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PCでIoTをやる場合の問題点-なぜ、みんな大好きRaspberry Pi?

2016-12-08 11:11:32 | Weblog
昨日の

RaspberryPiは量産に向かないことが分かった時点がIoTの幻滅期のはじまりかな?
http://blog.goo.ne.jp/xmldtp/e/4357009ba2c2ca4588d96aa1deb8c904


のはじまり、「なぜ、Raspberry Piを使うの」について、

逆に、「なぜPCではいけないの?」を書いておかないと、
Raspberry Pi陣営から文句でそうなだけでなく、
「みんな大好きRaspberry Pi」の理由も分からないし、
「GPIO端子があるので、マイコンや通信モジュールと接続しやすい」
の意味が通じないので、ちょっとかいてみる。




まず、PCにいきなりセンサーをつけるのはむずかしい。
PCにI2CやSPIの端子はない。UARTはできるけど、(シリアルで)センサーと
直接つなぐには(GPIOみたいなのはないので)USBに直接つながるセンサーに
限られる。

なので、PCを使った場合、無線を使うか、LANを使うか、GWをおくかになる。

無線を使う場合、Wifiだと、2.4GHz、5GHz同時に使っても60箇所くらい?
なので、100を越える箇所の接続は難しい。
2.4GHz帯の場合、ZigBeeかBLEになるし、
サブギガでWi-SUN,EnOcean,LoRaを使うことになる。

ここでXBeeを使えば、USB経由で(XBeeはUSBドングルが売っているので)
ZigBee、BLEの通信が出来る。
ただし、この場合、センサー側もRFモジュールが必要になり、
センサーが数百もあると、コスト面で問題。

LANはPC側は問題ないけど、センサー側でLANに直すことになり、そのための
チップが必要で、やっぱり、端末数が多くなると、コスト的に問題。

GWを置き、有線でというのは、現実的な回答なんだけど、ではそのGWを
何で作る?という問題が起こる。ちなみに、GWを一番簡単に作れるのが
Raspberry Piだ。




ここまでを、まとめると、

「なぜPCではいけないの?」は、以下のことから、PCにセンサーをつなげるのは
コストまで考えると、Raspberry Piよりも不利

・PCにいきなりセンサーをつけるのはUSBのセンサー以外、むずかしい
  →センサーの多くは、USBの口はない(UARTはあるが、端子があるだけ)

・無線やLANを使う場合、センサー側も対応する必要があり、そのコストが大きい
  →数百台以上のセンサーに通信モジュールをつけるコストはばかにならない

・GWをおく場合、結局、そのGWは、なんでつくるの?という問題がのこる。

ここで「みんな大好きRaspberry Pi」

・有線でやるなら、RS485。これなら、
   センサー+
   マイコン(PICなら100円から)+
   RS485トランシーバー(SN75176BPなら秋月で60円)
 で、センサー1拠点はできるので、安上がり。

・これを受けるのは、Raspberry Piなら、GPIOピンがあるので、RS485なら
  RS485トランシーバー(SN75176BPなら秋月で60円)の
    DE,REピンをGPIOのどこかに
    DをGPIOのTXに
    RをGPIOのRXに
 接続してくれれば、/dev/ttyAMA0(今は/dev/S0かな?)に読み書きすることで、
 簡単に送受信できる(もちろん、DE,REピンを制御してね!)
 そして、そのデータを、インターネットに流せばよい。
 ここまでの処理をPythonで簡単に出来る・・・ので、

「みんな大好きRaspberry Pi」




ふぉ~ながかった。上記を一言でまとめると、

「GPIO端子があるので、マイコンや通信モジュールと接続しやすい」

になるんです(^^;)

 ただ、続きがあって、べつに、Raspberry Piじゃなくても、今

イーサネット-UARTコンバーター
http://www.microtechnica-shop.jp/shopdetail/000000000011/

って、売ってるから、これにRS485トランシーバーつければ、よくね?
というのは・・・し~っ、だまってろ(^^;;;)

 
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