクトディーゼルエンジンを積極的に取り入れ現在健闘している。その最初の本格投入ディーゼル専用モデルのCX-5が世界戦略でも成功し、数あるSUVカテゴリでは飛ぶ鳥を落とす勢いである。

“安売りのマツダ地獄”と揶揄された頃とは違い、現在、新型車種や現行車種も含めて本体価格はほとんど値引きはしない。しかしそれは良いモノを真摯に作れば判る消費者は必ず応えるという目利きの表れだろうし最近の販売数に如実に反映している。そんな折、ディーゼルエンジンで実績と人気があったVW(フォルクスワーゲン)社の10年前から恒常的な排気ガスデータ不正発覚、それが飛び火してBMW社やベンツ社にも新たな疑惑が浮上してきた。そんな渦中、マツダのハード面での技術を煮詰める地道な日本的発想のモノづくりが今後新たな指針となってくれれば、これ程誉れなことはないと思う。その心意気を応援したいと思う。

 

 

マツダの本社は広島市内に存在し、約2万人ほどの従業員を抱える市内の基幹産業会社の一つだ。何度か経営の危機に見舞われ、外資系の資本(フォード社)が投入された時期があったりと紆余曲折、14代目山内社長から飛躍的に改革準備は進められた。一般的に企業改革はコストの安い生産拠点での開発が基本であるがその中でも人減らしが最も効果的である。しかし山内社長は敢えてその手法を取らずに国内従業員を確保しながら広島生産拠点を変えず経営かじ取りを断行する。

 

 

各開発部門の専門的内向きさを改善、志向一体化を施しそれまでの根本的な生産概念を流用しながらも見直し、広島大学の協力を得ながら既存エンジンの圧縮比限界問題を研究し、新世代エンジン開発。またエクステリアデザイン部門にアート的な感覚を付加しながら、イメージ戦略も功を生じて近年勢いのある会社へ躍進をした。

小さな会社であり主要商品が車だから、注ぎ込む技術もより専門的になるが生き残るには真っ当な戦略でもある。

 

果たして今、企業体力のある国内主要メーカーはどれだけ真摯に車の楽しさと経済性バランスを取った商品を発売しているか甚だ疑問でもある。そんな贔屓だったHONDAは宗一郎氏のオリジナルイズムとは逆に他社の物真似はおろか企業コンセプトをも失いつつある。相次ぐ見切り発車な生産・販売が在庫過剰、リコール多発となり今だ終息傾向でない。F1のスポーツイメージを取り戻そうとしつつもその勢いは最近のレース結果からも精彩さに欠ける。その不甲斐なさに長年のファンとしては辛いものだ。

 

そんな感化体質な私がマツダ社見学を先ごろしてきたので少し報告しよう。

 

まず、マツダ本社のホームページから予約の連絡を行う。個人参加、団体参加どちらでも受け付けている。また英語での翻訳ツァーも組まれているので海外から見学者にも対応している。

参加日は本社休業日の火曜日以外の平日である。

参加当日は本社ショールーム場所から見学が始まるが基本的にカメラ撮影はマツダミュージアム内の撮影ポイント以外は生産工場内の道中含めて撮影禁止である。特に工場内ラインだけは企業秘密の為厳禁である。

尚、本社ショールームロビー内にターリーズコーヒーが併設されており待ち時間まで一服出来るのはありがたい。ツアー参加者に対してはドリンクに限り値引価格でいただける専用タグを受付から渡されるのでお忘れなく。手持ち荷物は本社のロッカーを借りて(無料)貴重品等最小限で身軽にして参加するとよい。

 

待つことしばらく専用バスで工場まで移動、約10分ほどで到着する。施設案内順で進めばマツダの名車達が貴方をお迎えだ。戦後復興の立役者達、その中に懐かしい三輪オートや三輪トラック、特撮マニアにはおなじみのコスモスポーツ(ロータリーエンジン)だってある(感涙!)ルマン24時間でロータリエンジン世界初優勝の快挙を遂げた787Bも拝める。近未来志向の水素車や次期雛形車も展示されおおよそこのラインだけで十分お釣りがくる資料具合だ。

 

 

その先にはラインを流れる工場が俯瞰で見渡せる仕組みである、何十台とラインをユニットごとに流れ組み立てられる車両は壮観でもある。軽々車両をヒョイと持ち上げるアーム類、いつもこの手の工場見学すると関心するのは魅せることを意識するかのごとく正確且つ地道に作業をする製造マシン達だ。何かの拍子に動きが乱れたりすればドミノ式に生産に影響するか?と思えばヒヤヒヤするものである。また、すべてが機械工程ではなく人の手が重要どころで関与する様も見れる、そこがモノづくり原点、良いではないか!

 

 

以上の工程を経て巨大ビルが如くの車両輸送船を見送りながら終了。因みにミュージアムを経て工場見学工程はすべて無料である。お得である。

工程終わりはお決まりのMAZDA土産コーナーが待ち構えている。意外にもグッズは赤ヘルとサッカーのサンフレッチェ広島グッズがメイン、車関連が超少ないのはいただけない。グッズの中では定番のキーホルダーもお勧めだ。私は記念に本社側の売店で一つ購入した。

このツアーに参加された方々と話すことがあり皆さん思いは様々だ。そんな中にドイツとイギリスから参加された方がいて少し話す機会があった。欧州ではディーゼル車の需要が高く、マツダのCX-5は近年人気車だとの事。また、マツダの社名は欧州でメジャーな社名だと云う。母国人として誉れある話ではないか。

当日は工場内に学び部を置く工専学生が見学、地元小学校等の社会見学と中々の賑わいの様である。未来は君たちの創造力と努力にかかっているぞ!

