ソフトウエアジャパン2010のIPA/SECのセッション内、「ソフトウエア品質向上のための定量的コントロール手法」を聞いてきたのでメモメモ。
■概要
講師は、重要インフラ情報システム信頼性研究会委員の(東洋大学)野中先生
・まず、重要インフラとはなにか?について
・重要インフラ情報システム信頼性研究会の2008年度のとりくみ
影響度を4つぐらいに分ける
↓
信頼性水準に対応した定量的管理指標
↓
対策チェックリスト
・定量的管理指標(メトリクス):総論は賛成
・Informed decision指向
→メトリクスの限界を知った上で、意思決定に役立てる
■信頼性水準に対応した定量的管理指標
・レビュー実施密度、回数、時間などがあげられる
・ある会社の例
*レビュー実施密度
基本設計 3人時/ページ
詳細設計 7人時/ページ
プログラム設計 7人時/ページ
*レビュー指摘密度
基本設計 1.5件/Kstep
詳細設計 7.35件/Kstep
プログラム設計 7.35件/Kstep
*テスト項目密度
単体 100項目/Kstep
結合 60項目/Kstep
システム 40項目/Kstep
*テストでの欠陥摘出
単体 10件/Kstep
結合 1件/Kstep
システム 0.1件/Kstep
その他の指標
・コーディング規約逸脱率
・ソースコードのコメント率
・開発完了時の残存欠陥
・オンラインシステム稼働率
・バッチ処理正常終了率
・ネットワーク障害がらの復旧
・迷惑指数
影響した人数 X 時間 X 深刻度
■対策チェックリスト
■まとめ
・欠陥データは有益
・フォールトプローン
→バグが出そうなモジュール