ウィリアムのいたずらの、まちあるき、たべあるき

ウィリアムのいたずらが、街歩き、食べ物、音楽等の個人的見解を主に書くブログです(たま~にコンピューター関係も)

グーグルも時代遅れで、限界ってこと。。

2006-06-21 13:21:18 | Weblog

 話題の「ウェブ進化論」を読みんだんですけど。
 まー、半年前の本だからねー、考え方が古臭いっていうのは、しょーがない。

 だけど、この本、読んでると、「グーグルも時代遅れで、限界かなあ・・・」って感じがするね。。
 まあ、その点を上げてみると(以下括弧内のページ数は、「ウェブ進化論」のページ番号から)

●第三章でロングテールについて取り上げている。
 ロングテールの重要なことは、負け犬、つまり出版競争から淘汰された、そんな本でも、意味があり、大きな利益を上げているということだ。
 出版競争は、情報競争といえるだろう。つまり、ロングテールとは、情報競争から淘汰された情報を、今までは切り捨てていたが、そこにも非常に意味があり、大きな利益を上げるチャンスがあるということだろう。

 なのに、グーグルのメンバーは、爆発的に情報が増えたら情報自身が淘汰を引き起こすんだよ(P84)一言で、片付けている。今の時代、淘汰されぞうな情報を、どのように引き出すか、そしてそれが引き出せれば、価値があり、お金になるのに、そーいうアプローチは、お構いなしでいまだにキーワード検索だ(^^;)。。。

 その問題点をばしっと突いて、解決して見せたみさこさんの、情報Aのほうが、おもしろかったぞ!


●Web2.0の中心は、その本が指摘するように誰もが自由に、別にだれの許可を得なくても、あるサービスの発展や、ひいてはウェブ全体の発展に参加できる構造(P120)だとしている。これは、ウィリアムのいたずらも認める。

 では、さてここで、googleに広告があるのはわずらわしい!といって、だれかが、グーグルから広告をなくして、検索結果だけを表示するサイトを仮に作ったとする(たしか、現状では、これをやらせないためか、グーグルのAPIは、与えられたキーみたいのごとに、1日1000回しかアクセスできない)。

 それは、便利ですよねえ。広告を見たいわけではないですから。。
 っていうと、この「検索結果だけを表示するサイト」のほうが流行ってしまい、広告は誰も見なくなる。広告を出してる会社には、意味がなくなってくる。。

 つまり、Web2.0が、今後もっとすすみ、マッシュアップが進んできると、わざわざ、機械的な広告なんかははじいてしまう。そーすると、広告会社は、googleに広告を出さなくなるだろう。これへの対策は何も書いていない。グーグル、大丈夫か。。
 Web2.0によって、マッシュアップが進むと、広告の出し方も違ってくるんだけど(それについての私見は、あまりにも話ぶっとびなんで、別の機会へ。ライブドアの臨時株主総会では、ヒントが出てたね)。。


●「グーグルブックサーチ」(P181から)という、世界中の本をスキャンして、グーグルで検索できるようにするということが、著作権違反で訴えられるというのは、あったりまえのことだ。
 ビジネスマンとして、人の権利を奪ってまで、自分が有名になろう、とか、選ばれた人間だけ、利益が享受できればいいなんつー考えが許されるわけはない。

 こんなビジネスモデル、ウィリアムのいたずら様なら、2、3分でちょっと考えれば、もっと皆に受け入れられるモデルに、すぐに変えられるのに(実際さらにその変形が、絶版本の販売になるんだけど)、そんなこと考えないで、自分の考えをごり押しするって、どーなの(ちなみにウィリアムのいたずら様の考えは今後紹介する。その前に、前提となる技術(P2P検索エンジン)があって、それを説明してからなので)

 こんな考えじゃ、本屋さんの広告は出してもらえなくなり。。そーしたら、広告で食べてるgoogleって、どーなのどーなの??




 まー、これ以外でも、「あちら側」と「こちら側」っていう、サーバーとクライアント議論みたいな、古臭い議論や、「自動秩序形成システム」というものがあたかも必要みたいな、グーグルの立場にたちすぎた考え(実際には、そこまで自由になると、人々は「自由からの逃走」を行うって、倫社か?現代社会か?でならったじゃん!これについても、機会があったらね)で、なんか、あちゃーって感じなんだけどね。。

 でも、この本を読んで納得しちゃう人って???矛盾、感じないの??
 たぶん、ウィリアムのいたずらのお客さんたちだったら、すぐに矛盾をついてきて、質問攻めになっちゃうけど。。

 っていうか、ウィリアムのいたずらのお客さんたちと、明らかに違うと思ったのは、
はてなマップの制作費で、ある会社のトップが「数億円、いやもっとかかるに違いないだろう」(P128)と質問してがっくりと肩を落としたっていう点。

 上のほうの偉い人たちって、なにもかんがえないってことだよね。

 これ、どう考える?

「数億円かかるなら、数十億円儲ければいいんだね!ウィリアムのいたずらさん!そーいう絵(ビジネスモデルのこと)を描いて来てよ!」って言われるだけだし、ウィリアムのいたずらの2001年ころのお仕事は、まさにそんなかんじ!

 つまり、微々たるお金でも、出費は出費、むしろそれ以上の儲け話がプラスになれば、そっちのほうがgoなのよ!なので、そーいう儲け話を考えるっていう発想になる。。

 ちなみに、ウィリアムのいたずらなら、この場合、ゼンリンにたしか、SDKがあったはずなんで、ゼンリンとのビジネス展開だよねーとか考えて。。っていくんだけど、それを書いてると、長くなるので、今回はカットする。




 ってことで、この本、ツッコミどころ満載で、ブログネタを一杯提供してくれる。
 ってことで、この次あたりは、気分が向いたら、グーグルの検索方法ではだめで、どーいう検索エンジンが求められるのか、そのP2Pエンジンっていうのを書いてみたいと思う。

P.Sこのほん、そんなにキーワード検索が重要だと思うなら、索引くらいつけろよ!
 ここの引用でページ数調べんの、大変だったんだから(-_-;)

以降じぶんへのメモ(このとおり書くとは限らない。あくまでもメモなのだ)
今後の予定
 ・P2P検索―ケータイメールから、大規模検索までのシームレス感
 ・日本におけるインターネットビジネスの変化
    広告から、物品販売とオークションへのモデル変化の理由
    日本ブログ発展史

やばい、じかんないので、ここでUP

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