そんな車が好きな方は一度訪れてみると良い。

 

ZOOM ZOOM (車のエンジンの擬音 ブーブー を意味する)を掲げ、敢えて動力性能を“我慢”するエコカーではなく“操る楽しさ”を併せ持つエコカー開発のあり方を応援していきたいものである。

 

1.蛇足:

今更ながらマツダのロゴの綴りに疑問を感じた。ローマ字綴りではMATUDAであるのにMAZDAはこれ如何に?答えは調べれば直ぐ見つかった。創業者の松田重次郎が自身の名字とゾロアスター教の最高神で平和や知恵の神、アウラ・マズダー(Ahura Mazda)を掛け合わせたとの事である。

 

2.蛇足の蛇足:

当ブログはあくまでプラモなどの模型に関したネタを併せて掲載する趣旨の都合、マツダに関する特撮ネタプラモを押入れストックから制作中、近日中に甦らせる。(追記:11/20完成しました)1/24ハセガワ(アクト)のMATビハイクル、当時ロータリーエンジンで動く未来志向の市販車ということで賑わせた名車(迷車?)である。

基本的なキット構成はオーソドックスな部品割で問題はないが劇中では後期型仕様なので厳密にはプラモ単体では完璧再現ではない。その事に対して拘りを持てる時間は私自身ないのでスルー、兎も角完成させキットを成仏させるのを目的としているので相変わらず緩々制作ではあるが後々は簡単なベースをつけようかと思う。現代車はメッキモールなんてものが殆ど使われないのでこの手の車プラモを作るにはキラキラしたパーツを出来るだけ保つことが大事である。ハセガワには貼り付け形式のシートマテリアルがあるのでモールなどのワンポイント使用に重宝した。

 

3.蛇足の蛇足の蛇足:

そんな私は長年慣れ親しんだHONDA車(新車登録から9年、約13万Km超えのストリーム)を清く乗り換えて家内が運転できるダウンサイジング、DEMIO(デミオ1.5 XD ツアラー)ディーゼルターボ車(愛称:赤ウリ坊デミたん)となったのである。しかし、これが中々侮れない走りとトルク力で驚愕なこと然り。今後はコンパクトさと省燃費を活かし狭い道幅等に多い山城跡や古戦場巡りに役立ってくれることを祈るばかりだ。

 

 

 

 

 

 

 

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MAD MAX

2015-07-31 | シネマレビュー・エンタメ

 

MAD MAX 

FURY ROAD

 

 

ようやく熱量も下がったし(都合3回鑑賞)覚えかき兼ね、アートブック(日本版メイキング本)出版記念として・・・

 

マッドマックスに関しては1作目原理主義な私だったので観るまでは正直云って全く期待値が高くなかった新作でした。しかし、ここまで尋常でない映像表現だけで引っ張る力量は流石としか云えずミラー監督は今年70歳を迎えても衰えなど微塵も感じさせないのは感心するばかりです。

何とプライベートでもロックはよく聞いていると公言してます(驚)

ミラー監督はER(救急救命)医師の経験がある異色の経歴を持っています。オーストラリアは広大な土地故にその殆どが高速ハイウェイで繋がっていますので忌まわしい交通事故が多いらしく、瀕死の患者に多く携ったことがミラー監督の作品感に影響を及ぼしているのは間違いないと思います。心理学に関しても造詣が深く人間の破壊や暴力への快楽的な矛盾にとても興味があり、初期作品のマッドマックスの劇中でもそれらが醸し出されているのは納得です。

しかし、今作はそれらの小難しいことは徹底的に削いでシンプルな行って帰って物語として画面に没入できる中毒性ある作品へと昇華させました。しかもパート2の世界観を踏襲しつつも全く別の仕上がりにしています。

劇中のキャラクターの背景や登場車両、世界観が撮影準備前から明確な解像度でデザイン化されているのが分かります。また、それらの事を劇中で一切説明を入れていない事が却って評価出来ます。観客はイメージとして数々のアイコンからその世界の雰囲気を汲み取る事が出来るのです。

常日頃思うのは映画とは 実体化した言葉の連続紙芝居なもの であると思うのです。故に巷にある映画で台詞で映像説明するという手法は本来映像表現としては失格ではないかとさえ思うのです。登場人物の心情や世界観を表現する台詞を徹底的に排除して観ている我々の深層心理に想起させる作品は昨今少ないのではないでしょうか。

紆余曲折あり(結局ロケはアフリカはナミビア国)準備期間が長くかかっていた所以でしょうが明確な美術デザインだけは決定されていたのでそれに合わせ脚本を進めて構築して云ったとの事です。それも今作の特徴付けになったのでしょう。

いきなり走り出しながら最後まで走りきるという手法はあまり用いられる作品は少ないように思います。駅馬車という作品がよく例に挙げられていますが、もっと原始的なリュミエール兄弟の「シネマトグラフ」が初めて世に出た時、ただ汽車が画面の向こうからこちらに向かってくる映像を観て当時の人は仰け反り驚愕した感性をミラー監督は原点的な視点で映像表現を見つめ直したのではと思います。

また、作品の女性の扱い方がフェミニズム思想に触れて想定外の論争になっていますが、そもそもミラー監督はそこまで考慮せずに作品世界感に伴った必然から終着したのだと云っています。しかもご丁寧に女性の社会的性差別問題に詳しいコンサルトに関与させてイモータンの妻達【ザ・ワイプス】の心理的な葛藤や人生観の検証をする念の入れ様です。

