Takepuのブログ

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章子怡かわいそうに

2012-06-12 22:32:31 | 時事
アジアン・ビューティーこと中国の映画俳優、章子怡(チャン・ツィイー)が香港紙「りんご日報」と雑誌の「壱周刊」を香港高等法院に提訴したという。また、米国で活動する反体制中国語サイト「博訊」も米国の法律事務所に起訴手続きをしたという。



「博訊」は薄熙来事件でいろいろな情報を配信していたので、ここでも時々引用したりして紹介したが、最近になっていいタマがなくなったのか、突拍子もない情報が散見していた。章子怡の件もそのひとつで、薄熙来が大連市長時代からつるんでいた大連の財界人、徐明を通じて、章子怡に枕営業させていた、というような下品な話だ。
薄問題について「博訊」はこれまで、その後新華社や中国当局が肯定するような情報も特ダネ的に流していたが、今回のようなネタも少なくなく、やはり中国情報は玉石混交なのか、あるいは、薄の評判を下げるため、サイトの注目度を上げるため、お下劣な情報を提供していたのか、薄事件については、しばらくここで触れるような決定的な情報はなかったこともあり、更新は控えていた。

英BBCの中国語サイトによると、「りんご日報」は5月29日にこの「博訊」のサイトの情報を引用して報じたということで、彼女は名誉と尊厳を傷つけられ、経済的損失も受けた、として法的手段に訴え出たらしい。
薄煕来は公人だし、実際に重慶市党委書記を解任され、党中央政治局委員も停職処分になるなど、一定の処分を受けている。これに対して章子怡は映画スターといえども、あくまでも民間人だし、自分が仕事上、あるいはプライベートで犯罪など悪事を犯したわけでもない。

デビュー作の「我的父親母親」(邦題・初恋の来た道)が一番印象的で、その後「英雄」や「パープルバタフライ」などでも好演、「梅蘭芳」の京劇の男役はちょっと不自然だったが、「非常完美」は話題作だった。スーパーヒットはないにしても、そこそこ活躍していたのに、「大富豪と結婚が決まった」「破談した」などとゴシップを流され、今回のゴシップもあまりにレベルが低すぎで、中国のスキャンダル報道にさらされ、かわいそうだ。


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