反面、相変わらずグロテスクなフリークス的表現や薬物中毒者や放射線障害者を想起させる表現、カルト宗教崇拝の歪さ、人肉食すら匂わせる隔離管理された砦などミラー監督の頭の中はMAD色も健在です。

劇中車はバカバカしさを通り越しているのが見モノでよくもこんなデザイン考えたなぁとしか思えない凄いモノばかり。特にデンデン太鼓のお囃子スピーカー車【ドラム・ワゴン】は異色でミラー監督も大変お気に入りだとか・・・終盤ライブでのギタークラッシュパフォーマンスを象徴するようなぶっ壊れ方しますし・・・監督曰く一種のロックオペラでもあるらしいです。

しかし、全くの はっちゃけ 映画でもなく円熟したカット割が結構いい塩梅で作品感の奥深さを際立たせています。人間ドラマとしても骨格はしっかりしていて、幻覚、幻聴に悩まされるマックスは脱走に加担する事で贖罪する切っ掛けとなり女戦士フュリオサはそのマックスと共闘していくことで新たに再生する自分へと心が救われる。バディ感ありながら劇中の主役はマックスと云うよりヒロインのフュリオサだとも云えますし、その意味で巷で云われるほどフェミニズム思想に寄せた女性蔑視など微塵も感じません。

多分、今作は色々な意味でミラー監督最高傑作であると思われます!

蛇足ながら、吹き替え版鑑賞した際、話題性を先行した配給会社の企みでAKIRAや竹内 力などが声を当てていますが私的にはそんなに気になりませんでした。(もともと台詞はほとんど無いし)ですが配給会社には今後はプロの声優のみで構成していただきたいのは本音です。因みにフュリオサの声はシャーリーズセロン専属に近い吹き替え声優、本田貴子さんです。声色は合っています。他の中村悠一さんや幡めぐみさん、千葉 繁さん等ベテラン勢も良かったです。(実は吹き替えマニアでもあるのです)

そろそろLASTなので未見な方は是非劇場の大画面で没入確認していただきたいものです。DVDなどのメディア媒体で今後発売されるからいいやっと思われる諸氏もいましょうが大画面と音響で上映しているその時代で観たということに価値がある訳でして・・・もぅ一回最後に見納めじゃ!

 

・・・扉写真はこの機会にと何かしら企んでいる筆者の最近のストックですがな。どうかなw・・・

 
 
参照文献: 【玄光社 メイキング・オフ・マッドマックス 怒りのデスロード】 【高橋ヨシキ インタビュー集】 【松竹劇場パンフレット】 より
 
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スターウォーズ X-wing

2015-05-29 | 海外SF関連

 

STAR  WARS  X-Wing

    

バンダイ SWシリーズ

 

遠い昔、はるか彼方の銀河系で…。

有名すぎるJ・ウィリアムズの旋律と共に銀幕描れたその世界感はそれまでのSF映画のカテゴリ枠の可能性をエンタメ的に飛躍、推し進めました。最近はAdywan版俺SWが動画投稿サイトで話題になったりと老舗の昆布の如く味わい深さは増すばかり。神話なきアメリカの神話たる所以かの如きなりです。

 

・・・久しくガルパンネタではないぞ・・・最も今もこれからもガルパンのブログ化したい訳ではなくたまたま現在入れ込んでいるネタが続いたという訳でSFキットは私の好物キットの原点には変わりないのです。しかし、劇場版公開後のガルパンロスが今から恐いなぁ・・・因みに前売り券は6月から特別書き下ろしイラスト第1弾(汗)クリアファイル付きだそうです(宣伝)

 

閑話休題

 

さて、今年はSW新世紀元年にあたり巷に色々とコラボした企画が着々と進行しています。年末が楽しみな新作ですが我々モデラーはやはり最近のバンダイ製新規設計プラモの動向が気になるわけでしてその戦略は果して成功するでしょうか。

そんなバンダイの奇跡的なプラモ発売より遥か彼方の昔・・・SFメカプラモがまだキワモノ的扱いだったころに最初にSWプラモを世に送り出したのは米国はMPC社でした。

国内では第一作(エピソード4)が公開された前後にタカラが米国レベル社の提携先(MPC社の代理販売権利を持つ)だったので舶来モノでは唯一のプラモをタカラ製のボックスで換装販売しました。

この時は先行してタカラ独自設計によるモーター稼動のR2D2(多分1/8位)とX-Wing(多分1/72位)が先に販売されました。どちらも購入した記憶があり、やや動作にもたつきはあったもののR2は実際に動いてくれました。カメラアイは当時は麦球にて点灯できました。X-Wingもコクピットとプロトン発射口(正確には機首先端)が発光、(ひょっとしたらエンジンも発光したかも?記憶曖昧)取り外し式の地上自走モーターユニット、SFプラモはTOY傾向の当時世相を反映した内容でした。

その後タカラが輸入したラインナップはラージスケールのX-Wingとベーダーズ・タイファイター、C3PO、R2D2の4種だったように思います。また第2作(エピソード5)の公開後位にダースベイダーとファルコン号が発売されたと思います。この時は提携先の国内メーカーは無く一部のお店にて並行輸入品が出回っていたと思います。とても高価だった記憶がありますがいくらだったかなぁ???

時同じくしてスケールプラモの本誌扱いがメインだったホビージャパンがSFキットをメイン特集で発刊したように思います。内容はガンダム300円モデル発売発表の時期でそれら国内キャラプラモ等も混ぜての記事内容でこの頃は色々な可能性カオス状態だったので妙な熱量はあったように思います。(懐かしいなぁ・・・)

そういった多感な時期を過ごした身としては国内メーカー代表格のバンダイがSW模型化するなどはその当時思いもしない話なのでした。その当時の自分に云い聞かせたいものですねぇ・・・

 

 

 

このプラキット購入層は主に社会的に思うように趣味ごとに時間を割けない世代が多いのではないでしょうか。しかし心配する事はありません。その辺りの事情を考慮したかのような親切キットに設計されています。

私の場合ですと1/48X-Wingで塗装を入れても約5日以内、R2やC3POで各々1.5日ほどで仕上がります。このことは模型の本来の楽しみ方としての程良いモチベーションや達成感の最短時間に収まると思います。もはや、ハードな仕上げや超絶ディテールアップ等とは無縁といっても良い優秀なキット達と思います。もちろんディフォのはめ込み式メインで接着剤は必要最小限使用としています。

 

 

 

因みに塗装仕上げといっても私の場合はプラモの成形色を最大限に活かすプラモのサフレス仕上げとも云える手法にて最小限の手間で仕上げる方法がこれらキット達に似合っています。

 

世の中には手間を惜しまず過剰な程に気の済むまで手を加える輩がいますがそのスタンスを否定こそしませんが、私は正直“シンドイ” (´ε`;)、さらにそんな時間も余裕もありません(悲)また、そんな盆栽スタンスがスタンダート化しては新たなプラモ購入層は増えません。これは模型業界の深刻な悩みでもあるので本腰入れて各メーカーは本当に熟慮すべきです。(或いは数多の模型雑誌のミスリードでもあると・・・)

 

自分のライフスケールに見合った模型制作時間を割かないと残りの人生でどれだけ完成させるのか判かりませんので今後もお気楽製作スタンスは貫きます。

 

折角なので同スケールのファインモールド製のタイ・ファイターを併せて製作しました。多分こんな機会が無いと組まないと思いますので成仏しなされ、南無~っ 、 改めて組んでみるとファインなりに組みやすやは考慮されていますのでこちらも約2日ほどで完成させることが出来ました。

 

 

そんな目下の問題は箪笥の肥やし(悲)になるであろう幾つかのSW過去キット達の供養方法をどうすべきかですかねぇ・・・(世界共通のSW模型ファンの悩みではある・・・)

 

 

 

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劇場版 パトレイバー 首都決戦

2015-05-29 | シネマレビュー・エンタメ

 

 

 THE NEXT GENERATION パトレイバー首都決戦

“命令ではなく強制もしない”

 

あくまで個人的見解ですが作家には旬というものがあると思います。それ故に発表作品は世相も反映させていかなくてはならないと思います。常に発表作品が全て右肩上がりにヒットする作家は稀な存在だろうと思います。そして、世間から忘れられていくのもそんな旬な作家の宿命、残るはその作家信者が紡いでいくのです。

 

そんな中でも押井 守は玉虫色の変幻自在さを一見持ち合わせているかのような雰囲気がありつつ、マイノリティな存在を保っている稀有な作家と思います。

既に公開済みではありますが多分この記事掲載頃がラスト上映くらいではありましょうが、ようやく時間を見繕いレイト時間で鑑賞出来ました。

正直云うと“またですね~”的な良い意味での裏切りな内容ではありました。落語寄席で同じネタを語り部で楽しむかのようなノリです・・・。以下ネタバレの記述もありますので未見の方はご注意くださいませ。

 

 

映画の冒頭からデジャブに襲われます。これは明らかにアニメ劇場版パトレイバー第2作のオマージュかのように始まりなのです。

レインボーブリッジが何者かの手によって爆破されます。但し事前通告により死傷者は無く明らかに公安に対する挑戦するかのよう、結局この事件は柘植(アニメ2作目登場)親派の犯行と断定されるものの、都心の上を光学迷彩により姿を消す自衛隊の試作ステルスヘリの脅威に公安と解体危機にある特車二課面々がどのような対処をするかがこの作品の見所となります。

しかし、今回の作品は押井氏の過去作品のエッセンスが全て凝縮しているもののやはり、媚びることなく先に述べた一種のマイノリティ作家として保っているのは相変わらずで恐れ入ります。

武装蜂起、光学迷彩、ゴースト、案外活躍しないレイバー、妙にカッコいい武装ヘリコプターの演出、心理戦、体制の面子や正義や志、安寧な虚構の平和、何となくシニカルな間、魚眼レンズ的俯瞰、そして取り合えずの大団円、そしてそれら全てがアニメ的な画構成、こんなキーワードは彼の作品の特徴でしょう。

結局のところこの作品を鑑賞するに当たり過去のアニメパトレイバー劇場版2作は最低限鑑賞しないと途中の演出に感情移入は出来ません。また、これはアニメに関わった彼特有の癖ではありますがいちいち台詞がアニメっぽいと云うのが許せるか観る人のスタンスによります。

しかし、面白い効果もありました。南雲さん役の声優、榊原良子が実際のシルエット的見せ方で登場します。(榊原良子本人ではなく別の役者さんが代役で榊原さんがアフレコで登場するのみ)この辺はアニメ作品に関わった押井守の癖が出ているとも云えます。こんな演出で過去アニメの繋がりを保つのは押井監督がやはり思い入れがあるからと思うのです。

また、AH-1J(コブラ)とAH-88J2改(グレイ・ゴースト)との戦いぶりは映画ブルーサンダーを想起させ、F2戦闘機の警戒飛行なども実際あんな感じであろうし、この辺りは憎い演出であります。

結局、時世ネタは近年のテロリズムを揶揄しつつ、その思想結論ははっきりしたものとはせず、実行犯でもある灰原の存在も実体の無い不透明さある描き方をして観客に委ねる彼特有のお決まり手法でありました。本当に劇中台詞ではありませんが、

~“命令でもなく強制もしない”~

それを続けているからこその彼の作家性は保たれるのです。

しかし、ここにきてディレクターズカット版を出すとのことで、現在上映作品をお金払って観ている身として何だかことごとくはぐらかされているみたい・・・ 惜しい!守! ガクっ

 

 

 

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カチューシャ&ノンナ (プラウダ高校)

2015-05-28 | ガールズ&パンツァー

 

カチューシャ&ノンナ

イベント限定品

 

   

地吹雪の中をカチューシャを歌いながら驀進する小さな暴君カチューシャと沈着冷静な副将ノンナ、この絶妙な癖のあるコンビが人気を呼びネット界隈でネタが大量に溢れています。最近ではロシア製の“ヨーロッパの解放”映画で宣伝コラボしたりと注目されています。

慢心さから油断した大洗学園をスターリングラード戦を彷彿させる包囲戦法で窮地に追い込みます。この辺りの劇中盤演出もスポ根モノの定番と云えます。

因みにノンナのCV担当の 上坂すみれ 汝は業界屈指のロシア好きで有名ですが、とあるサイトにて実際のロシアの方にその発音を検証してもらうと変な訛のあるカワイイ歌い方だそうで、その“たどたどしさがよい!”とのことで日本アニメの萌文化は世界共通のようです。

 これぞ我が国の“バグラチオン!”   (ノ`◇´)ノ

 

しかし、巷の評判ほどこのコンビの完成品公式立体モノは案外少ないのでは?イベント限定キットではありますがブロンズサークルさんの1/9カチューシャとノンナは数ある中では設定画に近い造詣と感じています。

 

但し、このキットには瞳デカールなる物は付属しません。私は萌人形界隈に最近まで疎かったので瞳はデカール付属が当然と思っていました。むしろそう云った形態の方が特殊らしいとの事です。

その都合から初めてアイペイントをしなくてはなりません。個人的にはこの作業に至福を覚える方々もいらっしゃるようですが私的には地道で完成速度を落とし兼ねない余計な作業のように思えます。その割ける時間は他の作業余裕に廻したいですし、ライトユーザー層に対して敷居を上げているように感じます。

で、私はいつものように行き当たりバッタリでの作業で、今後の課題です。目の書き込みはやはり手作業の限界は感じました。

カチューシャは“むっ”顔と“ドヤっ”顔の選択式が出来るように補助的にマグネットを仕込みました。部分的な勘合は微調整必要ですが決して難しい部類ではありません。お尻周りがすっぽり隠れちゃうのが少々残念であります。

対してノンナは右膝足軸は成形の都合で短めになり、やや高さを調整しないと両足が接地しません。レジンの欠片を詰めて微調整します。ポージングから察するに 6話の終盤ワンカットからポージングのようです。従って手袋装着ではないのが本来は正しい出で立ちですが雪のイメージがあるので手袋装着で完成させます。

両方とも相変わらずのワンパターン準サフレス仕上げにて、2対にして自作した簡単な雪ベースに設置して模型映えを狙います。

 

 

T34/85のキットはタミヤの限定生産のラジコンです。キット素性は良い方なので少し手を加えるだけで現行他社製品と遜色ありません。エンジンメッシュを適当な升目のエッチングパーツにて換装、併せて砲塔の鋳造肌、及び溶接跡等の強調加工をしています。プラウダ学園校章はモデルカステンの別売品から添付しています。今回の塗装仕上げは私のガルパン戦車塗装ポリシーと違いセミリアルな汚し塗装となります。キャラモノと考えればやはりリアル系汚しは合わないと思いますが如何なものでしょうか?

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アニメストリート ガルパン展示会

2015-04-30 | ガールズ&パンツァー

 

神戸 新長田 アニメストリート オタリウム

ガールズ&パンツァー出張展示会 

 

 

阪神・淡路大震災から20年、復興場所のシンボルとして実寸大の鉄人28号のモニュメントと三国志アミューズメントがある街、兵庫県神戸市長田区。新長田駅から程近くに“神戸アニメストリート”がオープンしました。

http://kobe-anist.com/

事後報告になりますが4月29日にて公式公認の日本戦車道ラジコン同盟主催の“戦車道ラジコン体験会”に便乗して、当日限定でしたがガルパン作品出展させていただきました。

私自身の個人都合が直前まで明確に出来ず当日朝一ギリギリの突貫作業でしたがオタリウムの完成度の高さに設置は滞りなく終了しました。

このミュージアムはアクリル展示箱のショールームを兼ねていましてオーダーメイドでの対応が可能とのことです。

そこに私めが図々しくも拙作を展示するというのだから恐れ多いお話でした。しかも全体の3分の2は占める暴挙であります!当日館内写真を写したマトモな画像が無いのがこの記事を書いている時点で判る始末・・・カメラの設定ミスの為か紹介画像は明るく写っていますが本当は全体にアダルティなやや暗めの室内で実にクール!です。 

 

 

展示状態の写真は善意の方々がツィートしてくださった模様なので誠に勝手ながらこちらで紹介させていただきます。個別伺い無しでの掲載アドレスなので問題があれば削除させていただきます。

 

 https://mobile.twitter.com/De_le_Metallica/status/593342718111141888/photo/1

https://twitter.com/KonitanJP/status/593378805466603520

https://mobile.twitter.com/gokujousuteado/status/593376625892282368/photo/1

https://twitter.com/gokujousuteado/status/593387804891086849/photo/1

 

さて向かいの場所では案件のラジコン戦車大会の体験会が開催されておりましてそれぞれの方々楽しんでおられた様子です。中々バトルフィールドも芸が細かく大洗町のシンボル的な建築ジオラマの中をヴいヴい走っておりました。

丁度設置後カバさんチームのコスプレ汝がいらしたので朝御飯後落ち着いた時間にオタリウム内での紹介掲載写真をと思い、後から来れば既に居られずオーっノー(泣)

その後確認したら併設店のコスプレショップの店長さん(?)やお仲間さんだった模様です。

今回はモデルワークス協賛含む個人的お手伝いとなりましたが今後のオタリウム運営のネタには貢献出来たなら幸いであります。また同階に模型製作スペース“iiba イイバ”がありまして井上店長のご好意に甘えて何度か休憩場所を提供していただきました。とても助かりました。店長も結構な模型制作能力の方で完成品なども拝見しながら興味深いお話を拝聴しました。ありがとうございました。

 

結局のところ全ての紹介をするべきところ私自身がヘロヘロな体調故に中途半端なご報告結果となりましたがお誘い場を提供下さった、姫や猫之嬢様、ワークス・のりを様、オタリウム様、本当にありがとうございました。

  

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西住みほ 水着Ver ボークス キャラグミン

2015-03-24 | ガールズ&パンツァー

 

西住みほ 水着Ver.  

ボークス キャラグミン限定品 

 

 

 

撃てば必中 守りは固く 進む姿は乱れ無し 鉄の掟 鋼の心 それが西住流 

 

以前ブログで挙げた西住まほ水着Ver.に続いてようやくメガミマガジン公式図に準じた西住みほの水着Ver.が限定品販売されました。先に何故か電撃ホビーマガジンでの公式イラスト設定にないポージングにて立体化された際には“?”的だったのですがこれで姉妹揃って並び立ち位置となりました。

西住流は戦車道における最古で最強の流派でスタッフ鈴木Dによると「突撃、突撃また突撃」だそうで大多数の数で圧勝する勝利至上主義が本流だそうです。しかし、それが盲点となり西住みほの“私の戦車道”の前に敗れるのは劇中通りです。

既出事項ですが西住みほのイメージは帝国陸軍の軍神“西住小次郎”は有名なお話。出身地の熊本県も同様です。性格的にも戦手柄で驕る事無く朗らか且つ控えめな面も持ち軍紀には厳しいが部下思いの優しい方だったそうです。劇中のみほの行動に被るものがあります。

ガルパンの劇中設定はこう云った実際の方をイメージしているので史実感性が豊かになります。何でも良いのでこう云った気の利いた遊び心から史実に興味が湧くライトユーザーが増えれば良いなと思います。

 

 

さて限定販売とは云え年明けてからボークスのガルパン攻勢が急に慌しい?これも今期公開予定の劇場作品に併せてでしょう。部品構成や組みやすさ等文句無く確実に仕上がります。概ね部品整形から組み立て、塗装までに3日ぐらい目安で無理なく完成させれる優良キット。ストレスフリーな組み立ては私自身、割ける趣味時間が有限なお年頃だけに肯定派です。

 

 

その余力でいつものように簡単な砂浜地面を自作し、見映えを考慮して前回製作した姉まほと仲良く並べて公式図本来のディスプレイ形式で落ち着きました。

模型制作の極意は十人十色なので敢えてどれが正しいという訳ではありませんが各人の限られた製作時間でどれだけ組み立てに労力を割かずに、且つ達成感を得られるか、そのバランスが取れたボークスのキットは大いに評価できると思います。

 

あくまで蛇足追記

 

この記事を書いていたのは約1ヶ月ほど前だったのですが、その間に発表された新劇場版の最新ポスター柄の何やら意味深なコピーと西住みほの物憂げな表情に殺伐とした雰囲気と興味深々。当初予定尺より長くなり11月21日公開延期になったりスタッフの拘りはエスカレート傾向。御大タミヤもプラモコラボに参戦とよくここまでコンテンツが成長したものです。祭りの後のガルパンロスが恐いです。

http://girls-und-panzer.jp/

 

そんな“取り戻せ”のコピーとキービジュアルから某氏との対談で以下を妄想しました。

 

 全国大会優勝後大いに賑わう大洗女子学園の面々、その後も鍛錬精進し続ける練習中に、油断した西住みほが車両事故を切っ掛けに一時的に意識を失ってしまう。その際に彼女が過去に負ったトラウマ(黒森峰在学時の試合中に仲間を助ける為川の中に飛び込んで溺死寸前)が発病。部分的な記憶の喪失をして戦車乗りの特性力は消失していないものの大洗の仲間達のことが思い出せない。

そこで彼女の自我を“取り戻せ”と大洗チーム面々と多くの学園が総出で協力し、大洗の地でオール学園対抗試合を開催、一種のショック療法で彼女の自我を目覚めさせようと云うのである。そんな各学園の中に西住流派の志に確執を持つ知波単(チハタン)学園の西絹代隊長以下面々の姿もあった・・・

果たして、西住みほは忘却の記憶を取り戻す事が出来るのだろうか・・・

 

・・・ってな具合で如何でしょうか?

 

 

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アメリカン・スナイパー

2015-02-24 | シネマレビュー・エンタメ

 

アメリカン スナイパー(2014 米国映画)

 

~或いは葛藤と贖罪物語~

 

 

 

“人間には3つのタイプがある 羊・狼・番犬(牧羊犬)、番犬足るに相応しき人間となること”

 

父親の言葉を心情にアメリカ軍史上最多の160人(一説には255人)の命を葬った狙撃手クリス・カイル兵曹長を題材にした“映画”が皮肉にも彼が命を落とした(2013年2月2日死去 享年38歳)2月から日本国内では公開中です。

概ね高評価を得ていますし、私も公開直近の平日レイトでしたがそれなりに世代広く客席が埋まっていました。

以下、ネタバレに触れる事が幾つかありますので未見の方ご注意を。

 

 

まず、未見の方の為に最初に伝えたいのは出来るだけ前情報入れずに鑑賞していただきたいのです。

ラストのENDクレジット表現にどのように感じるかがこの“映画”の価値を決めると思うからです。

度々記述中に“映画”と強調するにはクリント監督の映像表現者としての敬意を感じるからです。史実のみを追いかけるならドキュメンタリーを見ればいいのです。彼は映画監督として真摯に映像作品を製作しているのです。

 差し障り無いディテール表現からお話します。

まず、ショッキングな表現で映画の冒頭は始まります。米軍部隊に対戦車手榴弾を抱え近ずく子供を射止め、続き爆弾を拾いなおした母を照準越しに確実に仕留めます。アカデミー音響効果賞を得たというだけに狙撃銃(SOCOM Mk13)から放たれる銃声音が耳に痛いぐらいズンときます。劇後半にもこの状況下と似た場面でやはり子供打つか否かの伏線的要素となり心がザワつきます。

(*蛇足ながら子供を瞬殺する作品で思い出すのがカーペンターの“要塞警察”)

狙撃手が題材ですが、さりとて淡々としている訳でもなく派手な銃撃場面も中弛みなく要所挿入されています。M1戦車はレプリカ(M60戦車を改造)はやや残念。M113装甲車が派手に街路上の故障車を来散らしながら前進する場面は新鮮です。照準合わせでスコープ越しにやや対象物がぼやけたり、小銃を使い慣れていないと銃床痣がつくのでそれを基に怪しきイラク仲介人の罠を見破ったりもします。

また、対照的にイラク側の狙撃手ムスタファとの狙撃手同士の攻防なども“映画”的表現で手馴れたものでした。そのムスタファを打ち抜くシーンが“弾丸一瞬寸止め”の貧相なCG表現が少し作品の崇高さに水差してるみたいでやや興醒めでした。

4回目の遠征、砂嵐下の攻防戦は既に現実的表現よりは意識的に誇張していると思えました。しかもクリスがGO HOMEと妻に嘆きながら携帯から連絡し相棒の狙撃銃(マクミランTAC338A)を逃走中に戦場場所に残してしまう今後の彼の行く末を暗示するかの表現。

特に現実のクリス・カイルの半生の知識が無くとも劇映画としての映像表現や物語性は保っていました。クリント監督は一貫して反戦思想家であり実在の戦争を取り上げながらも根底にあるのは人間の葛藤劇であるとハッキリ云っています。

しかし、クリント監督は娯楽的映像表現は踏襲しつつも製作途中で実在のクリス・カイルが射殺されたことによりやや作品の方向性を再検証せざる得なくなったと思われます。

実際のカイル自身もそうなのですがPTSDによる心の闇に悩まされる退役兵士を支えるNPO団体を設立し、多くの兵士達と関わっています。冒頭の番犬足るに相応しき人間、つまり“力があるものはその義務として弱いものを庇護する”を地でいく彼の姿勢は、脆くもその庇護すべき若き兵卒の心の歪による銃弾に倒れる事になります。

それらを踏まえているのか彼が射殺される劇場面はなく、画面ではその兵卒を連れ立って自宅を後にする後姿を追う妻の不安げな顔でフェードアウトします。クレジットのみでこの後彼が射殺された事実を伝えて実際の葬儀の動画や生前中の写真などが続きこの映画は呆気なく終了します。この呆気ない終了部分のみが妙に現実的すぎて心に響きます。

さらに何とこの映画のENDクレジットの間は無音なのです。

後で知ったのですがクリスやその遺族に配慮して黙祷と観客に作品を通して戦争の矛盾を考える演出だそうです。

クリント監督の作品は“許されざるもの”から一貫して“人間の究極の葛藤”を描いていながら何故か死の影が付き纏う傾向の作品が多いと思います。彼は西部劇華やかな頃俳優として劇中では沢山の人間を殺しています。85歳を迎えて彼の作品は益々死の側を感じさせる傾向にあると思います。

贖罪を作品に込めながらも物語を紡ぐ彼の葛藤は死ぬまで続くのでしょうか・・・。

 

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ケイ  (ボークス 1/7 キャラグミン)

2015-01-23 | ガールズ&パンツァー

 

ケイ

 ボークス 1/7  キャラグミン 

 

 

開放的、 ポジティブ、アンフェア、おおよそ彼女を語る上でのキーワードはそんなところでしょうか。

米国式の学園サンダース大学付属高校の3年生で隊長兼、戦車長。長崎県佐世保市出身との事なので提携都市にアメリカ合衆国(ニューメキシコ州、カリフォルニア州)がありますのでそのイメージから取られたであろう事は推測できます。アメリカ人が全て根明なイメージはある意味侮蔑しているのではと思う今日この頃・・・

設定ではサンダース大学付属高校は裕福な生徒が多いとの事で明瞭快活さはそんな環境で育まれたのでしょう。本名は公式設定にもありませんが英語圏でも日本語圏でも馴染みある名称でケイ、ナオミ、アリサから用いられたそうです。

劇中では公式試合第1回戦で大洗女子学園と戦います。スポ根ドラマでは掴みの部分はオーソドックスな王道演出と決まっていますので2回に分けて話が振られました。画面構成はM4シャーマンの軽快且つ説得力ある重量感で迫力があります。後半アリサの盗聴ズルが発覚してから駆けつけるナオミのM4ファイアフライが他のM4ファミリーと違い英国式暗めのOD色なのが芸が細かいです。

余談ながら散々話題になっていますが秋山優花里が潜入調査において使った偽名(オットボール三等軍曹)は名作戦争映画の“戦略大戦争”がモチーフなのは有名なお話。11話でもうさぎさんチームが作戦計画の際に鑑賞していました。古い作品ですがユーモアある活劇で血生さい演出は控えているので戦争映画初心者にもお奨めです。TV吹き替え版が好きだったのですがDVDやブルーレイ販売分はその辺りどうなっているのでしょうか?

 

 

 

さて、ガルパンブームが落ち着き、一時期は販売されるのか?と思われたボークスキャラグミンのケイですが年明け早々に発売されて一安心。私世代的にボークスはプラモ屋の印象が強いので組み立て行為を促す本製品は受け入れやすいですが最近のライトユーザーには敷居が高く感じられるのでしょうか。

因みに私は部品成形から塗装仕上げまでは大体3日程度だったように思います。製品クオリティは何も問題なくお奨めできる良質組み立てキットです。

再三述べてますがキットのポテンシャルを最大限に活かす事がキャラグミンの本質と思いますので今回も成型色を活かしながらの準サフレス塗装です。キットは頭部が2種類、開眼とイエーィ的ウィンクの選択式となります。器用な方ならそのキットのポテンシャルを使い脱着交換式にしても良いかと思います。私は強度上の安定感を優先して固定式にしています。後はワンパターンながらキャラ立ち映えを考慮して簡単なベースを自作して設置します。

 

 

さて、劇場公開まで準備運動的に全国ネットにて公式番組が1月から地上波再放送されています。初回本放送時はスケジュールの都合で細部の修正が間に合わなかったりと不完全な放送状態でしたがこの再放送分から販売メディアに準じた細部修正済みの放送となっているとの事です。

 

 

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西住みほ&秋山優花里 

2015-01-12 | ガールズ&パンツァー

 

 

西住みほ&秋山優花里 

イベント限定品

 

物語を作る上でキャラクターを際立てる要素が幾つかありますがガルパンにおいては当初から狙ったのか或いはファンから後つけ的に発生したのか意図せず際立ちするキャラクター性があります。

このコンビも感情移入しやすい立ち位置になっています。どちらかといえば我々オタク層側に寄せているのは秋山優花里で、西住みほが物語上ニュートラル位置と云えます。

このコンビ、ネット上の弄られ方は師弟関係と云うよりは主人と下僕、忠犬秋山的扱いは製作側は意図して創作したのでしょうか?

製作サイドは製作進行するにつれてキャラクターに何かしら感情移入すると聞いた事があります。今やこの二人のキャラ位置はファンが作り出したものなのか、製作者があざとく撒いた種が開いたものなのか???

ガルパンに限った訳ではありませんが世間で売れてる作品の常で二次創作本の中にはご他聞に洩れず“薄い本”カテゴリがあります。この種の専属創作家の作品が以降キャラ属性を立たせているのは良くある話だそうです。大体は“薄い本”は煩悩を刺激する目的用途なので“や・お・い形式”で問題ないですがガルパンはキャラクターや設定背景で悲惨にも和みにももっていきやすいようです。

現実に無い戦車道というトンデモ設定自体が無理あるのに二次創作に理屈付け等どうでもいいではないか煩悩万歳っ!で終わっていない作品もありました。

個人ブログ上とは云え18禁扱いなので具体的な作家名や表記はこちら頁では避けますが、実弾表現の悲惨さ+ひめゆりの塔的少女達の儚さ+70年代安保反対学生運動的鬱屈さ+同性愛的偏愛+中東諸国の紛争的狂気じみた虚無感等のカオスミックスした作品があります。各高校の所謂アニメ劇中設定のゆるい戦車道に成り立つまでを老年期の西住みほが静かに回想する、原一男監督ドキュメンタリー映画風味。

この創作作家さんが後書きで本来の煩悩サービス盛りが少なかったとコメントしています。しかし、ミリタリー的なモノで遊ぶ矛盾感は我々模型世代は常に抱えていましてこの辺りも含めてラストの秋山優花里の台詞を落としどころにしています。多分私ら同年代成分の作家さん、今時珍しいくらいにオリジナル設定を活かしながら18禁二次創作を真摯に表現されています。

さて、マスプロ製品で試合ユニフォームモデル化が少ない中、イベント限定品においてはいくつかあります。今回の作品もそのひとつ。“ポピー・パレット”さんの西住殿と秋山殿の組み合わせです。

上手にポージングが纏められていて良い感じです。イベント品の中では上位に位置する部品組み合わせの良さ、製品品質でマスプロ製品以外で興味もたれたファンの方にはお奨め品です。先にモデル化の武部沙織もあるのですが少しエロ成分盛り込み過ぎちゃってコレじゃない感でスルーします。

基本に従い下地仕上げ、足元の補助部品はレジンの無垢なので複製、透明レジンに置き換え目立たなくし、スチレンボートで簡単なベースを仕込みます。塗装は準サフレス塗装です。背中のあんこうマークは付属デカールの問題で透けちゃいますので何らかの対策は必要でした。

併せて以前製作した4号F2型も晒しておきます。塗装は劇中のアニメ的なあっさり感と現実的な表現の間を狙った仕上げです。個人的にはガルパン車両はキャラクター的な塗装がしっくりきます。マグネットで脱着式の同スケールの西住みほはプラッツ製のレジンフィギュアです。

今年夏予定劇場作品は順調に遅れているようですがそれもクオリティアップの為と気長に待ちましょう。

現場製作スタッフの皆様良い作品になるように応援してます!

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